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ただでさえ映像の存在が希少なBBA。三年前にも唯一のプロショット（白黒）映像サンタモニカと近年になって発掘された短いながらも貴重なクリスタル・パレスの8mm像をカップリングした『SANTA MONICA 1973』というマニアを狂喜させましたが、この9月、今度は1972年10月24日のボストンでのステージを捉えた8mm映像が出土して世界中のマニアを狂喜させています。そんな貴重映像と同日のオーディエンス録音を合わせた形で公開してくれたのですが、細切れに撮影された8㎜映像ゆえ音声とまったくシンクロしておらず、さらにトータルで24分でありながら音源の方は倍以上の収録。そこで以降は同じシーンを繰り返し収録するという、やや荒っぽい作りの映像となっている。おまけに画面が暗く、撮影開始からしばらくはステージ上の様子が掴みづらい。しかし音声が「Tonight I'll Be Staying Here With You」に差しかかった辺りからベックの姿が大写しになり、明らかに同曲を演奏中とおぼしき場面が現れるのには興奮させられます。またボガートと楽しそうにマイクを分け合ってバックコーラスしている姿などからは、この時期が一番トリオとしてまとまっていたことを伺わせます。さらに音声が「Morning Dew」に切り替わった辺りでは、何とカーマイン・アピスがタンバリンでベックを叩きのめす（！）という演出が捉えられている。その後で起き上がったベックの汗をアピスが拭ってあげる様子からして、この場面が演出であることが伺えますが、何かとベールに包まれた感のあったBBAがこのようなステージを披露していたという事実には驚きを禁じえません。もう一つ驚かされるのは、ライブの途中でベックが着ているシャツ。どうもこれが1975年の来日時に来ていたシャツと同じっぽいのです。物持ちがいいベックのことですから、あの印象的な柄のシャツを既にこの時点で着ていた可能性は十分に考えられるかと。そしてボーナストラックに収録した映像がこれまた驚き。1973年にフランスのテレビ局がニュース映像用に収録したBBAのライブシーンなのですが、ここではベックが「Black Cat Moan」を熱唱する姿がクローズアップで捉えられていてびっくり。フランスということから6月12日のオランピア劇場での模様を捉えた公算が高いのですが、ワンカメラとはいえれっきとしたプロショット、おまけに音声はがっつりサウンドボードという驚きの新発掘。1分という短さながらもインパクトの大きすぎる衝撃の映像でしょう。これら二種類の映像をカップリングしたことで72年はストラト、73年はレスポールという愛機の違いも分かりやすい。Orpheum Theatre, Boston, Massachusetts USA 24th October 1972 1. Intro 2. Superstition 3. Livin' Alone 4. Tonight I'll Be Staying Here With You 5. People Get Ready 6. Lady 7. Morning Dew 8. Drum Solo 9. Plynth/Shotgun 10. Bass/Drum Jam 11. Plynth (Reprise) 12. Let Me Love You 13. Jeff's Boogie Bonus Footage 14. Black Cat Moan Jeff Beck - guitar, vocals Tim Bogert - bass, vocals Carmine Appice - drums, vocals Colour NTSC Approx.64min.

拡大表示	Beck,Bogert Appice ベック・ボガート・アピス/MA,USA 1972 8mm Edition Jewel Version 販売期間: 価格: 1,386円 (税込) 購入数: 個 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら この商品について問い合わせる