鬼才コンビ、コリエル=サマーズの共演ライヴ2本を収録しています。誰よりも早くジャズ・ロックに取り組んでいたコリエル。英国ジャズ・ロック・シーンで活躍していたサマーズ。似通ったルーツを持つ二人。その後のそれぞれの、クリエティヴな活動や成功は御存知のとおりと思います。そして、90年代も後半に差し掛かる頃、ついに運命的に二人がクロスします。しかもその形態は、アコースティックのデュオでありました。1本目は1997年のNAMN SHOWでの演奏。小さめの会場でのオーディエンス・ショットです。ショットは悪くないのですが、ダビング等によるにじみやノイズが気になるかもしれません。コリエル、ケンウッド・デナード、バニー・ブルネルのトリオのステージ(こちらもからりかっこいいです)の後半に、サマーズとコリエルのデュオコーナーが設けられています。2本目は1996年のPOLI JAZZ FESTIVALのステージこちらは、プロ・ショットです。バックにオレゴンのパーカッショニスト、トリロク・グルトゥが参加しています。どちらかといえばロックよりの、爽快感のあるフレージングに思えますがいかがでしょうか?