ゲイリー・ムーアにとってハードロック時代のピークとなった1987年の「WILD FRONTIER」ツアーより、同年を代表するハイクオリティな放送音源が2種類登場です!ワールドツアー最終日となった'87年9月1日のマサチューセッツ州ボストン公演に加え、ツアー序盤のメインイベントに当たる4月1日のロンドン公演を、いずれも過去最上級のマスターを元にパッケージした本作は、全てのゲイリー・ファンの「こういうアイテムが欲しかった!」という渇望を満たし、大いに溜飲を下げる一本になる事でしょう!アイリッシュなムードを全編に湛えた大傑作「WILD FRONTIER」を発表した後、ゲイリーは'87年3月26日のイギリス・エディンバラ公演を皮切りにワールドツアーを開始しました。7月13日から16日にかけての来日公演を経て、7月24日のワシントン州シアトル公演からは本格的なアメリカツアーに突入します。全28公演が行われたこの全米ツアーは中小規模のクラブをメインにサーキットするものでしたが、アメリカでは「VICTIMS OF THE FUTURE」以来となるツアーとあって、各地のライヴはファンから大きな盛り上がりで迎えられ、白熱したショウを繰り広げました。そのツアー最終日となる9月1日のボストン・パラダイスシアター公演は、既発に放送音源をエアチェックした不完全版収録の1枚ものが知られていましたが、最近になって一部ではロングバージョン音源も出回り始めており、ファンからは「決定版」の登場を望む声が高まっていました。その声を受けて今回登場する本音源は、105分間に渡る同日放送音源の最長版を、現在入手可能な最良のマスターを厳選の上、徹底したリマスター・トリートメント作業を行って音盤化しています。既発を凌ぐ良好な音質の本盤こそ記念すべきツアー最終日の音源にふさわしく、ファンからは新たな定番登場として歓迎される事でしょう!場所によってはサウンドや歓声がややノイジーな印象があるものの、明確にステレオ・セパレートされたミックスは、ゲイリーのギターと歌をありありと浮かび上がらせており、主役を支えるボブ・ディズリーとエリック・シンガーの質実剛健なリズムセクション、そしてニール・カーターの絶妙なサポートもそれぞれ手に取るような輪郭で伝わります。ゲイリーの歌声は連日のショウでやや疲れ気味ですが、バンドのテンションはむしろ高く、「Thunder Rising」や「Shapes Of Things」などは最終日を飾ろうとする気合いや勢いを感じます。フィル・ライノットへの想いが滲む「Military Man」に、「So Far Away」と「Empty Rooms」の流れ、そして「Out In The Fields」はいずれも10分を越える熱演で、オーディエンスの盛り上がりも最高潮に達します。曲それぞれが重厚長大でも時間を長いと思わせない中味の濃さが何より素晴らしく、起承転結のメリハリが効いたセットの流れも絶品です。アンコールは「All Messed Up」からスタートし「Murder In The Skies」へと続きます。激しいパフォーマンスの大詰めとあってゲイリーの声はかなり荒れてきているものの、冴え渡るギターのキレとパワーはいよいよ上り調子です。メンバーのサポートも絶妙で、圧倒的なスリルと迫力で押し出すバンドサウンドにはひたすら圧倒されてしまいます。ディスク2の1曲目には、ボストン公演最後の曲となった「The Loner」を収録しています。コージー・パウエルの1stソロに収録されたものをリメイクしたこの曲は、ゲイリーが残した数多くのインストでも屈指の名曲として知られています。ライヴにおいては'86年ツアーからセットインし、常に10分以上の熱演が披露されましたが、ここでは何と20分を越える超ロングスケールで演奏されています!しかもいたずらに冗長という訳ではなく、ゲイリーが紡ぎだす一音一音には明確な意味と気持ちが込められており、巧みに構成されたフレージングは、聴き手の心の隅々まで感動を染み渡らせていきます。「The Loner」のライヴ演奏は結果としてこの日が最後になりました。そのテイクがこのクオリティで残されたのは素晴らしい事で、名実共に同曲の総決算としてふさわしい内容だと断言します! ディスク2の2曲目よりラストまでは、これも'87年ツアーの定番放送音源として知られる、4月1日のロンドン・ハマースミス・オデオン公演を収録しています。ここで聴ける内容は近年ドイツで再放送されたアッパー&ロングバージョンを収録したもので、公式級のミックスと分離、安定感とクリアさを併せ持った音質は、オープニングの「Over The Hills And Far Away」から、本編ボストン公演をも凌ぐ抜群のクオリティを誇っています。生っぽさと音の迫力が魅力だったボストンの音と比較して、本ロンドン公演のサウンドはより均整がとれたラインならではの聴き易さが魅力で、音の個性という点では甲乙付けがたいものがあります。キーボードが鮮明にフィーチャーされた「Thunder Rising」は、輝くようなアレンジと流麗なメロディ、ハードでスピーディな展開が三位一体で最高の音空間を構築し、聴き手をケルト神話の世界へと誘う事でしょう!ボストン公演では聴けなかった「Wild Frontier」や、ライヴのハイライト「Out In The Fields」などの演奏はもはや筆舌に尽くし難く、ゲイリーがハマースミスのオーディエンスに「アイルランド魂」を見せつけているような凄みを覚えます!また既発の同日エアチェック音源は「So Far Away」が未収というものが多く、いきなり「Empty Rooms」が始まっていましたが、本音源ではここもきちんと収録されており、ゲイリーが意図した形での楽曲展開を楽しめます。音源を締めくくる「All Messed Up」まで'80年代ゲイリーの旨みを凝縮した曲目は、約53分という時間をはるかに上回る密度を感じさせ、満足感の点でもボストン公演に引けを取るものではありません!'87年ツアーの要所をいずれ劣らぬハイクオリティ・ソースで切り取った本作は、文句なしに「WILD FRONTIER」ライヴ音源の決定版です。聴き易さと演奏の素晴らしさから、初心者には「初めに聴く一本」として、ベテランコレクターは音質向上が嬉しい「必携音源」として、本作は避けて通れない大定番になるでしょう!ハードロック・ヘヴィメタルファンの誰もが見逃せない公式級の一本が、堂々のリリースです!
Live at Paradise Theatre, Boston, MA. USA 1st September 1987 STEREO SBD Live at Hammersmith Odeon, London, UK 1st April 1987 STEREO SBD
Disc 1
1. Intro. 2. Over The Hills And Far Away 3. Thunder Rising 4. Shapes Of Things 5. Military Man 6. So Far Away 7. Empty Rooms 8. Out In The Fields 9. Rockin' Every Night 10. All Messed Up 11. Murder In The Skies
Disc 2
1. The Loner
Live at Hammersmith Odeon, London, UK 1st April 1987
2. Over The Hills And Far Away 3. Thunder Rising 4. Shapes Of Things 5. Wild Frontier 6. So Far Away 7. Empty Rooms 8. Out In The Fields 9. All Messed Up
Gary Moore - Guitar, Vocals Neil Carter - Keyboards, Guitar, Vocals Bob Daisley - Bass Eric Singer - Drums
STEREO SOUNDBOARD RECORDING





























