ベースにChristian McBride、ドラムにAntonio Sanchezを迎えたニュートリオ2004年6/28のミラノでのライブをオーディエンスショットにて2時間半にわたり収録。ステージ上段からワンカメラで捉えており時として手元が乱れる箇所もありますが、音質も良好でまずまず優良なタイトルといえます。本公演の前年末におこなわれた日本公演でも確認できたように、この新しいトリオでパットが目指したものは、それまでPMGと並行しておこなわれてきたいくつものサイドプロジェクトがそうであったような所謂"狂おしいまでのジャズサウンドへの渇望"の充足ではなく、77年の結成以来ぶれることなく追求してきた唯一無二のPMGサウンドに別アングルからアプローチする、ということにつきるでしょう。そういった意味でも長年PMGを追っているファンの方には是非ともご覧になっていただきたい1本といえます。メニューチャプター付きのプロフェショナル仕様で収録時間は147分となります。