この「AFTER THE WAR」ツアーは、強力な音源がひしめく“オーディエンス激戦地”なのですが、四半世紀という時を経て現れた本作も、これまた凄まじい高音質盤。2CDの「FIGHTING FOR GERMANY」に比べると、若干距離のある音像ゆえに王座を脅かすには至りませんでしたが、そのクリアさ、鮮度は抜群。全編にわたって昨日録った録音を聴き返しているかのようなビビッド・サウンドが楽しめる。美しく会場に響き渡る、ゲイリーの命たるロングトーン……うぅ、全身が固まる……。「いくら音が良くても、同じツアーだしな……」と思われる方もいるかも知れませんが、ゲイリーは80年代ハードロッカーにしては珍しいほど“インプロの鬼”。最大の聴かせ所であるギターソロが毎日まるで違うのですから、1公演でも聴き逃せません。しかも、スタジオと同じメロディを弾いていてもねちっこさが変わる。「ねっちり」なのか「ネチネチネチ」なのか「ね………っちり」なのか。ほとんどギター版のロニー・ジェイムズ・ディオですね。この日も「Military Man」「パリの散歩道」を中心に大爆発。まったく、この人のソロに“ハズレ”はあるんでしょうか。ギターは絶好調だし、リズム隊は凄いし、名曲だらけのベスト選曲だし、本当に「AFTER THE WAR」ツアーは何本聴いても素晴らしい!そんなゲイリーは、このツアーを最後にハードロックと決別。長い長いブルースの旅へと踏み出しました。どんな路線であってもギターの凄味だけは変わりませんでしたが、やはり“ハードロックをねちっこく弾くゲイリー”が忘れられない。そんな業を背負ってしまった諸兄に贈る、新たな大傑作オーディエンス・アルバムです!
Live at Valby Hallen, Copenhagen, Denmark 12th April 1989 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND
Disc 1(49:57)
1. Dunluce 2. After The War 3. Shapes Of Things 4. Wild Frontier 5. This Thing Called Love 6. Military Man 7. So Far Away 8. Empty Rooms
Disc 2(55:31)
1. Blood Of Emeralds 2. Out In The Fields 3. Over The Hills And Far Away 4. Rockin' Every Night 5. All Messed Up 6. Johnny Boy 7. Parisienne Walkways
Gary Moore - Guitar & Vocal Bob Daisley - Bass Neil Carter - Keyboard, Guitar & Vocal Chris Slade – Drums





























