4年ぶりに実現した“現代最強のライヴ・バンド”TEDESCHI TRUCKS BANDの来日公演。その現場を体験できる特別映像がリリース決定です。そんな本作が撮影されたのは「2023年10月22日:東京ドームシティホール」公演。その絶景オーディエンス・ショットです。今週は東京4公演をコンプリートしたビッグ・セット×2タイトル『TOKYO 2023 THE VIDEO: RECORDER 1』『同 RECORDER 2』も通常リリースとなりますが、本作はそのどれとも異なる別ショットです。では、本作はどのショウで撮影されたのか。まずは来日スケジュールに照らして確認しておきましょう。・10月18日:東京ドームシティホール・10月20日:東京ドームシティホール・10月21日:東京ドームシティホール・10月22日:東京ドームシティホール ←★本作★・10月24日:Zepp Nagoya・10月25日:あましんアルカイックホール 以上の全6公演。本作は東京ドームシティホール4連続のうち、追加公演でもあった4日目のコンサートでした。そんなショウを真空パックした本作は、ステージ間近で非常に見やすい絶景映像。思いっきり引いたアングルからするとステージ左寄りのアリーナ席(4列目くらい?)から撮影されているようですが、それにしては視点が高い。前方客の頭上を素通りして捉えたステージは隅々まで遮蔽物がない。視界をステージが占領しており、まるでショウを独り占めしているかのような絶景をたっぷりと楽しめるのです。その絶景に負けていないのは極上の音声。いわゆる「まるでサウンドボード」を時で行くタイプでして、とても映像の添え物には勿体ない。当店ではすでに極上級のオーディエンス録音『TOKYO 2023 3RD & 4TH NIGHTS(Uxbridge 2042)』をご紹介しているので今さら個別リリースは致しませんが、音声だけのライヴアルバムでも十分に「名録音」と呼ばれるクオリティなのです。そんな名作映像ではありますが、唯一の欠点(と言うほどの欠点でもないのですが)は最終曲「Sing A Simple Song / I Want to Take You Higher」。ここでは機材に不調があったのか、あるいはレンズが汚れたのか、ピンがボケ気味になっていました。それまでせっかく文句なしの極上級でも、最後の最後が締まらないと見終わった後の気分がよろしくない。そこで本作ではアングルの似た別映像で補填。ビシッとクリア&ビビッドなままフルショウを楽しめるように致しました。そんな映像美&美音で描かれるのは、大盛況の東京4日間を成功させた充実化名触れるフルショウ。すでに最終大阪公演まで終了しており、各日の限定曲も分かっています。ここでは「東京4日目だけの曲」に注目しながらセットを整理しておきましょう。アイ・アム・ザ・ムーン(4曲)・II・アセンション:Playing With My Emotions/Ain'tThat Something・IV・フェアウェル:D'Gary(★)/Soul Sweet Song その他(8曲)・メイド・アップ・マインド:Part Of Me/Made Up Mind・その他:Life Is Crazy(★)/Looking for Answers(★)/Get What You Deserve(★)/Swamp Raga/Midnight In Harlem/I Want More カバー(6曲)・Statesboro Blues(★:ブラインド・ウィリー・マクテル)/Why Does Love Got to Be So Sad?(DEREK AND THE DOMINOS)/I Pity the Fool(★:ボビー・ブランド)/Beck's Bolero(ジェフ・ベック)/Sing A Simple Song(★:SLY & THE FAMILY STONE)/I Want to Take You Higher(★:SLY & THE FAMILY STONE)※注:「★」印は初日(DISC 1)、「*」印は2日目(DISC 2)でも演奏した曲。……と、このようになっています。初日・2日目・3日目は全曲総入れ替えだったのに対し、4日目はダブり曲が発生。当初は「さすがにレパートリーが尽きたか」とも言われましたが、ツアーを終えてみると限定曲が特に多い日でもありました。そのほとんどがカバーではありますが、中にはデレクの「Get What You Deserve」、スーザンの「Looking for Answers」、マイク・マティソンの「Life Is Crazy」といったメンバー個々のレパートリーも盛り込まれていました。巨大セット『TOKYO 2023 THE VIDEO: RECORDER 1』『同 RECORDER 2』は、同一撮影者で4公演を貫く統一感がポイント。そのため、1公演だけの本作は選に漏れたわけですが、クオリティ的にはまったく負けていない……と言いますか、勝ってさえいるほどです。コンプリーターはもちろんのこと、「同一撮影者」に拘らない方、あるいは最新来日をお手軽に体験したい方にもお薦めの映像傑作。“現代最強のライヴ・バンド”の真価、東京4日目のフル映像がリリース。巨大セット『TOKYO 2023 THE VIDEO: RECORDER 1』『同 RECORDER 2』とも異なる別映像いながら、クオリティ的には負けていない傑作です。Tokyo Dome City Hall, Tokyo, Japan 22nd October 2023 AMAZING SHOT!!! 1. Intro 2. Statesboro Blues 3. Playing With My Emotions 4. Ain't That Something 5. Life Is Crazy 6. Part Of Me 7. D'Gary 8. Soul Sweet Song 9. Why Does Love Got To Be So Sad? 10. Made Up Mind 11. Looking For Answers 12. Get What You Deserve 13. I Pity The Fool 14. Swamp Raga / Midnight In Harlem 15. I Want More / Beck's Bolero 16. Sing A Simple Song / I Want to Take You Higher COLOUR NTSC Approx.120min.