本作に収録されているのは「1987年10月2日アムステルダム公演(オランダ)」のオーディエンス録音です。ツアーの全容ですが、ここでは「欧州」、さらに続く「英国#2」をズームしてみましょう。
●欧州 ・1987年9月29日:ハンブルグ ・1987年9月30日:デュッセルドルフ 別CD ・1987年10月2日:アムステルダム【本作】
●英国#2 ・1987年10月4日:ニューカッスル・1987年10月5日:ノッティンガム『NOTTINGHAM 1987』・1987年10月6日:マンチェスター・1987年10月7日:ブリストル・1987年10月8日:ロンドン 『UTTER DESTRUCTION』
このように彼らはドイツ2公演+オランダ1公演を実施。その後、英国へと歩みを進めます。ドイツ公演の他、英国公演の名作『NOTTINGHAM 1987(ZODIAC 187)』『UTTER DESTRUCTION』でご紹介してきました。本作は、その中でも1回こっきりのオランダ公演なのです。そんな本作は、実に素晴らしいオーディエンス・サウンド。楽音のクリアさ/極太感は素晴らしく、距離感のないダイレクトぶりはライン録音並み。煩わしいオーディエンス・ノイズに邪魔されることもありません。あまりにダイレクトすぎるヴォーカルが耳元レベルの超クリア録音なのです。そのクリア・サウンドで描かれる貴重なヨーロッパ・ショウは、やはり素晴らしい。本編プレスCDのドイツ公演と同じように“初めての国”を訪れたテンションと堅実さが見えますが、ドイツでの経験が自信にもなったのか、さらに強靱なパフォーマンスを聴かせてくれます。その一方で、その“慣れ”がちょっとしたハラハラ(?)するシーンも生み出している。デュッセルドルフと同じように「Knockin' On Heaven's Door」で観客をステージに上げて歌わせるのですが、そこで観客が「Knock, knock, Knockin' On Heaven's Door」を「Fuck, fuck, fuckin’ Guns N' Roses!!」と叫んでしまうのです。まぁ、今でこそファンなら誰でも歌える曲ですが、当時はレコーディングもされていないカバー。西ドイツでは歌詞が分からずモゴモゴ言ってる観客ばかりでしたが、オランダ人は英語力が高いだけにハンパな聞き取りでも自信があったのか、いきなりの事に舞い上がっていたのか……。ともあれ、アクセルがぶちギレて演奏を止めるような事態にはならないものの、一瞬ヒヤっとなるシーンです。 絶好調ぶりも丁寧さもヒヤっとするシーンも、アメリカともイギリスとも違うヨーロッパ公演ならではの面白さ。本作もまた、貴重な“1987年ヨーロッパ”を味わい尽くす傑作ライヴアルバムです。
Live at Paradiso, Amsterdam, Holland 2nd October 1987 TRULY AMAZING SOUND (53:01)
1. Intro. 2. It's So Easy 3. Move To The City 4. Mr. Brownstone 5. Out Ta Get Me 6. Sweet Child O' Mine 7. Nightrain 8. Welcome To The Jungle 9. Knockin' On Heaven's Door 10. Paradise City 11. Mama Kin
W. Axl Rose - Vocal Slash - Guitar Izzy Stradlin - Guitar Duff McKagan - Bass Steven Adler - Drums





























