今回は"知られざる'90年代後半のゲイリー・ライヴ"として、'97年の「DARK DAYS IN PARADISE」ライヴの模様を、超ハイクオリティ・オーディエンス録音でリリースします!ゲイリーは'95年の「BLUES FOR GREENY」リリース後のインタビューにおいて、「次のアルバムはブルース・アルバムにはならない」と表明し、ブルース路線に一旦の区切りを付ける事を表明しました。さらに'95年のツアー後、ゲイリーがクリス・タンガリーディスとスタジオ入りすると「次回作はいよいよハードロックだ」と、ファンの気持ちは俄然高まりました。しかし'97年にリリースされた「DARK DAYS IN PARADISE」は、確かにブルースではなかったものの、同時に'80年代のようなハードロックでもなく、全てのファンの意表を突く内容のアルバムでした。全面的にフィーチャーされた流行のリズム、そして最新のテクノロジーという土台の上に、歌とメロディを中心に組み立てられた楽曲の方向性、なによりゲイリーの作品だというのにギターの要素が後退した「DARK DAYS IN PARADISE」の作風は、ほとんど「ヴォーカリストのソロアルバム」という印象すらあり、ファンには驚きという以上に衝撃をもって迎えられました。ゲイリーはアルバム発表後の'97年6月23日、ロンドンの"シェパーズ・ブッシュ・エンパイア"公演を皮切りにヨーロッパツアーを開始しました。本作はそのツアー終盤の同年10月3日にドイツのマンハイムで行われたライヴの模様を、海外より独自ルートで入手したマスターより音盤化しています。1曲目の「One Good Reason」が始まった瞬間から「本当は放送音源ではないのか?」と錯覚してしまいそうな、抜群のダイレクト感と演奏の聴き取りやすさは本当に絶品です。どこまでも広がるようなクリアで見通しの聴いたサウンド、ここぞという場面にまるでミックスしたように湧き上がる観客の歓声や拍手なども、ライヴを楽しむ上で絶好の臨場感を演出しています。同ツアーからはTV出演した際の映像素材が知られていますが、本音源では極上のサウンドと臨場感が聴き手の脳裏にステージの情景をありありと描き出すようであり、映像すら不要に思わせる高品位な録音には圧倒されてしまいます!アルバムでは打ち込みのサウンドで表現されていた楽曲も、ライヴではゲイリーのギターできちんとプレイされ、「One Fine Day」や「Always There For You」など、曲が本来もっている質の高いメロディや染み込むような情感をしっかりと味わえます。アルバム中でも白眉だった「Like Angels」などはゲイリーが残した名バラードと較べても遜色ありません。打ち込みではなくこのライヴのサウンドで作り直して欲しくなるほど、これらの曲は良かった事が判るでしょう。この時ゲイリーをサポートしているメンバーは、ベースがPINK FLOYDやCOVERDALE PAGE等での活動で知られるガイ・プラットで、ドラムはALLAN HOLDSWORTHでプレイしていたゲイリー・ハズバンドです。どちらもブリティッシュ ロックの大御所たちと共演してきた名プレイヤーで、そのプレイから紡がれるリズムは正確であると同時に、機械的な打ち込みとは対極といえる血の通ったフィーリングを感じさせます。彼らは新曲にライヴの生々しさを吹き込みつつ、「All Your Love」や「Still Got The Blues」など定番曲もスペシャルなテイクとして楽しませてくれます。ディスク2はファンにとって特別な楽曲が続きます。賛否が別れたアルバム中でも「この曲は別格」と多くの聴き手に認めさせた「Business As Usual」は、ライヴにおいても際立った存在感を放っています。ゲイリーが自分の半生を赤裸々につづった14分間のドラマは、ゲイリー亡き今、全てのファンに彼への尽きない想いを新たにさせる事でしょう。さらにアンコールでは「Out In The Fields」と「Over The Hills And Far Way」が長い封印期間を破り、'89年ツアー以来8年ぶりとなるライヴ演奏を実現しています。ゲイリーはどちらの曲でも公式の「LIVE AT MONTREUX」で聴けた以上に"演奏のカン"を取り戻しており、'80年代に迫る素晴らしいプレイを披露しています。「ブルース以降のゲイリーは聴いていない」というハードロック・オンリーのファンも、この2曲のためだけに本作を入手しても損はさせません! そしてラストは「これをやらねば終われない」とばかりに「Parisienne Walkways」が12分にわたり熱演を繰り広げ(特に3分台から4分台に連発する長いチョーキングは最高!)、105分間のライヴを大団円で締めくくっています。ファンにとって'97年のゲイリーは作品・ライヴともに目立たない時期だったかも知れませんが、これらのテイクを聴けば一気に見方が変わるはずです!この'97年ツアーはアルバムへの評価から「A DIFFERENT BEAT」ツアー以上に音源が乏しく、リリースされた素材も公式作品化されたモントルー・ジャズ・フェスティバルの他には、「DARK DAYS TO THE BLUES」(Power Gate-048)に収録されたドイツでのスタジオライヴ程度であり、"聴きたくても聴けない"状態が続いていました。その当時のライヴが気品あふれる超高音質の録音で、しかも完全版で楽しめるのは、コレクターズ・アイテムとしてはおそらく初めてであり、ファンならば絶対に見逃せない一本だと断言します。誰もが"目からウロコが落ちる"ような気持ちを味わうであろう'97年のゲイリー・ライヴを、この機会にぜひご堪能ください!
Live at Capitol, Mannheim, Germany 3rd October 1997 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
Disc 1
1. One Good Reason 2. One Fine Day 3. Cold Wind Blows 4. Like Angels 5. All Your Love 6. Always There For You 7. Oh Pretty Woman 8. Still Got The Blues
Disc 2
1. Walking By Myself 2. Business As Usual 3. Out In The Fields 4. Over The Hills And Far Away 5. Parisienne Walkways
Gary Moore - Guitar, Vocals Guy Pratt - Bass Magnus Fiennes – Keyboards Gary Husband – Drums





























