「エリック・クラプトン&フレンズ Band DuLac」のタイトルで、某日本衛星放送で1時間45分に渡って長時間放送されたマスターを超高画質収録。この放送のみで確認できる、独自のテロップと対訳が興味深い、マニアには大変嬉しい枚です。2005年6月11日、イギリス・ロンドン郊外のサリー州ウィンターシャルで開催されたチャリティ・コンサートにエリック・クラプトンが“Band du Lac”というバンドの客員メンバーとして出演した際のプロショット映像です。まずはコンサートの中身の前に、このコンサートがどのような意義で行なわれたものかをお伝えしておきましょう。このコンサートは別名「湖の辺でピクニック」と題されたコンサートで、地元の慈善団体、施設のための資金集めにイギリスの有名アーティスト達が一肌脱いだというものでした。発起人は、クラプトンと同じくサリー州の住人で、以降もバンド・デュ・ラック名義で活動を続けたプロコル・ハルムのリーダー、ゲイリー・ブルッカーでした。その他参加メンバーをご覧いただくと、クラプトンの大晦日コンサート「ニュー・イヤーズ・イヴ・ダンス」と共通するメンバーにジェネシスのマイク・ラザフォードを加えたハウスバンドでした。会場はウィンターシェル・エステートという「お城」で、来場客にはドレスコードがあり、男性はタキシードにブラックタイ着用、女性はドレス着用で、中世社会のお城の中庭での屋外パーティよろしく、開演前には食事やシャンパン・バーも用意されていました。まさに優雅な気分で最高のショーを楽しめるという趣向でした。そしてこんなオールスター・コンサートの内容は、クラプトンを始め、女性シンガー・ソングライター、ケイティ・メルアや、クイーンのロジャー・テイラー、言わずもがな元ビートルズのリンゴ・スター、ドリフターズ、イギリスのジャズ&ブルース界の古参クリス・バーバーらがゲストとして出演した豪華なステージでした。彼らが入れ替わり立ち代わり持ち歌でメインボーカルを務め、演奏にも加わるという形で進行していきました。バラエティに富んだセットを鮮明画質で次々に観ていくだけで時間があっという間に過ぎるような魅力的なイベントです。クラプトンファンの方のみならず、ブリティッシュロックファンの方ならあの名曲がこんなメンバーによりこんな形で演奏されていることを大いにお楽しみいただけるでしょう。ビートルズファン、クイーンファンも注目の映像です。Wintershall Estate, Bramley, Surrey, UK 11th June 2005 PRO-SHOT 1. Intro 2. Tequila 3. Over My Shoulder (featuring Paul Carrack) 4. Reconsider Baby (featuring Eric Clapton) 5. Lay Down Sally (featuring Eric Clapton) 6. How Long (featuring Paul Carrack) 7. Willie And The Hand Jive (featuring Eric Clapton) 8. Crawling Up A Hill (featuring Katie Melua) 9. My Aphrodisiac Is You (featuring Katie Melua) 10. The Closest Thing To Crazy (featuring Katie Melua) 11. Say It's Not True (featuring Roger Taylor) 12. These Are The Days Of Our Lives (featuring Roger Taylor) 13. I Want To Break Free (featuring Roger Taylor) 14. Act Naturally (featuring Ringo Starr) 15. Photograph (featuring Ringo Starr) 16. With A Little Help From My Friends (featuring Ringo Starr) 17. A Whiter Shade Of Pale (featuring Gary Brooker) 18. Stormy Monday (featuring Eric Clapton and Chris Barber) 19. Under The Boardwalk (featuring The Drifters) 20. Stand By Me (featuring The Drifters) 21. Cocaine (featuring Eric Clapton) 22. I Can't Dance (All Artists) 23. End Credit Band du Lac: Gary Brooker - Vocal, Keyboards Mike Rutherford - Guitar Andy Fairweather Low- Guitar Dave Bronze - Bass Paul Carrack - Keyboards Henry Spinetti - Drums Graham Broad - Drums Frank Mead - saxophone Special Guests: Eric Clapton - guitar, vocals *Roger Taylor - drums * Katie Melua - vocals *Ringo Starr - vocals* Chris Barber - trombone The Drifters - vocals PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.104min.