ついに実現したビリー・ジョエル16年ぶりの来日公演。その一部始終を目撃できる傑作映像がリリース決定です。そんな本作が撮影されたのは、もちろん「2024年1月24日:東京ドーム」公演。一夜限りのフルショウを完全収録したオーディエンス・ショットです。まさに万感の一夜だったわけですが、本作は早くも朧気になり始めている短期記憶を確かな想い出に変えてくる映像作品です。そんな本作は、素晴らしい見晴らしに胸が熱くなる。ステージ中央を真っ正面に見据えたグラウンド席から撮影されているのですが、素晴らしいのは思い切りよく覚悟を決めたカメラワーク。ズームや見どころの追跡をせず、ひたすらステージ全体を遠景で収め続けているのです 技術革新で見直されている遠景のスペクタクル「なんだ遠景か」と思われるかも知れませんが、昨今のオーディエンス・ショットは遠景の人気が高まっている。特に大物のコンサートで言える事ですが、ステージに巨大なスクリーンを設置するのが当たり前となり、そこには最新技術を駆使した映像演出がド迫力に映し出される。そうしたスクリーンは遠くから見ても鮮明で美しく、マルチカメラ・プロショットと同レベルで飽きずに見つめられる。しかも、スクリーンと現実のステージを同じ視界内に収めることで、会場の巨大スペクタクルも直感的に伝わってくるのです。もちろん、遠景ショットなら何でもスゴいわけではありません。遠景には遠景のポイントがありまして、ポジションもカメラワークも専用のセンスとノウハウがある。まず大事なのは「なるべく正面」かつ「遮蔽物のない視界」。左右に偏れば偏るほどスクリーン映像もナナメに傾いてしまい、せっかくの映像美がよく見えない。遮蔽物は論外です。そして、カメラワークは可能な限り安定することが望ましい。とかく現場になるとミュージシャンを直視したくなるものですし、撮影もしたくなるのが人情。ついつい「スクリーンなんて会場中の誰もが見える」と軽く思ってしまうのです。そして、ムリな直視アングルに挑戦し、結局米粒のようなミュージシャンを追いかけては捉えきれずにダメ映像になってしまう……。そんな失敗をされた方も多いのではないでしょうか。上記したように、スクリーンに適した座席はそれだけでも幸運。恵まれたなら、それ以上の欲を捨ててスクリーンや遠景スペクタクルを安定して捉え続ける事も大切なのです。グダグダと遠景の一般論を並べてしまいましたが、要は本作はそんな「遠景のコツ」をものの見事に体現した見本映像。プロショット的な楽しさとオーディネスらしい現場感、そして異様なデカさの迫力をいっぺんに体感出来る映像傑作なのです。早くも伝説化しつつある一夜限りのフルショウ そんな英断の遠景スペクタクルで描かれるのは、栄光のキャリアを濃縮した約2時間20分・27曲(+α)に及ぶ名曲の宝箱。最後に、一夜限りの記念碑的セットも整理しておきましょう。70年代(13曲)・ストレンジャー:Movin' Out (Anthony's Song)/Vienna/The Stranger/Only the Good Die Young/Scenes From an Italian Restaurant・ニューヨーク52番街:My Life/Honesty/Zanzibar/Big Shot・その他:The Entertainer/New York State Of Mind/Say Goodbye To Hollywood/Piano Man 80年代以降(14曲+α)・グラス・ハウス:Don't Ask Me Why/Sometimes A Fantasy/It's Still Rock 'n' Roll to Me/You May Be Right・イノセント・マン:An Innocent Man/The Longest Time/Keeping The Faith/Uptown Girl・その他:Allentown/The River of Dreams (incl. River Deep Mountain High)/We Didn't Start The Fire・カバー:Start Me Up/The Lion Sleeps Tonight/Nessun Dorma 技術の進歩によって実現した巨大な会場演出。そのスペクタクルと生演奏の楽しさを丸ごと収めきった包括系フル映像の傑作です。スクリーンだからこそショウの見どころをことごとく押さえきり、どんなポジションでご覧になった方の記憶にもぴったりとハマる。まさに今、この時期に一番求められている1枚です。早くも2024年最高のショウとも言われている伝説化必至の一夜。16年ぶりの来日公演を完全体験できるオーディエンス・ショットがリリース。遠景ながら巨大スクリーンを綺麗に捉え続け、プロショット級の楽しさとリアルな現場の体験感でフルショウを貫く映像傑作です。Tokyo Dome, Tokyo, Japan 24th January 2024 1. Intro 2. My Life 3. Movin’ Out (Anthony’s Song) 4. The Entertainer 5. Honesty 6. Zanzibar 7. Start Me Up 8. An Innocent Man 9. The Lion Sleeps Tonight 10. The Longest Time 11. Don’t Ask Me Why 12. Vienna 13. Keeping The Faith 14. Allentown 15. New York State Of Mind 16. The Stranger 17. Say Goodbye To Hollywood 18. Sometimes A Fantasy 19. Only The Good Die Young 20. The River Of Dreams 21. River Deep Mountain High 22. The River Of Dreams(reprise) 23. Nessun Dorma 24. Scenes From An Italian Restaurant 25. Piano Man 26. We Didn’t Start The Fire 27. Uptown Girl 28. It's Still Rock And Roll To Me 29. Big Shot 30. You May Be Right COLOUR NTSC Approx.139min.