原点回帰のトリオ・プロジェクト“STING 3.0 Tour”で世界を巡っているスティング。そのフルショウを極上体験できる最新映像が2タイトル同時リリース決定です。本作はそんな2連作の前編。「2024年9月30日フィラデルフィア公演」のド迫力オーディエンス・ショットです。スティングも73歳(誕生日は10月2日)を迎えたわけですが、ワーカホリックぶりはまったく衰えを知らず、20代でも音を上げそうなスケジュールを平然と こなしています。その辺の凄みを実感する意味でも、まずは現在進行中の活動概要から俯瞰してみましょう。2024年“STING 3.0 Tour”・5月25日ー8月3日:欧州#1(35公演)・8月17日:フィリーネ・ヴァルダルノ公演・8月31日:スノーマス・ビレッジ公演・9月7日:プレストン公演 ←※BBC RADIO 2 IN THE PARK・9月17日ー11月17日:北米#1(35公演+特別3公演)←★ココ★・12月7日:シュラトミング公演 2025年・2月8日:インディアナポリス公演・2月14日ー3月8日:南米/メキシコ(11公演)・3月22日ー26日:南アフリカ(3公演)・4月11日/5月10日+23日:北米#2(3公演)・6月6日ー7月22日:欧州#2(18公演)これが“STING 3.0 Tour”を始動させて以降のスケジュール。あまりに膨大なので省略したものの、実は2024年の上半期には大所帯スタイルの通常ソロ・ツアーも実施。2024年だけで軽く90公演を超えています。本作のフィラデルフィア公演は、そんな「北米#1」の12公演目にあたるコンサートでした。そんなショウを伝える本作は、驚きのド密着ショット。ステージ左側の最前部から見上げて撮影されており、手を伸ばせば触れる距離にスティングがいる。最前「部」であって厳密には最前列ではない(恐らく2列目)ようですが、ズームなしでスティングで埋め尽くされる視界に遮蔽物などなく、映像的には最前列と何も変わりません。そして、カメラワークも特等席の旨みを最大限に活かしている。もちろん見どころに沿ってメンバー2人も登場しますが、基本的にスティングべったり。彼は主役だけにステージ反対側にもサービスに行くのですが、そんな彼の距離感をズームで相殺。実はステージ左右に大きく動いているハズなのに、まるで目の前から移動していないかのように画面ド真ん中に据え続けてくれるのです。そんなスティング専門ショットで楽しめるのは、絶賛を呼んでいる“STING 3.0 Tour”のフルショウ。前述のスケジュールにもあるように、最新ツアーはすでにプロショット『BBC RADIO 2 IN THE PARK: PRESTON 2024』でレポートしているわけですが、あの映像はあくまでフェス用のショート・セット。本作は30分以上も長いフルセットなのです。その圧倒的な曲数ボリュームを実感していただくためにも、ここで比較しながら整理しておきましょう。THE POLICE(10曲)・アウトランドス・ダムール:Can't Stand Losing You/So Lonely/Roxanne・白いレガッタ:Message In A Bottle/Walking On The Moon・シンクロニシティー:King Of Pain(★)/Every Breath You Take・その他:Every Little Thing She Does Is Magic/I Burn For You(★)/Driven To Tears ソロ(11曲)・ナッシング・ライク・ザ・サン:Englishman In New York/Fragile(★)・ソウル・ケージ:Why Should I Cry for You?(★)/All This Time(★)・テン・サマナーズ・テイルズ:If I Ever Lose My Faith In You/Fields Of Gold/Seven Days(★★)/Shape Of My Hear・その他:Never Coming Home/I Wrote Your Name (Upon My Heart)/Desert Rose ※注:「★」印は名作プロショット『BBC RADIO 2 IN THE PARK: PRESTON 2024』で観られなかった曲。特に「★★」印は同時リリースの『BOSTON 2024』にもなかった曲。……と、このようになっています。『OUTLANDOS D'AMOUR』『TEN SUMMONER'S TALES』を中心に名曲群が大増量。プロショットでは「あれ? やらないの?」と思った「Fragile」もばっちりです。そんな中でひときわ目を惹くのが「I Burn For You」。1982年の映画『ブリムストン&トリークル』で使われた曲で、スティングがLAST EXIT時代に書いたもの。禁煙でもサウンドチェックや単発の特別公演で演奏した事もありますが、ツアーのレギュラー曲としては“DREAM OF THE BLUE TURTLES Tour”38年ぶりの復活なのです。未だ来日決定の報が届かない“STING 3.0 Tour”ではありますが、もし実現したとしてもこれほどの特等席は期待できないでしょう。しかも、そんな席の利を活かしまくったスティング追いかけまくりなカメラワーク。まさに「スティング全集中」な1枚です。最新ツアーを報告する映像群でもズバ抜けたド密着ショット。「2024年9月30日フィラデルフィア公演」のド迫力オーディエンス・ショット。最前部(2列目?)から見上げて撮影されており、手を伸ばせば触れる距離にスティングがいる。彼がステージ反対側に行ってもズームで綺麗に追い、まるで目の前から移動していないかのように画面ド真ん中に据え続けてくれるカメラワークも巧みの業です。名作プロショット『BBC RADIO 2 IN THE PARK: PRESTON 2024』で観られなかった名曲も美味しい“STING 3.0 Tour”を超・特等席体験できます。Metropolitan Opera House, Philadelphia, PA, USA 30th September 2024 AMAZING -SHOT!!!! 1. Introduction 2. Message In A Bottle 3. If I Ever Lose My Faith In You4. Englishman In New York 5. Every Little Thing She Does Is Magic 6. Fields Of Gold 7. Never Coming Home 8. Seven Days 9. Why Should I Cry for You? 10. All This Time 11. I Burn For You 12. Driven To Tears 13. Can't Stand Losing You 14. I Wrote Your Name (Upon My Heart) 15. Shape Of My Heart 16. Walking On The Moon 17. So Lonely 18. Desert Rose 19. King Of Pain 20. Every Breath You Take 21. Roxanne 22. Fragile Sting - vocal, bass, guitar Dominic Miller - guitar Chris Maas - drums COLOUR NTSC Approx.109min.