まだまだ終わらない“HACKNEY DIAMONDS Tour”アーカイヴ! その最新作となるマルチカメラ映像作品がリリース決定です。そんな本作が撮影されたのは「2024年7月17日:サンタクララ公演」。そのマルチカメラ・オーディエンスです。“HACKNEY DIAMONDS Tour”からは膨大な数のマルチカメラ作品が登場しているわけですが、まだ全公演コンプリートというわけではありません。まずはいつものように、現在までにリリースされたコレクションを整理しながら本作のポジションも確認しておきましょう。「マルチカメラ編集系」の映像コレクション*4月28日『HOUSTON 2024: MULTICAM』・5月2日+7日(2公演)*5月11日『LAS VEGAS 2024: MULTICAM』*5月15日『SEATTLE 2024: MULTICAM』*5月23日『NEW JERSEY 2024 1ST NIGHT: MULTICAM』『同FEATURING MICK JAGGER & KEITH RICHARDS』・5月26日:イーストラザフォード公演*5月30日『FOXBOROUGH 2024: MULTICAM』*6月3日『ORLANDO 2024: MULTICAM*6月7日『ATLANTA 2024: MULTICAM』*6月11日『PHILADELPHIA 2024: MULTICAM』*6月15日『CLEVELAND 2024: MULTICAM』*6月20日『DENVER 2024: MULTICAM』*6月27日『CHICAGO 2024 1ST NIGHT: MULTICAM』*6月30日『CHICAGO 2024 2ND NIGHT: MULTICAM』*7月5日『VANCOUVER 2024: MULTICAM』『同VERSION 2』*7月10日『LOS ANGELES 2024 1ST NIGHT: MULTICAM』*7月13日『LOS ANGELES 2024 2ND NIGHT: MULTICAM』*7月17日:サンタクララ公演 ←★本作★・7月21日:リッジデール公演(最終日)以上、16公演。ツアー終了で気分的に急かされなくなったのか、マルチカメラ発表のペースも落ち着き気味。最終日のマルチカメラ映像はまだ到着しておらず、本作のサンタクララ公演はその1つ前のショウでした。もちろん、ペースが落ち着いてきたという事は、練り込みの時間が出来たという事にも繋がる。実際、本作はじっくりと時間をかけて作り込まれた傑作。まず印象に残るのが素材映像の多さ。無数のアングルから自在に組み上げられたスイッチングは「本当のプロショットでもここまでのカメラ台数は不可能では?」と思うほど多彩。素材の中にはABC7のニュース番組で使用された放送プロショットも盛り込まれており、時間をかけたからこそ集まった豊富な素材の数々が美味しい。もちろん、あくまで曲想優先に切り替えていく編集センスは絶品で、無闇に集めた素材の数を見せびらかすような嫌らしさもありません。さらに音声も素晴らしい。当店では速報ライヴアルバム『SANTA CLARA 2024(Uxbridge 2279)』もご紹介しておりますが、本作の音声はそれとも異なる極上品。個性が違うので軽々にどちらが上とも言い難いものの、マルチカメラに適しているのは本作の音声。距離感のない密着感はどのアングル/視点にも違和感なく、見事なプロショット感覚を醸してくれるのです。そんな極上クオリティで描かれるのは「最後のサプライズ」とも言われたフルショウ。その意味をご説明するためにも、ここでセットを整理しておきましょう。固定曲(11曲)・序盤:Start Me Up/Angry・中盤以降:Tumbling Dice/You Can't Always Get What You Want/Little T&A(*)/Sympathy for the Devil/Honky Tonk Women/Gimme Shelter/Paint it Black/Jumpin' Jack Flash/Satisfaction 日替わり曲(9曲)・準定番:Get Off Of My Cloud/Mess It Up/Midnight Rambler/Sweet Sounds Of Heaven・その他:Far Away Eyes(★)/Like A Rolling Stone/Bite My Head Off(★)/You Got the Silver(*)/Before They Make Me Run(*)※注:「★」印はこの日がツアー初登場の曲。「*」印はキース・コーナー。……と、このようになっています。上記のようにツアー終了間際だったわけですが、ここに来ても新ネタを投入。ツアー初登場曲が2つも盛り込まれたのです。特に驚かされたのが新曲「Bite My Head Off」。もちろん、アルバム発売記念のニューヨーク・ライヴでも演奏されていたわけですが、まさかこんな最終盤で新曲に挑戦してくるとは。しかも意気込みだけでなく、出来もすこぶる良い。“HACKNEY DIAMONDS Tour”は右肩上がりに調子を上げっぱなしで駆け抜けたわけですが、新曲にもその充実感がしっかり宿っている。本作は、そんなツアー初登場とは思えない演奏もマルチカメラで楽しめてしまうのです。本番コンサートを追いかけるように、完遂までカウントダウン状態に入ったマルチカメラ・コレクション。発表ペースは落ち着いてきたものの、それだけ素材数や編集の充実度も高まってきました。まだまだ終わらない映像の楽しみを満喫できる1枚。“HACKNEY DIAMONDS Tour”のマルチカメラ編集映像がリリース。時間を掛けて製作された完成度は高く、音声も極上。「Far Away Eyes」や新曲「Bite My Head Off」などのレア曲も楽しめます。Levi's Stadium, Santa Clara, CA, USA 17th July 2024 AMAZING SHOT!!!(極上オーディオ(新ソース)も最高!) 01. Intro 02. Start Me Up 03. Get Off Of My Cloud 04. Tumbling Dice 05. Angry 06. Far Away Eyes 07. Like A Rolling Stone 08. Bite My Head Off 09. Mess It Up 10. You Can't Always Get What You Want 11. Band Introductions 12. You Got the Silver 13. Little T&A 14. Before They Make Me Run 15. Sympathy For The Devil 16. Honky Tonk Women 17. Midnight Rambler 18. Gimme Shelter 19. Paint It Black 20. Jumping Jack Flash 21. Sweet Sounds Of Heaven 22. Satisfaction COLOUR NTSC Approx.122min.