待望の再結成を果たし、全世界を席巻していった『PERFECT STRANGERS』時代のDEEP PURPLE。その名作映像が大幅アップグレード。ステレオ・サウンドに生まれ変わった最高峰更新版がリリース決定です。そんな本作が撮影されたのは「1985年7月6日ニュルンベルク公演」。その超極上オーディエンス・ショットです。当時の映像と言えば公式『PERFECT STRANGERS LIVE』、パリ公演の“ROCKPALAST”、5年前に発掘されて衝撃を呼んだ『ALPINE VALLEY 1985(Darker Than Blue 265)』が3大プロショットとして君臨しています。そんな中で本作はどんなポジションになるのか。早速、当時の活動歴を俯瞰してそれぞれの位置関係を確認してみましょう。1984年《10月29日『PERFECT STRANGERS』発売》・11月27日ー12月18日:オセアニア(13公演)←※公式映像 1985年・1月18日ー4月9日:北米#1(47公演)・5月3日:ホノルル公演・5月8日ー16日:日本(8公演)・6月14日ー7月17日:欧州(17公演)←★ココ★・8月14日ー24日:北米#2(6公演)←※ALPINE VALLEY 1985 これが『PERFECT STRANGERS』時代のDEEP PURPLE。5月の来日公演も脳裏に焼きついて離れませんが、本作のニュルンベルク公演はその約2ヶ月後となる「欧州」レッグの12公演目。“ROCKPALAST”で知られるパリ公演の3日前(2公演前)でした。このショウは以前から絶景オーディエンス・ショットが残された事で知られるのですが、本作はその最高峰をグイッと引き上げたアップグレード版なのです。その要は音声。従来版もクリアな素晴らしいサウンドではあったのですが、平板なモノラルでいかにもオーディエンスなスカスカ感も否めませんでした。ところが、今回版はステレオの超極上級サウンド。恐らく別録音をシンクロさせているのだと思いますが、クリアさはだけでなく芯も極太で力強く、ステレオ感もセパレート感もワイドでダイナミックなのです。ヘッドフォンでよくよく耳を澄ますと生々しい手拍子も吸い込まれているのでオーディエンス録音なのでしょうが、パッと聴いた感じでは「サウンドボードを重ねた!?」と思ってしまうほどの極上ぶりです。そうなってくると元々スゴかった映像の威力が倍増する。この映像の強みは、何と言っても遮蔽物ゼロな絶景度。会場の後方からワンカメで撮影しているようなのですが、何しろ他の観客が映り込まないために詳細なポジションが分からない。黄金の5人だけが視界を占領してくれる。慣例ですので「オーディエンス」と紹介せざるを得ませんが、アングルにしても、カメラワークにしても、安定感にしても、資料用の関係者ショットのような気がしてなりません。しかも、マスター鮮度も絶大。詳しいジェネが伝わっているわけではないものの、画面には白線ノイズ1本すら見当たらず、ダビング痕も皆無。画面の隅々まで艶やかな発色は現場の肉眼感覚そのものでして、恐らくは大元マスターからダイレクトにデジタル化されているのではないでしょうか。そんな超絶景&ステレオ・サウンドで描かれるのは、甦った第II期DEEP PURPLEの真価を叩きつけるフルショウ。セットはお馴染みですので整理はしませんが、やはりポイントなのは『PERFECT STRANGERS』の新曲群。「Nobody's Home」「A Gypsy's Kiss」「Under The Gun」など、大ヒット・アルバムの名曲にも関わらず、後の本家でもRAINBOWでも演奏されないレパートリーの数々が素晴らしすぎる(A Gypsy's Kissで駆け込んでくるギランの全力疾走がスゴい!)。そして、そんなセットに乗って繰り広げられるインプロヴィゼーションも素晴らしく、互いに顔を近づけながら交わされるコール&レスポンスなど、泡沫の蜜月も眩しい。その後の顛末を知っているだけに感慨深く、映像だからこそ一層胸に迫るのです。ファンの夢を叶えただけでなく、各人のキャリアでもハイライトであった“PERFECT STRANGERS Tour”。そんな栄光の現場を超・絶景席からフル体験できる極上映像です。ステレオ・サウンドでアップグレードされた至極の1枚。PERFECT STRANGERS Tourの極上映像がリリース。超極上ステレオ音声に差し替えられており、映像も観客の姿が一切映り込まない超絶景。「Nobody's Home」「A Gypsy's Kiss」「Under The Gun」等も美味しい必見映像です。Zeppelinfeld, Nuremberg, Germany 6th July 1985 AMAZING SHOT!!!(with high quality audio masters) 1. Intro 2. Highway Star 3. Nobody's Home 4. Strange Kind Of Woman 5. Blues / A Gypsy's Kiss 6. Knocking At Your Back Door 7. Under The Gun 8. Lazy 9. Drum Solo 10. Perfect Strangers 11. Difficult To Cure 12. Jon Lord Solo 13. Space Truckin' 14. Woman From Tokyo 15. Black Night 16. Speed King 17. Smoke On The Water 18. Fireworks/Outro Ian Gillan - Vocal Ritchie Blackmore - Guitar Roger Glover - Bass Jon Lord - Keyboards Ian Paice - Drums COLOUR NTSC Approx.115min.