「レジェンズ」とはクラプトンがアルバム『ピルグリム』制作中の1997年夏に、スティーヴ・ガッドの打診を受けて参加したワンオフのフュージョン・ユニットで、そのメンバーはガッドの他、デヴィッド・サンボーン(サックス)、マーカス・ミラー(ベース)、ジョー・サンプル(ピアノ)という超一流ジャズメンばかり。そして夏のヨーロッパで行なわれるジャズ・フェスだけに出演するという、2週間だけの期間限定でのユニットによるライブから、本タイトルは同年7月9日コペンハーゲンのチボリ公園で開催されたフェスに出演した際の模様を、2種類のオーディエンス映像を用いマルチスメラ仕様にて1時間41分にわたりフル収録。こちらは野外ステージ正面から三脚固定されたビデオカメラでの映像をメインとして、別アングルのアップ映像も織り込みマルチアングルにて当日のライブを再現したもので、因みにオフィシャルではツアー初日の「モントルー・ジャズ・フェスティバル」やオランダで開催された「ノース・シー・ジャズ・フェス」なども存在する中、オーディエンス映像はおそらく本作が唯一かと。そして他のフェスの時とほぼセット構成は同じで、特にこの後に『ピルグリム』に収録される「Going Down Slow」をアルバムと同アレンジでプレイしていたり、またブルースの「Third Degree」や「Every Day I Have The Blues」でのジャズメンたちの卓越した演奏、そしてボーカル・ナンバーの「Layla」ではマーカス・ミラーがクラリネットで伴奏するなど、ここでしか見れないシーンも。なおこの後クラプトンはマーカスのアルバムに参加したり、サンプルは次回ジャパン・ツアーに参加したりと、このユニットにより新たな展開が広がったこともあり、数少ないライブ映像の貴重な記録として、ファン必見アイテム。Live at Tivoli, Copenhagen, Denmark 9th July 1997 : COLOUR NTSC Approx.101min 1. Full House 2. Groovin' 3. Ruthie 4. Snakes 5. Going Down Slow 6. The Peeper 7. In Case You Hadn't Noticed 8. Third Degree 9. 1st Song / Tango Blues 10. Put It Where You Want It 11. Shreveport Stomps 12. In A Sentimental Mood 13. Layla 14. Every Day I Have The Blues Eric Clapton: Guitar, Vocals / Marcus Miller: Bass / David Sanborn: Saxophone / Joe Sample: Keyboards, Piano / Steve Gadd: Drums