70年代ハードロックの象徴URIAH HEEPと、80年代NWOBHMの首領SAXON。大英帝国の両雄が鎬を削るカップリング・ツアーを極上体験できる最新映像が登場です。まるでワンカメ・プロショットな超絶景 そんな本作が撮影されたのは「2024年5月14日グランド・ラピッズ公演」。その超・絶景オーディエンス・ショットです。両雄のフルショウが楽しめるだけでもお得なのですが、その後継がまたとんでもない。2階スタンド席から見下ろし気味に捉えているのですが、最前列なのか前方客の姿は一切ナシ。それどころか1階アリーナ席の観客もフレートアウトされており、ステージだけが視界を占領している。その視界はオーディエンスと言うより、会場設営のワンカメ・プロショットかのようです。そして、そのプロショット感を高めているのが音声。こちらもまるで……いや、丸っきりサウンドボード。距離感ゼロの超ダイレクト感でガンガン迫り、ステレオ感もセパレート感も絶大。オーディエンス・ノイズも不思議なほど少なく、実は本当にサウンドボードなのかも……という疑念がいつまでも頭を離れません。まるでワンカメ・プロショットな超絶景 そして、カメラワークがむちゃくちゃ巧い。狙ったメンバーにグイグイと迫っていくアクティヴ・タイプの撮影技でして、再ズームではビフ・バイフォードやバーニー・ショウの上半身が画面がハミ出すほど果敢。しかも、ズームイン/アウトが素早く的確。どアップからスッと引いて全景になったかと思うと別メンバーを狙って再ズーム。そしてまた引いて……と、かなり頻繁に動く。それだけなら忙しなく感じるところですが、そのタイミングがビートに乗っており、曲想のダイナミズムにもシンクロ。撮影者自身がライヴ楽しんでいる……いや、撮影で生演奏に参加している。実のところ、こうした撮影法は90年代からあるのですが、特にHR/HMで威力を発揮する。アグレッシヴなビートによって落差の大きいズームも自然にシンクロしますし、大胆な視界の動きがド派手な曲想のドラマティシズムを盛り立てまくる。音楽そのものまで引き立てるようなそれはそれは見事なカメラワークなのです。新曲も頼もしい現役感全開のフルショウ そんな超絶景&匠の撮影技で描かれるのは、現役感の塊のような両雄のフルショウ。SAXONなら『HELLFEST 2024』、URIAH HEEPなら『WACKEN 2023』といった名作プロショットが定番になっていますが、本作はどちらとも異なる。2組まとめて比較しながら整理しておきましょう。SAXON・天誅のヘル・ファイア:Hell, Fire And Damnation/There's Something In Roswell(★)/Madame Guillotine/1066(★)・サクリファイス:Sacrifice(★)・80年代:Motorcycle Man/This Town Rocks(★)/Power And The Glory/Heavy Metal Thunder/Dallas 1 PM/Strong Arm Of The Law/Crusader/Broken Heroes(★)/Denim And Leather/Wheels Of Steel/Princess of The Night ※注:「★」印はプロショット『HELLFEST 2024』で観られなかった曲。URIAH HEEP・獄彩色:Save Me Tonight(★)/Hurricane(★)/Hail The Sunrise(★)・桃源郷:Grazed By Heaven(★)・70年代:Rainbow Demon/Stealin’/Sweet Lorraine(★)/Free 'n' Easy(★)/Gypsy/Look At Yourself(★)/July Morning/Sunrise/Easy Livin' ※注:「★」印はプロショット『WACKEN 2023』で観られなかった曲。……と、このようになっています。両雄ほどのベテランなら往年の名曲で埋め尽くすのが常道ですが、懐メロに甘んじないからこの2組は特別であり続けられるのでしょう。それぞれの新作『HELL, FIRE AND DAMNATION』『CHAOS & COLOUR』のナンバーもがっつりブチかましてくれる。しかも、そのアンサンブルも猛烈。年齢にしては現役感がある……などという甘っちょろい次元ではなく、キャリア10年くらいの脂の乗ったバンドとガチ勝負できるのです。超ベテランでありながら、最新作が黄金時代と並ぶ大絶賛を巻き起こしているSAXONとURIAH HEEP。「現在こそが全盛期!」と言わんばかりのカップリング・ツアーを超極上クオリティで丸ごとフル体験できる映像セットです。コレぞ、大英帝国が誇るHR/HM。その極み。「2024年5月14日グランド・ラピッズ公演」の超・極上オーディエンス・ショット。スタンド席の最前列から撮影された視界は遮蔽物ゼロの絶景で、アクティヴなカメラワークは生演奏に参加するように巧み。音声もサウンドボード級の超絶ぶりで、現役感たっぷりな新曲もカッコイイ大英帝国の両雄を丸ごと体験できる絶対映像です。GLC Live at 20 Monroe, Grand Rapids, MI, USA 14th May 2024 AMAZING SHOT!!! Disc 1: SAXON 1. Intro 2. Hell, Fire And Damnation 3. Motorcycle Man 4. Sacrifice 5. This Town Rocks 6. Power And The Glory 7. There's Something In Roswell 8. Heavy Metal Thunder 9. Madame Guillotine 10. Dallas 1 PM 11. Strong Arm Of The Law 12. 1066 13. Crusader 14. Broken Heroes 15. Denim And Leather 16. Wheels Of Steel 17. Princess Of The Night Biff Byford – Vocals Brian Tatler – Guitar Doug Scarratt – Guitar Nibbs Carter – Bass Nigel Glockler – Drums COLOUR NTSC Approx.79min. Disc 2: URIAH HEEP 1. Intro 2. Save Me Tonight 3. Grazed By Heaven 4. Rainbow Demon 5. Stealin' 6. Hurricane 7. Sweet Lorraine 8. Hail The Sunrise 9. Free 'N' Easy 10. Gypsy 11. Look At Yourself 12. July Morning 13. Sunrise 14. Easy Livin' Bernie Shaw – Lead Vocals Mick Box – Guitar, Backing Vocals Dave Rimmer – Bass, Backing Vocals Russell Gilbrook – Drums Phil Lanzon – Keyboards, Backing Vocals Adam Wakeman – Keyboards, Backing Vocals COLOUR NTSC Approx.82min. COLOUR NTSC Approx.161min.(Total)