『SUPERNATURAL』『SHAMAN』の連続全米No.1という偉業を成し遂げ、歴史的な復活劇の余韻を噛みしめていた2004年のSANTANA。その絶対映像が登場です。そんな本作が撮影されたのは「2004年7月9日ハーグ公演」。オランダの有名フェス“NORTH SEA JAZZ”に出演した際のマルチカメラ・プロショットです。2004年のライヴ映像と言えば、何と言っても公式作『HYMNS FOR PEACE: LIVE AT MONTREUX 2004』が象徴なわけですが、もちろん本作は別公演。その辺の状況をご説明するためにも、まずは当時の活動概要を俯瞰してみましょう。・1月9日:ラスベガス公演・4月30日+5月1日:ニューオーリンズ(2公演)・6月22日ー24日:サンフランシスコ(3公演)・7月2日ー25日:欧州(17公演)←★ココ★・9月30日ー10月2日:ロサンゼルス(3公演)・12月6日+8日:北米(2公演)公式MONTREUX 2004と並び立つ、最新の配信マスター これが2004年のSANTANA。本格的な“SHAMAN Tour”は2003年中に終了しており、2004年からは個別イベントの出演がメインになりました。そんな中で唯一、ミニ・ツアー形式だったのがヨーロッパの夏フェスを巡った「欧州」。本作の“NORTH SEA JAZZ”出演は、その6公演目でした。なお、公式『LIVE AT MONTREUX 2004』も同じ「欧州」であり、本作の6日後(4公演後)にあたります。そんなステージは有名フェスだけあってプロショットが定番となってきました。本作もまた、その有名映像なのですが、実は今話題の最高峰更新版なのです。その正体は、オフィシャル。本家本元“NORTH SEA JAZZ”の公式チャンネルが公開したものなのです。そのクオリティは、当然の事ながら完全オフィシャル級。映像美もサウンドも、それこそ公式DVD『LIVE AT MONTREUX 2004』にも劣らない。しかも単に高画質・高音質なのではなく、その撮影技・編集センスには“NORTH SEA JAZZ”の美学が感じられる。ドアップやアクティヴなカット割りを活用し、照明センスも相まって実に「暑い」。「熱い」の変換ミスではありません。音声を消してもラテンな夏フェスのムードが吹き出してくるのです。また、完全版であることもポイント。この映像の初回放送はたったの30分枠であり、2回目の再放送も不完全でした。ところが、今回はフルセットの一挙配信。放送によってカットされてきた「Jin-Go-Lo-Ba」「Jin-Go-Lo-Ba」「Evil Ways」「A Love Supreme」もすべて揃っているのです。公式作とまったく異なる純度の高いフルショウ まさに公式『LIVE AT MONTREUX 2004』と並び立つクオリティなわけですが、その映像美で描かれるショウ内容はまったく異なる。何しろ、被っているのは頭の「Jin-Go-Lo-Ba」とラストの「A Love Supreme」だけ。他はすべて『LIVE AT MONTREUX 2004』で観られなかったレパートリーばかりなのです。そして、演奏そのものも趣が……いや、主旨が違う。公式『LIVE AT MONTREUX 2004』は多彩なゲストが出演して、シーンの盟主であったSANTANAの威光が眩しい共演ステージでしたが、本作のゲストは「A Love Supreme」に登場するマイケル・フランティだけ。より普段に近いスタイルのショウなのです。公式『LIVE AT MONTREUX 2004』と数日違いでありながら、全曲も演奏もまったく異なる完全オフィシャル級プロショットです。それこそ『LIVE AT MONTREUX 2004』とセットでコレクションして頂きたい至宝の公式マスター「2004年7月9日NORTH SEA JAZZ公演」のマルチカメラ・プロショット。最近になって本家本元“NORTH SEA JAZZ”の公式チャンネルが公開したオフィシャル・マスターです。公式作『LIVE AT MONTREUX 2004』と被る選曲「Jingo」「A Love Supreme」だけで、同時期/同品質でありながら見応えがまったく違う。オフィシャル作品と並べてコレクションして頂きたい至宝の絶対映像です。Statenhal, The Hague, Netherlands 9th July 2004 PRO-SHOT 1. Jin-Go-Lo-Ba (Jingo) 2. Spread Love (Da tu amor) 3. Put Your Lights On 4. Aye Aye Aye 5. Concierto De Aranjuez / Maria Maria 6. Foo Foo 7. Roule' 8. Taboo / (Da le) Yaleo 9. Apache / Smooth / Dame Tu Amor 10. Evil Ways 11. A Love Supreme Carlos Santana - guitar, percussion, vocal Chester Thompson - keyboards, vocal Myron Dove - rhythm guitar Benny Rietveld - bass Dennis Chambers - drums Karl Perazzo - percussion, vocal Raul Rekow - percussion, vocal Jeff Cressman - trombone William Ortiz - trumpet Andy Vargas - vocal PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.67min.