原点回帰のトリオ・プロジェクト“STING 3.0 Tour”で世界を巡っているスティング。そのフルショウを極上体験できる最新映像が2タイトル同時リリース決定です。本作はそんな2連作の後編。「2024年10月4日ボストン公演」の一部始終を完全収録した超絶景オーディエンス・ショットです。現在の活動概要は同時リリースの『PHILADELPHIA 2024 1ST NIGHT』解説に譲るとして、ここでは全米ツアーの日程にフォーカスし、両作の位置関係を確かめてみましょう。“STING 3.0 Tour”の北米レッグ・9月17日ー28日(9公演)*9月30日『PHILADELPHIA 2024 1ST NIGHT』・10月1日:フィラデルフィア公演*10月4日:ボストン公演 ←★本作★・10月6日ー16日(8公演)・10月18日:オースティン(F1イベント出演)・10月20日ー22日(3公演)・10月25日:サナントニオ(ビリー・ジョエル共演)・10月28日ー11月7日(6公演)・11月9日:ラスベガス(ビリー・ジョエル共演)・11月12日ー17日(5公演)異常の全38公演。『PHILADELPHIA 2024 1ST NIGHT』の解説では「北米#1(35公演+特別3公演)」としましたが、特別公演とはF1イベントやビリー・ジョエルとのジョイント・コンサートのことです。本作のフィラデルフィア公演はその序盤10公演目であり、『PHILADELPHIA 2024 1ST NIGHT』の2公演後でもありました。そんな現場を真空パックした本作は、画に描いたような絶景。2階スタンド席から若干見下ろし気味に撮影されているのですが、ステージど真ん中を真っ正面に見据えてたバランス感が素晴らしい。スタンド席だけにステージ全景を一望する距離感だったりもするのですが、そこで威力を発揮するのが最新機材のズーム性能。あっと言う間に距離を相殺し、トリオが並ぶ三角形が綺麗に画面を埋める。3人だけのシンプル構成だけにこれで十分……と思いきや、まだ終わらない。主役のスティングはステージ端から端まで歩き回ってファン・サービスするわけですが、その半身が画面いっぱいになるほど迫りまくる。距離があるからこそスティングがどこへ行っても押さえることができ、最新機材だから距離を感じさせないドアップが可能。単に遮蔽物のない視界というだけでなく、現代オーディエンス・ショットの強みを存分に活かしきった極上ショットなのです。また、サウンドも絶品。音色的にオーディエンスらしさがしっかりとありつつ、芯の極太感や力強さはサウンドボードにも匹敵する。ホール鳴りもそこそこ吸い込んではいるものの、芯に突進力がありますし、アンサンブル自体がシンプルなトリオ編成なために塊感も起こさない。映像以上にスティングを耳元に感じられるダイレクト・サウンドなのです。そんな絶景&極太サウンドで描かれるのは、同時リリースの『PHILADELPHIA 2024 1ST NIGHT』とも異なるフルショウ。もちろん、名作プロショット『BBC RADIO 2 IN THE PARK: PRESTON 2024』より遙かに長尺でもありますので、併せて比較してみましょう。THE POLICE(11曲)・アウトランドス・ダムール:Can't Stand Losing You/So Lonely/Roxanne・シンクロニシティー:Wrapped Around Your Finger(★★)/King Of Pain(★)/Every Breath You Take・その他:Message In A Bottle/Every Little Thing She Does Is Magic/I Burn For You(★)/Driven To Tears/Walking On The Moon ソロ(11曲)・ソウル・ケージ:Mad About You(★★)/Why Should I Cry for You?(★)/All This Time(★)・テン・サマナーズ・テイルズ:If I Ever Lose My Faith In You/Fields Of Gold/Shape Of My Heart・その他:Englishman In New York/Never Coming Home/I Wrote Your Name (Upon My Heart)/Desert Rose/Fragile(★)※注:「★」印は名作プロショット『BBC RADIO 2 IN THE PARK: PRESTON 2024』で観られなかった曲。特に「★★」印は同時リリースの『PHILADELPHIA 2024 1ST NIGHT』にもなかった曲。……と、このようになっています。『PHILADELPHIA 2024 1ST NIGHT』で聴けた「Seven Days」がない一方で、2曲「Mad About You」「Wrapped Around Your Finger」が追加。結果としてより増量しただけでなく、『OUTLANDOS D'AMOUR』『TEN SUMMONER'S TALES』に『SYNCHRONICITY』『THE SOUL CAGES』も加えた4本軸がより鮮明なセットとなっています。THE POLICEも彷彿とさせるトリオ・アンサンブルで栄光の名曲群をたっぷりと披露してくれる“STING 3.0 Tour”。その完全フルセットを1時間52分に渡って絶景体験できる極上映像です。間近感では『PHILADELPHIA 2024 1ST NIGHT』には及びませんが、その反面ショウ全体の見やすさ、サウンドの聴きやすさ、そして曲数ボリュームにおいて凌駕する傑作です。最新“STING 3.0 Tour”のすべてを味わい尽くせる1枚「2024年10月4日ボストン公演」の超絶景オーディエンス・ショット。2階スタンド席から撮影されており、思い切り引くとステージ全景が綺麗に収まり、最ズームではスティングの半身が画面いっぱいになる。スタンド席だから彼がどこへ行っても押さえることができ、最新機材だから距離を感じさせないドアップ。同時リリースの『PHILADELPHIA 2024 1ST NIGHT』で観られない「Wrapped Around Your Finger」「Mad About You」も美味しいフルショウのすべてを独り占め体験できます。MGM Music Hall at Fenway, Boston, MA, USA 4th October 2024 AMAZING-SHOT!!!! 1. Introduction 2. Message In A Bottle 3. If I Ever Lose My Faith In You 4. Englishman In New York 5. Every Little Thing She Does Is Magic 6. Fields Of Gold 7. Never Coming Home 8. Mad About You 9. Why Should I Cry For You? 10. All This Time 11. I Burn For You 12. Driven To Tears 13. Wrapped Around Your Finger 14. Can't Stand Losing You 15. Shape Of My Heart 16. Walking On The Moon 17. So Lonely 18. I Wrote Your Name (Upon My Heart) 19. Desert Rose 20. King Of Pain 21. Every Breath You Take 22. Roxanne 23. Fragile Sting - vocal, bass, guitar Dominic Miller - guitar Chris Maas - drums COLOUR NTSC Approx.112min.