最新北米ツアー、メキシコシティ公演の完全収録良好オーディエンスショット!完遂されたエリック・クラプトンの2024年最新南米ツアーから、つい先日の10月3日に行なわれた、北米ツアースメキシコシティ公演の完全収録良好オーディエンスショットを最速リリース致します!メキシコシティ公演は初の流出となりますので、貴重です。アングルは、野外スタジアムのステージに向かって正面の2階スタンド席から、終始ステージを引きの固定カメラで捉えています。スクリーンを遠くから撮ってるだけの映像で、ステージがアップになることはありませんが、ステージ両脇に設置された大型スクリーンに映し出されるクラプトンの姿を含むプロショットでコンサートの進行がよく分かります。スクリーンでクラプトンのアップショットも観られますし、これはこれでコンサートの全長(完全収録)版として楽しんでいただけます。音声も良好なステレオ・オーディエンス録音で、トラブルなく録音されていますので問題ありません。この日のクラプトンのルックスは、ジーンズにスウェットパーカーにジャケットを羽織り、ベースボールキャップ、といったカジュアルなものでした。79歳とは思えぬ若々しい姿です。プレイも元気そのもの!どうぞお楽しみください。9月に始まった一連のこのツアーは、始まってみてびっくり!セットリストが5~6月のヨーロッパツアーとは大幅に変更されたことが魅力で、レア度が高く、懐かしいナンバーがいくつもセットインしています。クラプトンのキャリア上初めてライブ演奏される曲もありました。大方の予想では、5~6月のヨーロッパツアーのセットリストに多少の入れ替え程度では?というものでしたが、意外や意外、劇的な変化と言える内容です。各曲の解説は次項に譲りますが、この日はアコースティックセットでGolden Ringをプレイしているのが激レアです。このツアーでこの曲がプレイされたのは、この日のみ。この安定ショットと極上サウンドで最新のステージが観れるだけでもファンには大きな喜びでしょう。バンドメンバーは前回ツアーから変更なし。盤石の演奏を展開する、信頼のおける実力派のメンバーに囲まれたクラプトンは、サプライズだらけのセットリストで、とても充実したパフォーマンスを披露しています。春のヨーロッパツアーとは異なる意外なセットリストが魅力!クラプトンが元気にツアーを完遂しました!5~6月に行なったヨーロッパツアーに続き、今年はこれで2つの大きなツアーを無事にこなしたことになります。このツアーの驚きは、代わり映えのしないセットではなく、サプライズを含むセットリストの変更をしてくれたことです。さらにほぼ日替わり。これがファンには何より嬉しいこと。ということは、前回ツアーから3ヶ月余り、クラプトンはただのほほんと休暇を過ごしていたのではなく、来る今ツアーのためのセットリストの考察と決定、そしてバンドとのリハーサルと、しっかりと準備に時間を割いていたいたことが窺われます。その結果、まずはオープニングが驚き。バンドが演奏を始める中、満を持してクラプトンが登場する形だったことが分かります。長めのイントロが奏でられ、「何の曲かな?」と思わせる中、何とその答えはSunshine Of Your Loveでした!通常はアンコールでプレイされる曲です。このスタートで、このツアーは「面白い」ことを予感させてくれるに十分でした。この後ブルースとクリーム時代のBadgeでいい流れを作り、アコースティックセットに入ります。ここまでのツアーでは、アコースティックセットの1曲目はKind Hearted Woman Bluesだったのですが、本公演ではこれをカットしてNobody Knows You When You're Down And Outとなっています。次に登場したのは、「アンプラグド」バージョンのRunning On Faith。近年のコンサートでは、必ず旧友だった作者の故ジェリー・リン・ウィリアムスのナンバーをプレイしているクラプトンが、ここにこの曲を投入してきたわけです。ここまででも十分サプライズ感はありますが、次に演奏されたのは、久々のChange The World。何と2003年のジャパンツアー以来21年ぶりの演奏です。これにはオーディエンスも大喜び。尚もここからがまた驚きでした。次に演奏されたのは、前述のGolden Ring。78年リリースの「BACKLESS」収録のオリジナル曲です。これはコロナ禍中の2021年にイギリスの古城でスタジオライブ録音された企画盤「The Lady In The Balcony: Lockdown Sessions」に収録されたナンバーでした。恐らくそこでのアコースティックアレンジが気に入り、春のヨーロッパツアーに続き、この公演でも披露したものと思われます。しかしこの曲をこのツアーでプレイしたのは、結果的にはこの日のみとなりました。クラプトンはどういった心境だったのでしょうか。エレクトリックセットに戻っては、前回ツアー同様、ドミノス時代のGot To Get Better In A Little Whileをプレイしています。実はこの北米ツアーでも、ずっとこの曲がプレイされたのです。やはりクラプトン自身、エレクトリックセットの再開ナンバーにはこの曲が最もしっくり来ると思ったということなのでしょう。ソニー・エモリーのドラミングが冴え渡るこの曲は、喝を入れて後半をスタートするには最適のナンバーですから。クラプトンのソロも冴えてます。そしてエモーショナルなソロを聴かせるOld Love。この曲は前回ツアーでも最大の聴かせどころとなっていただけに、改めてクラプトンのギターによる表現力を証明するナンバーでもありました。そして終盤は、前回ツアーを踏襲する形でブルースとCocaineでレギュラーセットは終了。アンコールにも前回ツアーで好評だった Before You Accuse Meをプレイしています。ここでは、オープニングアクトにクラプトンが指名したゲイリー・クラーク・ジュニアが飛入りし、クラプトンとのソロ競演を果たしています。クラプトンはこのアンコールでのみ、前回ツアーの前半でプレイした、パレスチナカラーにペイントしたストラトを弾いています。とにかく春のツアーからは劇的に変わったセットリストが魅力です。ここまでクラプトンが3ヶ月前のツアーからセットリストを変更したことはこれまでの彼のキャリアでもなかったことです。しかも何十年ぶりにプレイしたナンバーがありました。唯々クラプトンのあくなきチャレンジ精神を称えたいと思います。注目いただきたいのは、前回ツアーと同様LaylaとWonderful Tonightが外れていることです。クラプトンにはこの2曲よりも聴衆に訴えたい曲、聴かせたい曲があったということでしょう。ステージ両脇に設置された大型スクリーンに映し出されるクラプトンの姿を含むプロショットでコンサートの進行がよく分かります。スクリーンでクラプトンのアップショットも観られますし、これはこれでコンサートの全長(完全収録)版として楽しんでいただけます。音声も良好なステレオ・オーディエンス録音で、トラブルなく録音されていますので問題ありません。Estadio GNP Seguros, Mexico City, Mexico 3rd October 2024 1. Sunshine Of Your Love 2. Key To The Highway 3. I'm Your Hoochie Coochie Man 4. Badge 5. Nobody Knows You When You're Down And Out 6. Running On Faith 7. Change The World 8. Golden Ring 9. Tears In Heaven 10. Got To Get Better In A Little While 11. Old Love 12. Cross Road Blues 13. Little Queen Of Spades 14. Cocaine 15. Before You Accuse Me* COLOUR NTSC Approx.99min. Eric Clapton – guitar / vocals Doyle Bramhall II – guitar / vocals Chris Stainton – piano / keyboards Tim Carmon – Hammond / keyboards Nathan East – bass / vocals Sonny Emory – drums Katie Kissoon – backing vocals Sharon White – backing vocals Gary Clark, Jr. - guitar*