2006年11月9日ドイツはレバークーゼンでおこなわれたパコ、ディメオラ、オレゴンという超豪華なステージです。まずはパコ、7人編成の自らのバンドでのステージより「Antonia」「El Tesolliro」「Zyryab」の3曲演奏。オフィシャル・クオリティーの完璧なプロショット映像にて収録。冒頭「Antonia」のアタマから、強烈極まりないギタープレイと求道者然としたパコの表情にまず釘付け。そして最大のハイライトは16分にも及ぶ「Zyryab」で、コリアやマクラフリンらから受けたインスピレーションが、奇跡的なまでに美しい形となって結実したこの名曲におけるバンドのテンションたるや筆舌に尽くしがたい素晴らしさ!ついでディメオラ。ハードなエレクトリック・フュージョン、アコギでの精神性の高い演奏、再びエレキで、ラテン風フュージョンと聴かせ、最後にはガット・ギターとシンセのクラシカルなデュオと、実にカラフルなステージで楽しませてくれます。トリを勤めるのはラルフ・タウナー率いるオレゴン。鉄板のアンサンブル健在です。清々しさの中に溢れる、生命の躍動感、静かな鼓動のようなグルーヴが伝わってまいります。 収録時間は100分となります。