黄金の70年代を締めくくった“WORKS Tour”。その現場を体験できる貴重映像がリリース決定です。そんな本作に収められているのは、1977年の全米ツアーで撮影されたカラー8ミリ・フィルム。現在ではさまざまなバンド/アーティストの8ミリ復刻が盛んですが、本作はその端緒でもあった映像作品です。約3分という短い映像なのですが、そのクオリティに当時のコレクター界は震撼。70年代の8ミリ探索が過熱する遠因ともなったのです。実際、その映像美は今の目にも鮮やか。ステージ正面の遠景があるかと思えば、2階席からのズーム、プロショットのワンシーンのような超ズーム、さらにはステージ袖からしか録れないキース・エマーソンの背後ショット等々、あらゆる視点がマルチカメラで映し出される。さらに素晴らしいのがカメラワーク。本稿に目を留められた方ならご存知と思いますが、70年代の8ミリは撮影時間が短く、数秒から数十秒が限界。本作もショウの各所から見どころをかいつまんでいるわけですが、その選択眼が絶品。キースがリボン・コントローラーを手にステージを闊歩するシーンなど、ここぞ!の見どころもキチンと押さえられています。その撮影クオリティに加え、画質の鮮度も素晴らしい。色合いには70年代のヴィンテージ感も漂いますが、その発色は美しく、当時の照明技術と8ミリの性能限界に挑戦するようなビビッドさを誇っている。しかも、劣化がほとんどない。明らかにアナログビデオを経由しておらず、フィルムから直接デジタル化されたバツグンの鮮度なのです。しかも、本作はネットに登場した無声フィルムに音声を被せた最高峰版。現在では8ミリ復刻の定番手法ですが、当時は発掘そのままのの無声フィルムとして出回っているのが一般的でした。そこで、本作では当店独自にプレス名盤『DEFINITIVE WORKS LIVE 1977』のサウンドボード音声を被せました。映像シーンから演奏曲を分析、「Tarkus」「Take A Pebble」「Piano Concerto No.1」「Enemy God」「Rondo」など、映像と演奏を精緻にシンクロされているのです。当時は衝撃を呼んだ映像もすでにネットから姿を消し、現在では入手自体が困難となってしまいました。本作は、再び貴重になってしまった8ミリ映像作の最高峰版です。8ミリ復刻文化の火付け役でもあった歴史的な3分間。“WORKS Tour”の現場を体験できる8ミリ映像がリリース。フィルム復刻が盛り上がり始めた頃に発掘されたフィルムで、映像美もカメラワークも絶品。極上サウンドボードもシンクロさせた銘品です。Taken from the super 8mm film "US Tour 1977" (Synched with soundboard recording) Tarkus/Take A Pebble/Piano Concerto No 1/Maple Leaf Rag/Enemy God/Rondo COLOUR NTSC Approx.3min.