2024年南米ツアーより、その初日となる9月20日アルゼンチン、ブエノス・アイレスでのライブを、良好オーディエンス・ショットにて1時間48分にわたりほぼフル収録。こちら所有者により公開されたアリーナ席前列のステージ正面からデジタル・カメラで撮影されたもので、前方の観客の頭の隙間からうまくクラプトンを捉えており、一部ブレやピントがボケたりするパートもあるものの、ほぼ安定してクラプトンをメインとしたアングルで、加えて音声も良質なステレオ・オーディエンスにて。そしてまず大方の予想として同年夏前のヨーロッパ・ツアーのセットを踏まえた構成になるだろうと思いきや、とにかく驚くほど大幅に入れ替えされているうえに、レア・ナンバーも多数というセットリストとなっており、まずオープニングからして普段はアンコールあたりでプレイされる「Sunshine Of Your Love」でショーはスタート。そして「Badge」などもはさみアコースティック・セットではまず1曲目が2023年来日公演以来の「Kind Hearted Woman Blues」、そしてアンプラグド・バージョンによる「Running On Faith」と、ここまででも充分意外だったうえに、続くはリリースが告知されたばかりの新アルバムに収録予定の「The Call」をなんとライブで先に披露。さらに「Change The World」も2003年の来日公演以来21年ぶりの演奏、1992年『アンプラグド』」以来の「Lonely Stranger」、そして2001年の『REPTILE』の収録曲で、これまで一度もライブ演奏されたことのない「Believe In Life」と、とにかくサプライズだらけ。そしてエレクトリック・セットに戻っても、後半1曲目がなんとYMOの「Behind The Mask」で、こちらもライブでは1988年「プリンシズ・トラスト・コンサート」以来36年ぶりのセットイン。それ以降は近年の定番的に進み「Cocaine」で本編セットは終了し、ここまででも充分な内容だったうえに、アンコール「Before You Accuse Me」では当日オープニング・アクトを務めたゲイリー・クラーク・Jrが飛入りし、クラプトンとソロ競演してエンドと、とにかくレア・ナンバーのあまりの多さとそのプレイに、クラプトンのあくなきチャレンジ精神を感じ取れるファン必見マスト・アイテム。Live at Estadio Velez Sarsfield, Buenos Aires, Argentina 20th September 2024 : COLOUR NTSC Approx.108min 1. Intro 2. Sunshine Of Your Love 3. Key To The Highway 4. I'm Your Hoochie Coochie Man 5. Badge 6. Kind Hearted Woman Blues 7. Running On Faith 8. The Call 9. Change The World 10. Nobody Knows You When You're Down And Out 11. Lonely Stranger 12. Believe In Life 13. Tears in Heaven 14. Behind The Mask 15. Old Love 16. Cross Road Blues 17. Little Queen Of Spades 18. Cocaine 19. Before You Accuse Me* Eric Clapton – guitar, vocals / Doyle Bramhall II – guitar, vocals / Chris Stainton – piano, keyboards / Tim Carmon – Hammond, keyboards / Nathan East – bass, vocals / Sonny Emory – drums / Katie Kissoon - backing vocals / Sharon White - backing vocals / Gary Clark, Jr. - guitar*