最新南米ツアー、4公演目のサンパウロ公演の最前列映像完全版が登場!遂に始まったエリック・クラプトンの2024年最新南米ツアーから、初日ブエノス・アイレス公演に続き、今週はこれまたつい先日の9月28日に行なわれた、ツアー4日目サンパウロ公演の、なんと最前列映像完全版を最速リリース致します!観ていただくとお分かりいただけますが、本当に前の列に人がいない、しかも左端にたまにセキュリティが映り込むという正真正銘リアル最前列ショットです。こんな映像はクラプトンでは初でしょう。よくぞ最前列で問題にならずに完全収録ができたものだと感心します。携帯スマホで撮影しているため、終始画面は揺れていますが、それほど酷い揺れではありませんし、画質はクリアでフォーカスも問題無し。これまであまり観たことのないショットに、ファンは見入ってしまうこと間違いなしです。メインではやや引きでステージ全景を捉えていますが、頻繁にズームを入れてクラプトンやソロをとるメンバーをドアップで捉えていますので、本当に観ごたえのある映像です。しかもトラブルなし。音声も最前列録音だけにクリアです。クラプトンのライブ史上初となる、最前列からのノートラブル完全版オーディエンスショットです!この映像なら、クラプトンや各メンバーの表情、プレイの詳細等も含め、発見が多いのではないでしょうか。この日のクラプトンのルックスは、ツアー初日の意外なポンチョ姿とは対照的に、ノーネクタイのホワイトシャツにルーズシェイプのグレーのスーツというオシャレな着こなしでした(当然キャップはなし)。エレクトリックセットでは、濃紺のストラトを終始プレイし、アコースティックセットではマーティンを抱える姿が鮮明に捉えられています。本作は単体リリースのタイトルで、同時リリースの同日「2CD+DVD」のセット収録の映像とは異なります。このツアーは、始まってみてびっくり!セットリストが5~6月のヨーロッパツアーとは大幅に変更されたことが魅力で、レア度が高く、懐かしいナンバーがいくつもセットインしています。クラプトンのキャリア上初めてライブ演奏される曲もあります。大方の予想では、5~6月のヨーロッパツアーのセットリストに多少の入れ替え程度では?というものでしたが、意外や意外、劇的な変化と言える内容です。各曲の解説は次項に譲るとしまして、この良好な映像で最新のステージが観られるだけでもファンには大きな喜びでしょう。バンドメンバーは変更なし。盤石の演奏を展開する、信頼のおける実力派のメンバーに囲まれたクラプトンは、サプライズだらけのセットリストで、とても充実したパフォーマンスを披露しています。さらにこの日は地元のギタリストで、クラプトンの近作シングルにもゲスト参加しているダニエル・サンチアゴが飛入り参加しているというトピックがあります。ダニエル・サンチアゴは、2019年と2023年の「クロスロード・ギター・フェスティバル」にも出演したほか、最近のクラプトンの配信シングルHeart Of A Childや7インチシングルMoon Riverのカップリング曲How Could We Know に参加しているギタリストで、近年は特にクラプトンとの親交が厚い人です。どうぞ彼らの共演をお楽しみに。春のヨーロッパツアーと異なる意外なセットリスト、しかも初日とも異なるセットリストが魅力!元気にツアーを開始したクラプトン。5~6月に行なったヨーロッパツアーから休養も十分だったようで、初日も充実の内容でした。そしてその好調ぶりはこの4日目にも継続。驚きは、春のヨーロッパツアーから、サプライズを含むセットリストの変更をしてくれたことです。これがファンには何より嬉しいこと。ということは、前回ツアーから3ヶ月余り、クラプトンはただノホホンと休暇を過ごしていたのではなく、来る今ツアーのためのセットリストの考察と決定、そしてバンドとのリハーサルと、しっかりと準備に時間を割いていたことが窺えます。しかも初日とはセットリストが違っていたのですから、クラプトンの用意周到ぶりが分かります。その結果、まずはオープニングが驚き。長めのイントロが奏でられ、「何の曲かな?」と思わせる中、何とその答えはSunshine Of Your Loveでした!通常はアンコールでプレイされる曲です。このスタートで、このツアーは「面白い」ことを予感させてくれるに十分でした。この後ブルースとクリーム時代のBadgeでいい流れを作り、アコースティックセットに入ります。アコースティックセットの1曲目はKind Hearted Woman Blues!昨年の日本公演以来のセットインです。ファルセットも無難にこなし、次曲へ。次に登場したのは、「アンプラグド」バージョンのRunning On Faith。近年のコンサートでは、必ず旧友だった作者の故ジェリー・リン・ウィリアムスのナンバーをプレイしているクラプトンが、ここにこの曲を投入してきたわけです。ここまででも十分サプライズ感はありますが、次に演奏されたのは、久々のChange The World。何と2003年のジャパンツアー以来21年ぶりの演奏です。オーディエンスも大喜び。尚もここからがまた驚きでした。1992年の「アンプラグド」以来32年ぶりとなるLonely Stranger、そして2001年リリースの「REPTILE」に収録されるも、これまで一度もライブ演奏されたことのない隠れ名曲Believe In Life。サプライズ中のサプライズでしょう。Lonely Strangerでは、「アンプラグド」とはボーカルラインを変えているのも聴きどころです。そして、ここでダニエル・サンチアゴがクラプトンに「Friend of mine」と紹介されて呼び出される形でLonely Strangerからの3曲に参加しています。Lonely Strangerでは彼のソロを聴くことができますし、アコースティックが上手い人であることが分かります。エレクトリックセットに戻っては、初日のブエノス・アイレスでは驚きのBehind The Maskをプレイしたのですが、この日は前回ツアー同様、ドミノス時代のGot To Get Better In A Little Whileをプレイしてます。実はこのツアーではこの日以降、ずっとこの曲がプレイされたのです。やはりクラプトン自身、エレクトリックセットの再開ナンバーにはこの曲が最もしっくり来ると思ったということなのでしょう。そして続けてはエモーショナルなソロを聴かせるOld Loveがプレイされます。この曲は前回ツアーでも最大の聴かせどころとなっていただけに、改めてクラプトンのギターによる表現力を証明するナンバーでもありました。特にこの日の中間のソロは絶品!さらにはイントロでのロングソロも披露しているこのテイクは、間違いなくこの日のハイライトと断言できます。ここでのパフォーマンスは必見。じっくりとご覧ください。そして終盤は、前回ツアーを踏襲する形でブルースとCocaineでレギュラーセットは終了。アンコールには、前回ツアーで好評だった Before You Accuse Meをプレイしています。ここにはオープニングアクトにクラプトンが指名したゲイリー・クラーク・ジュニアのほか、ダニエル・サンチアゴも再び飛入りし、二人ともクラプトンとのソロ競演を果たしています。ゲストが二人も参加するアンコールなんて、本当に珍しいことですし、この日がスペシャルだったことがお分かりいただけるでしょう。ギターファンは必聴です。とにかくこのツアーは、春のツアーからは劇的に変わったセットリストが魅力。しかもこのサンパウロ公演は、初日のブエノス・アイレス公演とも違っていました。ここまでクラプトンが3ヶ月前のツアーからセットリストを変更したことはこれまでの彼のキャリアでもなかったことです。しかも何十年ぶりに、もしくは「キャリア上初めて」ライブでプレイしたナンバーが目白押しです。唯々クラプトンのあくなきチャレンジ精神を称えたいと思います。興味津々、クラプトンのコンサート映像では初登場となる最前列ハイクオリティオーディエンスショット。Vibra Sao Paulo, Sao Paulo, Brazil 28th September 2024 AMAZING SHOT!!! 1. Sunshine Of Your Love 2. Key To The Highway 3. I'm Your Hoochie Coochie Man 4. Badge 5. Kind Hearted Woman Blues 6. Running On Faith 7. Change The World 8. Nobody Knows You When You're Down And Out 9. Lonely Stranger (with Daniel Santiago) 10. Believe In Life (with Daniel Santiago) 11. Tears In Heaven (with Daniel Santiago) 12. Got To Get Better In A Little While 13. Old Love 14. Cross Road Blues 15. Little Queen Of Spades 16. Cocaine 17. Before You Accuse Me (with Gary Clark, Jr. and Daniel Santiago) Eric Clapton - guitar / vocals Doyle Bramhall II - guitar / vocals Chris Stainton - piano / keyboards Tim Carmon - Hammond / keyboards Nathan East - bass / vocals Sonny Emory - drums Katie Kissoon - backing vocals Sharon White - backing vocals COLOUR NTSC Approx.114min.