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Eric Clapton エリック・クラプトン/London,UK 5.21.2024 Multi-Cam Edition

最新ヨーロッパツアー、ロイヤル・アルバート・ホール公演の極上オーディエンスショット映像がまたも登場!成功裏に終了した今年5月~6月にかけて行なわれたエリック・クラプトンの2024年最新ヨーロッパツアーから、先日5月20日のロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール初日公演の素晴らしいオーディエンスショット映像をリリース致しましたが、今回、2日目の素晴らしい映像もリリースとなります。本映像も初日と同様の高画質のマルチカム映像です。メインアングルは2アングル。一つはステージに向かって正面やや右の2階スタンド席からのアップ映像、もう一つはステージに向かって右真横のスタンド席からの超アップ映像です。この2つが要所要所で巧みに切り替わります。どちらのショットもクオリティが高いもので、観ていてまったく飽きません。さらに音声が驚くばかりの高音質ステレオ・オーディエンス録音です。マルチカムの切り替えも巧く映像をクロスフェードさせていますし、音声も終始高音質ソースを使用しており、カメラの切り替えに伴う音質変化はまったくありません。本当にきれいな画質、良好な音声で、非の打ちどころのない優れたクオリティで収録されています。この編集は初日同様凄いです。この日のクラプトンは、グレーのシャツにグレーのジャケット、ジーンズというルックス。昨年12月にガザ支援のチャリティコンサートとして行なわれた「SAVE A CHILD Concert (For GAZA Children) 」(当店でも映像をDVDでリリース済み)で使用したパレスチナの国旗カラーにペイントされたストラトをここでも弾いています。このツアーは、前年ツアーとはセットリストが大幅に変更されていたことが大きな魅力となっていて、書き下ろしたばかりの新曲からレア度の高いナンバーがいくつもセットインしています。今になって登場したこのハイクオリティな映像で最新ツアーのステージを観られるだけでもファンには大きな喜びでしょう。バンドメンバーは、キーボードがポール・キャラックに代わり、クラプトンバンドではお馴染みの一人であるティム・カーモンにチェンジしただけで、他は昨年ツアー時と変わっていません。そのため、アンコールナンバーが、近年キャラックをフィーチャーしていたHigh Time We Wentから変わっています!盤石の演奏を展開する、信頼のおける実力派のメンバーに囲まれたクラプトンは、サプライズを含み、とても充実したパフォーマンスを披露しています。オープニングから、最後のメンバー全員でのご挨拶シーンまで、完璧に収録された素晴らしい映像です。是非ご鑑賞ください。昨年ツアーとは異なる意外なセットリストが魅力!さすが、クラプトン。79歳を迎えても元気な姿でツアーを開始し、地元ロンドンでも連日素晴らしいステージを披露していました!しかもここ数年の代わり映えのしないセットではなく、サプライズを含むセットリストの変更をしてくれました。まずは、オープニングが驚き。Blue Dustと題されたこのインスト曲、昨年逝去したジェフ・ベックに捧げ、同年4月の日本公演で初めて披露したBlue Rainbowのバリエーションでした!まだ公式レコーディングさえしていない新曲のバリエーションに早くも取り組んでいたとは・・・。これだけでもクラプトンの旺盛なクリエイティヴィティが窺えます。さらにサプライズは続きます。前半エレクトリックセットの最後を飾るのは、新曲のPrayer of a Child。この曲は、昨年12月にガザ支援のチャリティコンサートとして行なわれた「SAVE A CHILD Concert (For GAZA Children) 」(当店でも映像をDVDでリリース済み)の冒頭に会場で流されたインスト曲「Voice Of A Child」に新たに歌詞を付けて発表したものです。クラプトンの、戦禍に苦しむ子供たちへの強いメッセージを込めた曲だけに、逸早く聴いてほしかったのでしょう。アコースティックセットに移っては、2005年のアルバム「BACK HOME」からのタイトルナンバー、Back Homeがプレイされています。この曲も2006年ツアーで序盤の数公演のみプレイしただけだった超レア曲でした。ここには家を失ったガザの人たちへの想いも込められているのでしょうか。このアコースティックセットでも日替わりの変化がありました!初日にはDriftin’ Bluesをプレイしましたが、2日目にはその代わりに何と78年リリースの「BACKLESS」収録のオリジナル曲Golden Ringをプレイしています。これはコロナ禍中の2021年にイギリスの古城でスタジオライブ録音された企画盤「The Lady In The Balcony: Lockdown Sessions」に収録されたナンバーでした。恐らくそこでのアコースティックアレンジが気に入り、本公演で披露したものと思われます。オーディエンスを前にしたコンサートライブでプレイしたのは、78年ツアー以来46年ぶりのことです。これはこの日の目玉と言ってもいいでしょう。エレクトリックセットに戻っての1発目は、パワフルなドミノスナンバー、Got to Get Better in a Little While。先述の「SAVE A CHILD Concert (For GAZA Children) 」でも久々に取り上げ、クラプトンも久しぶりに躍動感溢れるプレイを楽しめたことから、セットインさせたものと考えられます。ここでもソニー・エモリーの卓越したスティックさばきは素晴らしいです。ここからクラプトンは濃紺のストラトをプレイしています。そして初日はこの後にブラインド・フェイス時代の名曲Presence of the Lordをプレイしたのですが、2日目はこの曲ではなく、5月11日のリバプール公演でプレイしたYou Were Thereに戻しています。1998年のアルバム「PILGRIM」収録の、当時のマネージャーへの感謝を捧げたドラマチックなナンバーです。この曲が過去にライブ演奏されたのは、同年10月15日のロンドン、アールズ・コート公演のアンコール、たった一度きり。それ以来何と26年ぶりにプレイしたのです。なぜ今この曲をセットインさせたのか、クラプトン本人に訊いてみたい心境です。終盤のクラプトンのソロもドラマチックで最高です。そしてまたビッグサプライズ!この後のCrossroadsがいつものリズムではなく、何とブギー調のアレンジでプレイされています!これは珍しいですし、パフォーマンスがスリリングです。ずっとこのアレンジでやってくれればいいのに、と思ってしまうほどです。そしてさすがにもうサプライズはないかと思っていたところ、このツアーの特別演出として、Cocaineの前にはプロローグとしてライル・メイズ作の Close To Homeという曲がネイザン・イーストによってプレイされています。そして最後の最後でまだサプライズはありました。アンコールが、クラプトンのお気に入りのブルースBefore You Accuse Meだったのです。ここにはオープニングアクトを務めたアンディ・フェアウェザー・ロウが飛入りしています。こうして聴いてきますと、クラプトンというアーティストが、いろいろな事、いろいろな人を想ってセットリストを組んだことがお分かりいただけるでしょう。もちろん根底にはプレイしたい、という気持ちが一番あるのは当然ですが、そこに自らの想いを込めて披露したいと考えているように思えます。失った親友、戦争の絶えない世界、憧れのブルースマン、これまでのキャリア。様々な想いがクラプトンの胸に去来した結果としてのこのセットリスト、このライブパフォーマンスです。注目いただきたいのは、LaylaとWonderful Tonightが外れていることです。今のクラプトンを表現するには、もう定番ラヴソングは必要ないということでしょうか。それにもかかわらず充実したステージを成立させています。Royal Albert Hall, London, UK 21st May 2024 AMAZING SHOT!!! 1. Blue Dust 2. Key To They Highway 3. I'm Your Hoochie Coochie Man 4. Badge 5. Prayer Of A Child 6. Back Home 7. Nobody Knows You When You're Down And Out 8. Golden Ring 9. Tears In Heaven 10. Got To Get Better In A Little While 11. You Were There 12. Crossroads 13. Little Queen Of Spades 14. Close To Home 15. Cocaine 16. Before You Accuse Me(with Andy Fairweather Low) COLOUR NTSC Approx.93min. Eric Clapton - guitar / vocals Doyle Bramhall II - guitar / vocals Chris Stainton - piano / keyboards Tim Carmon - Hammond / keyboards Nathan East - bass / vocals Sonny Emory - drums Katie Kissoon - backing vocals Sharon White - backing vocals

Eric Clapton エリック・クラプトン/London,UK 5.21.2024 Multi-Cam Edition

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