遂に始まったポール2023年のライブ活動。今年はオーストラリアと南米オンリーというスケジュールに日本のファンがやきもきさせられたものの、やはり80歳を超えてもなお未だにツアーを敢行してくれたことには感謝しかありません。そんな全世界注目の最新ツアーから初日のアデレード模様を捉えてくれた動画がYouTube上に登場してくれました。あくまで「ダイジェスト」という但し書きが付いており、確かにライブ序盤「Junior's Farm」と「Letting Go」の二曲が撮影されておらず、なおかつ曲間はすべてぶつ切り。それだけならまだしも「Getting Better」や「Dance Tonight」など撮影を途中で止めてしまった曲まである。この辺りは撮影者の好みが反映されたのでしょう。ところが4Kでアップされた画質は最高で、それ以上に凄いのがアングル。序盤からポールを顔面クローズアップでビシバシ捉えており、パッと見た感じテレビ放送レベルという驚きの状態。実際ライブ序盤からポールと目が合ってしまう(!)ほど迫力あるクローズアップが連発。これが正面を向いて彼がマジック・ピアノに座って歌われる曲、例えば「Lady Madonna」や「Hey Jude」になると実際の会場から最前列から肉眼で見たとしても、これほどの近さでは見られないほど迫力のクローズアップ。今回のツアーでは2004年以来の復活を遂げたビートル・クラシック「She's A Woman」の演奏が大きな話題を呼んでいますが、その演奏もまた迫力のアングルで見られるとくればダイジェストであることを忘れてしまうほど。とはいえ久々のライブ・ステージということでポールはおなじみ「My Valentine」を始める前のMCでは、うっかり「妻のリン(ダ)…」と言いそうになってしまい、慌てて「ナンシー」に正そうとしたところ、むしろ開き直って「妻のリンシー」という大ボケをかます場面が最高に笑えてしまいます。もちろんこの傑作なシーンもばっちり捉えてくれており、不完全収録なダイジェスト映像とは言えど、それでもたっぷり二時間。完璧な画質に加え何よりも衝撃のクローズアップで全世界が注目のポール最新ツアーの初日を捉えてくれた掛け値なしの極上オーディエンスショットを収録。Adelaide Entertainment Centre, Adelaide, Australia 18th October 2023 AMAZING SHOT!!! 1. Can't Buy Me Love 2. She's A Woman 3. Got To Get You Into My Life 4. Come On To Me 5. Let Me Roll It 6. MC 7. Getting Better 8. Let 'Em In 9. My Valentine 10. Nineteen Hundred And Eighty-Five 11. Maybe I'm Amazed 12. I've Just Seen A Face 13. In Spite Of All The Danger 14. MC 15. Love Me Do 16. Dance Tonight 17. Blackbird 18. MC 19. Here Today 20. New 21. Lady Madonna 22. Fuh You 23. Jet 24. Being For The Benefit Of Mr. Kite! 25. MC 26. Something 27. Ob-La-Di, Ob-La-Da 28. You Never Give Me Your Money 29. Band On The Run 30. Get Back 31. Let It Be 32. Live And Let Die 33. Hey Jude 34. I've Got A Feeling 35. Birthday 36. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) 37. Helter Skelter 38. Golden Slumbers 39. Carry That Weight 40. The End COLOUR NTSC Approx.118min.