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Yes イエス/Song to Soul ラウンドアバウト Roundabout Jewel Version

大好評の音楽ドキュメンタリー・シリーズ“SONG TO SOUL”。そのYES編がリリース決定です。このシリーズは近年まで某民放局で放送されていた音楽番組で、バンドやアーティストではなく「1曲」をテーマにしたドキュメンタリー。YESから選ばれたのは、彼らの初ヒット曲「Roundabout」でした。このシリーズ最大の魅力は、他では観られないインタビュー。通常、日本の音楽ドキュメンタリーは海外番組や既存素材の流用がほとんどですが、この番組は独自取材を敢行。この番組だけの専用のコメントを取ってきているのです。もちろん、特集によって当たり外れもあり、厳しい時にはメンバーが1人も出てこない放送回もあったりする。しかし、本作のYES編は大当たり。当時のメンバーであるスティーヴ・ハウ、ビル・ブルーフォード、リック・ウェイクマンが出演。さらにプログレ時代の超重要キーマン:エディ・オフォード(!)まで登場。あの魔法のような編集技まで語ってくれるのです。いつも以上に音楽的で具体的に踏み込む作曲解説 出演ラインナップだけで神回決定!なのですが、実際に観てみると中身は想定を超えてディープでした。開始早々アニメ番組『ジョジョの奇妙な冒険』や『90125』時代の映像が流れて「おいおい、大丈夫かよ……」と思わせるのですが、全然ダイジョーブ。アニメ主題歌として知った人やヒット時代しか知らない人のために念のため差し込んだ導入(あるいは意表付くためのジョーク?)なのでしょう。メンバーが語り始めるとおふざけは一掃されて異様にディープになります。最初に登場するのはオリメンのビルで、YES結成からハウ加入までの現場を生々しく語る。ジャズ命のビルがYESの音楽や各メンバーーをどう見ていたかも面白いのですが、語り部がハウに代わると番組の熱量が一気に上がる。話のメインは「どうやって作曲していたか」。「イントロはEm7→F#m7→Em9→F#m7」「イントロをメジャーに変えられる?とジョンが言ってくれたおかげで展開が思いついた」「“I'll be the roundabout”に3音ずらす3コード・バンピングのテクニックだ」等々、まるでその場を追体験するかのように事細かに語ってくれる。文字に起こすと小難しそうですが、この番組は音楽経験のない人ひにも分かりやすく構成しているから素晴らしい。コード進行の話も、フレーズのコメントも、その場で実際の「Roundabout」を長し、どのパートについて語っているのかキチッと表現。ご丁寧に曲進行に合わせながら「コーラス部分Gメジャー」「イントロ部分Eマイナー」とテロップを付け、ハウの言っている事がどういう意味か直感で分かるようになっているのです。名曲の成長に絡めて語られるメンバー力学 こうして「Roundabout」誕生の瞬間が語られるわけですが、名曲はまだ完成してはいない。ここでリックが登場し、さらにアレンジメントの話になっていくのです。しかも、このくだりはメンバーチェンジやバンド内の雰囲気まで絡めているから面白い。「こんなコードがあるんだけど」とハウが言いだし、それに反応してクリス・スクワイアがベースを付け、ビルがリズムを作る。ところが、その様子を見ていた新参のリックは「なんで断片ばかり演奏してるんだ?」と怪訝そう。「リズムもキーも違う断片をどうやって1つにまとめるんだ?」と思っているところで、ビルが「それが音楽を正式に学んだ君の役目さ」。ここでリックは自分の居場所に気づき、「この2つをつなぐにはこういうものが必要だ」等と提案しているうちに「Roundabout」が成長、完成していくのです。そう、これこそ本作が神回たるゆえん。まず第一に純・音楽的。クビになった旧メンバーの裏話などは一切なく、端から端まで曲と音楽の話だけで占められている。第二に「Roundaboutの成長」を語ることでバンドの歴史やバンド内の真実も同時に描いている。単に「有名曲だからRoundabout」なのではなく、「バンド史を語るのに相応しいからRoundabout」だったのです。E・オーフォード/R・ディーンまで登場する神回 そして曲づくりに続き、話はいよいよ録音へ。ハウが実際のスタジオへ趣いて当時を振り返るのですが、もっと美味しいのはプロデューサーのエディ・オフォード。YESの組曲スタイルは断片を繋ぎ合わせる彼の手腕に寄るところが大きく、黄金時代の6人目のメンバーとしても言われる。そんなエディ本人が登場し、テープ切り貼りでロック史の名曲を組み上げていった苦労話を披露してくれるのです。もっともエディのコメントはあまりに具体的で文字にするとかえって分かりづらいので、実際にご覧になって頂く方が良いでしょう。その代わり(?)分かりやすいのが最後のキーマン:ロジャー・ディーン。『こわれもの』の別バージョン・イラスト等も見せつつ、どうやってイメージを捉えていったかを語ってくれる。パーツを寄せ集めていったYESのアルバムづくりを「今考えると1文ずつしか書かれていないページを集めて1冊の本にまとめたようなものだからシュールな作品さ」と評するのですが、あまりにも言い得て妙です。この他、ビルが初ライヴについて語ったり、スタジオ内での言い争いを再現したり。“SONG TO SOUL”は日本番組らしからぬ傑作回が多いのですが、本作はとにかくいつも以上に濃ゆくてディープです。それこそ、公式ドキュメンタリー作品よりも濃厚な見応えで、もしかしたら“SONG TO SOUL”の最高傑作かも知れない超特濃の1枚。大人気ドキュメンタリー・シリーズのYES編がギフト・リリース。メンバー(ハウ、リック、ビル)の他、最重要人物エディ・オフォードやロジャー・ディーンまで出演し、名曲の誕生を語る。シリーズ最高傑作となる特濃の1枚です。Broadcast Date: 8th May 2013 Featuring exclusive interviews with Steve Howe, Rick Wakeman, Bill Bruford, Eddy Offord(Producer) & Roger Dean(Designer) 1. Programme Intro 2. Segment 1 3. Segment 2 4. Segment 3 5. Segment 4 6. Segment 5 PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.46min.

Yes イエス/Song to Soul ラウンドアバウト Roundabout Jewel Version

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