カバーアルバム『ORGY OF THE DAMNED』でブルースの世界に大きく踏み出したスラッシュ。その特別ライヴを体験できる最新映像がリリース決定です。 そんな本作に収められているのは「2024年5月29日ロサンゼルス」。アメリカの有名レコード店“アメーバ・ミュージック”で撮影されたオーディエンス・ショットです。現在のスラッシュはブルース・ツアーであり、チャリティ・プロジェクトでもある“S.E.R.P.E.N.T. FESTIVAL”の真っ最中。その第一報である『S.E.R.P.E.N.T. FEST 2024』も通常リリースされますが、本作は別公演。その辺の状況を把握する意味でも、まずは現在進行形のスケジュールを確認してみましょう。・1月23日ー2月13日:南米(10公演)・2月22日ー27日:豪州(4公演)・3月2日ー15日:アジア(7公演)←※OSAKA 2024・3月28日ー4月29日:欧州(19公演)《5月17日『ORGY OF THE DAMNED』発売》・5月29日:ロサンゼルス公演 ←★本作★・6月29日ー8月17日:北米(32公演)←※SERPENT FEST 2024 これが現在までに公表されている2024年のスケジュール。3月にはマイルス・ケネディとのロック公演の来日も行いましたが、『ORGY OF THE DAMNED』リリースを機にブルース・プロジェクトへシフト。『S.E.R.P.E.N.T. FEST 2024』はその一幕です。本作は、そんなツアーが始まる直前。アルバム発売に伴うイベント・ギグでした。その現場を真空パックした本作は、最前席から撮影された超・特等席ショット。ギグはスラッシュの他、ブルース・ツアーにも同行しているタシュ・ニール(ヴォーカル/ギター)、テディ・アンドレアディス(キーボード/ハープ)のトリオ編成なのですが、本作のポジションはスラッシュの右側(テディの真ん前)。最前ですから前方客など居るはずもなく、文字通り「手の届く距離」でアコースティック・パフォーマンスを全身で浴びられる。現場がレコード店の特設ステージということもあり、超プライベート感覚の映像なのです。そんな超・特等席から体験できるのは、エレクトリックな“S.E.R.P.E.N.T. FESTIVAL”本編とはひと味もふた味も違うアコースティック・ブルース。実のところ『S.E.R.P.E.N.T. FEST 2024』にも別のアンプラグド・イベントが収録されているのですが、それともセットが異なりますので、比較しながら整理してみましょう。オージィ・オブ・ザ・ダムド(7曲)・Killing Floor/Key To The Highway(★)/Oh Well/The Pusher(★)/Crossroads/Hoochie Coochie Man/Awful Dream(★)その他(2曲)・Shake Your Money Maker/Built For Comfort ※注:「★」印は『S.E.R.P.E.N.T. FEST 2024』収録のアコースティック・ギグでやっていない曲。……と、このようになっています。『ORGY OF THE DAMNED』を軸としつつ、それでは収まらないブルース・カバーの数々。「Shake Your Money Maker」はエルモア・ジェームス、「Built For Comfort」はハウリン・ウルフのカバーで、どちらも50年代シカゴ・ブルースのスタンダードです。アコースティックのブルース・スタンダードと言うと地味なイメージもあるかも知れませんが、スラッシュの弾きっぷりは実にアグレッシヴで多弁。シャープで格好いいソロやオブリの数々は正しくGUNS N' ROSESのスラッシュそのものですし、単なる黒人コピーとは次元を異にする実に爽快な彼一流のブルース感覚が楽しめるのです。これまでのソロ公演ともGUNSとも異なるブルースの旅に出たスラッシュ。本作、そんなちょっと意外で、彼らしさも満点イベント・ギグを独り占めできる超・特等席映像です。今だからこそ味わえるブルースなスラッシュ。AMOEBA MUSIC IN LOS ANGELES 2024『ORGY OF THE DAMNED』発売に伴うアコースティック・イベントの最前列映像がリリース。「Awful Dream」など、傑作『S.E.R.P.E.N.T. FEST 2024』でも観られない貴重曲も楽しめます。1. Intro 2. Warm Up/Tuning 3. Killing Floor 4. Key To The Highway 5. Oh Well 6. The Pusher 7. Crossroads 8. Hoochie Coochie Man 9. Shake Your Money Maker 10. Awful Dream 11. Built For Comfort Slash - Guitar Tash Neal - Voxals, Guitar Teddy "ZigZag" Andreadis - Keyboards, Vocal COLOUR NTSC Approx.64min.