貴重な“UNMASKED TOUR 1980”の大傑作ライヴアルバムが初登場です。本作に収められているのは「1980年9月2日ミラノ公演」。そのマスター・カセットからダイレクトにCD化された極上品です。このマスターは、当店独自のルートでもたらされたもの。これまで幾多の世界初サウンドボードをお届けしましたが、その発掘ルートから浮かび上がってきたオーディエンス・アルバムなのです。その驚異のサウンドをご紹介する前に、まずはショウのポジションをツアーの全体像から確認しておきましょう。
《5月20日『UNMASKED』発売》・7月25日:ウォームアップ・ショウ・8月29日-10月13日:欧州(29公演)←★ココ★・11月8日-12月3日:オセアニア(11公演)
以上、全41公演。KISS栄光の歴史でも凹んだ時期だけにやや小ぶりのツアーで、本国アメリカはウォームアップ・ギグのみ。その中で本作のミラノ公演は4公演目という極初期コンサートでした。また、ツアーに先立って故エリック・カーが加入。本作は、ツアー極初期と言うだけでなく、エリックにとっても4公演目なのです。このショウは、曰わく付きでもありました。実は暴動が起きた事でも有名なのです。事の起こりは開演前。チケットを持っていない若者の一団が入り口を突破して入場、中で乱闘騒ぎを起こしたのです。この騒ぎに警察も出動し、催涙ガスまで打ち込む事態となった。その後、騒ぎを起こした若者たちはつまみ出されて開演を迎えるのですが、それでも興奮した場内は荒れ模様。空ボトルや牛乳パック(?)、果物(??)が乱れ飛び、再び警察が介入し、ニュース報道される騒ぎとなってしまうのです。そんなショウを収めたのが本作なのですが、幸か不幸か、これだけの騒ぎがあったとは思えない強力ライヴアルバムに仕上がっています。まず、その一因は見事すぎるサウンド。どういう録音環境だったのかは知る由もありませんが、オーディエンス・ノイズがほとんどなく、楽音と歌声が強力無比。レーザービームのように鮮やかな楽音が真っ直ぐ直球で飛び込み、ちょっとしたラジオ音源と言いますか、最新のIEM録音のようなサウンドなのです。しかも、その鮮度も驚異的。何しろ、大元カセットからダイレクトにデジタル化されていますので、その鮮度は究極的。ダビング劣化も歪みもあろうはずがなく、安定感も見事なノイズレス・サウンドが絶え間なく続くのです。もう1つ、暴動を感じさせないのが絶好調でかっ飛ばすKISSの大熱演。何よりも“THE FOX”の熱演でしょう。何しろ、当時30歳のエリックはそれまでローカルなカバーバンドくらいしかキャリアがなかったわけですが、その彼が一夜にして世界的大スターの一員。しかも、『UNMASKED』が不評とは言ってもそれはアメリカだけの話であり、本作のヨーロッパレッグでは反対にツアーも大盛況だった。世界に飛び出し、大観衆の熱狂を目の当たりにしたエリックが奮起しないわけがない。その喜び溢れる溌剌としたドラミングが全編にわたって炸裂しているのです。もちろん、エンジンであるドラマーが全開でプッシュするのですから、背中を押された3人も全開。生粋のライヴバンドであるKISSが息を吹き返した刹那がたっぷりと記録されているのです。そんな熱演で描かれるセットもオイシイ。“ファンの喜ぶ大ヒット曲”を大事にするKISSだけに、ともすればセットリストが似てしまいがちですが、本作にそれはない。注目はやはり問題作『UNMASKED』の新曲「Is That You?」「Talk To Me」「You're All That I Want」でしょう。「Talk To Me」こそ2001年の再結成時代にも演奏されましたが、残りは当時だけのレアナンバー。特に「You're All That I Want」は演奏記録自体が指折り数えられるほどしかない。それをマスター・クオリティのクリアサウンドで楽しめるのです。 正直なところ、極上サウンドボードを連発しているルートだけに「え? オーディエンス?」とは思いました。しかし、そのマスターを再生した瞬間、世界初サウンドボードにも匹敵する衝撃に襲われた。それほど凄まじい録音であり、ショウなのです。歴史に残る“暴動の夜”でありながら、それさえも忘れさせる激レアなセット、そしてエリック・カーが世界に躍り出たばかりのエネルギッシュ・ライヴです。そんな名演を初登場マスター・ダイレクトで掘り起こした大傑作。
Live at Vigrelly, Milan, Italy 2nd September 1980 PERFECT SOUND(from Original Masters)
Disc 1 (43:13)
1. Intro 2. Detroit Rock City 3. Cold Gin 4. Strutter 5. Calling Dr. Love 6. Is That You ? 7. Firehouse 8. Talk To Me 9. You're All That I Want 10. 2,000 Man 11. Guitar Solo Outro 12. I Was Made For Lovin' You
Disc 2 (39:11)
1. New York Groove 2. Love Gun 3. Bass Solo 4. God Of Thunder 5. Drums' Solo 6. God Of Thunder (reprise) 7. Rock And Roll All Nite 8. Shout It Out Loud 9. King Of The Night Time World 10. Black Diamond
Paul Stanley - Vocal & Guitar Gene Simmons - Vocal & Bass Ace Frehley - Guitar & Vocal Eric Carr - Drums & Vocal





























