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Eric Carmen エリック・カルメン/Tokyo,Japan 1980 & more

2024年3月に急逝したエリック・カルメン。その急すぎる訃報に未だ戸惑いを隠せない方も多いのではないでしょうか。そんな今週は、彼のキャリアでただ一度だけ実現したジャパン・ツアーの象徴映像が登場です。そんな本作が撮影されたのは「1980年2月10日:中野サンプラザ公演」。そのマルチカメラ・プロショットです。当時のエリックは1979年の世界歌謡祭にゲスト出演し、それに続いて本格的なジャパン・ツアーも実現させました。良い機会でもありますし、まずはメモリアルな日程から振り返ってみましょう。・1月30日:北海道厚生年金会館・2月1日:京都会館・2月2日:フェスティバルホール・2月4日:愛知県勤労会館・2月5日:渋谷公会堂・2月6日+7日:中野サンプラザ・2月9日:神奈川県立県民ホール・2月10日:中野サンプラザ ←★本作★ これが一度限りだった全9公演の日本ツアー。本作の中野サンプラザ公演は、最終日に設定された追加公演でした。このショウはプロショット収録され、民放局で放送。「Inside Story」「Tonight You're Mine」はオフィシャル・サイトでも公開されましたが、本作は約45分に渡る貴重な当時のエアチェック映像です。やや甘さのある画面は「オフィシャル級」とは呼びづらいものの、ダビング痕のほとんどないマスター鮮度はバツグン。(ロック撮影にかけては発展途上だった日本放送らしく)エリックの表情アップを多用したカメラワークなのですが、彼の二重まぶたのシワまでクッキリ見えます。そんな映像美で描かれるのは、貴重なカルメン・イン・ジャパン。放送枠に沿って編集された全9曲だけにショウの全容とはいきませんが、濃縮されたヒット曲は特濃でもありました。本作は本編の来日プロショットだけでなく、ボーナス映像も追加収録されていますので、併せて曲目を整理しておきましょう。本編来日プロショット(9曲)・エリック・カルメン:Never Gonna Fall In Love Again/All By Myself/That's Rock'n Roll・雄々しき翼:Marathon Man/Boats Against The Current/She Did It ・トゥナイト・ユア・マイン:Inside Story/Tonight You're Mine/It Hurts Too Much ボーナス映像(4曲)・1988年:Make Me Lose Control/Almost Paradise/Hungry Eyes・1990年:All By Myself ……と、このようになっています。『ERIC CARMEN』『BOATS AGAINST THE CURRENT』『TONIGHT YOU'RE MINE』の3枚からバランス良くセレクトされ、当時の洋楽シーンを沸かせたヒット・シングルを楽しめます。さらに、画面から滲み出す時代感も美味しい。シンプルなステージ・セットやカメラワーク、紫に光るラメの衣装、曲間に沸く黄色い嬌声も時代ですが、さらに“1980年”を感じるのは「She Did It」。歌っているエリックに向かってファンが紙テープを投げられ、これが見事に命中。びっくりしたエリックが一瞬ひるむ表情もアップで観られます。そして、メンバー紹介時には観客から花束やプレゼントが贈られるのですが、これが1人や2人ではなく、私も!私も!と次々押し寄せる。そして最後の「That's Rock'n Roll」では(残念ながら途中で終わってしまいますが)飛び交う紙テープを避け、手で払うエリック……何とものどかな時代の空気が漂うのです。また前述の通り、本作には日本公演の他にも2つのボーナス・プロショットも収録しています。日本公演ではないものの、こちらも字幕テロップ付きの日本放送。1つは1988年の『DIRTY DANCING』時代からのロサンゼル公演、もう1つは1990年の“Aristaレコード15周年コンサート”で演奏された「All By Myself」です。特に1988年の3曲は素晴らしい。完全オフィシャル級のクオリティも素晴らしいのですが、衣装もステージも日本公演よりも遙かにゴージャスになり、溌剌とした佇まいはまるでBON JOVI。そして、その背後ではエアロビ衣装のダンサーがイチャついている。映画『フットルース』『ダーティ・ダンシング』でヒットメイカーとして大成した輝く姿を超美麗プロショットで目撃できます。日本とエリックにとって絆でもあった唯一の来日ツアーと、作曲家として大成した80年代後期。その姿を極上プロショットで約1時間浸りきれる1枚です。時に切なく、時に溌剌としたエリック・カルメンの世界。「1980年2月10日:中野サンプラザ公演」のマルチカメラ・プロショット。たった一度だけ実現したジャパン・ツアーを象徴するTV放送プロショットで、ベスト・マスターからDVD化された銘品。さらにボーナスとして「1988年ロサンゼルス公演(3曲)」「1990年ニューヨーク公演(1曲)」のプロショットも追加収録。在りし日のエリック・カルメンを約1時間に渡って楽しめるメモリアルな映像作品です。Live at Nakano Sunplaza, Tokyo, Japan 10th February 1980 PRO-SHOT 1. Marathon Man 2. Inside Story 3. Never Gonna Fall In Love Again 4. Tonight You're Mine 5. Boats Against The Current 6. It Hurts Too Much 7. All By Myself 8. She Did It 9. Member Introduction 10. That's Rock'n Roll Bonus Tracks The Greek Theater, Los Angeles, USA, August 1988(Dirty Dancing Concert Tour) 11. Make Me Lose Control 12. Almost Paradise 13. Hungry Eyes Radio City Music Hall, New York, USA, 17th March 1990(Arista Records 15th Anniversary Concert) 14. All By Myself PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.63min. Eric Carmen - Vocals, Guitar, Keyboards Davey Johnston - Guitar Duane Hitchings - Keyboards John Presti - Bass Ross Solomone - Drums Brent Nelson - Percussion & Back Vocals Curt Becher - Percussion & Back Vocals

Eric Carmen エリック・カルメン/Tokyo,Japan 1980 & more

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