2006年7月11日イタリアで開催された「Afrak? Rock Festival」に参加した際の模様を、ワンカメラのオーディエンス・ショットながら抜群のカメラ・アングルと、オープニングの「悪の経典」のみ音割れがある以外はカンペキなクリアー・サウンドにて、トータル86分フル収録。まずメンバーは日本公演のデイブ・キルミンスターではなく、サウスポーのテクニカル・ギタリスト、マーク・ボニーラがギター&ボーカルを務めており、プレイ面では全体のアレンジ、セットもオリジナリティに溢れた、90年代のELPを超えた素晴らしいショーを展開。見所としては、オープニングの"Karn Evil"で途中でシンセの音が出なくなり、演奏が中断、曲終了後、カットが入るもののローディと揉めている様子までも収録。また6曲目マークのソロ「White Noise」が演奏され、この曲での4人の強烈なインスト・プレイはこの日のハイライト。他にも一風変わった"Lucky Man"のイントロ、"Tarkus"は頭切れが残念ながら、ドラムソロを含む30分の大熱演はファン必見。単なる懐メロではなく十分にシリアスで楽しく、生き生きとした活力に満ちたキースのパフォーマンスを全編に渡って堪能できる1本。メニューチャプター付きのプロフェショナル仕様で収録時間は86分となります。