「ヘヴィメタル生誕」の刹那を伝える超・極上ステレオサウンドボード・アルバムが登場です! 「ヘヴィメタルはいつ生まれたか?」には諸説紛々。STEPPENWOLFが「Heavy metal thunder!」と歌った時、ローリング・ストーン誌にTHE ELECTRIC FLAGのレビューが載った時、雨音の中で「Black Sabbath」のリフが鳴った時、ニール・ケイがバンドワゴンでDJマイクを執った時……。いずれの説を採るにしても、間違いないのはJUDAS PRIESTの『BRITISH STEEL』こそが決定打だったということ。それまでハードロックの別表現でしかなかった「HEAVY METAL」を新しい音楽と位置づけ、とことん刻むリフ&リフ&リフを徹底的に乾いたサウンドで鳴らした。そして何より、レザー&スタッドに身を包んでの「Metal Gods」宣言。これ以降、議論の余地なく「ヘヴィメタル」は独り立ちしたのです。本作は、そんな鋼鉄革命を世界に布教した“BRITISH STEEL TOUR 1980”の最高傑作ライヴアルバムなのです!!
【超極上サウンドボードのアップグレード】
そんな本作に収められているのは「1980年月25日デンバー公演」。このショウはサウンドボード音源が知られており『AMERICAN STEEL』として愛されてきました。古くからの大定番であるヘムステッド公演(ロングアイランド)のFM放送よりも遙かに音が良く、完全フル収録の卓直結サウンドボード。まさに“BRITISH STEEL TOUR 1980”の最高峰たる1枚でした。本作もまた同じサウンドボード録音ではありますが、さらに強力な新マスターなのです。冒頭の鼓動のようなSEからして既発より長めに収録されていますが、それは別マスターの証拠に過ぎない。肝心なのは、さらに鮮やかに、さらにダイレクトになったサウンドです。『AMERICAN STEEL』からして「オフィシャル超え」の直結サウンドボードでしたが、本作と比べてしまうとくぐもって聞こえる。ロブ・ハルフォードの歌声も、K.K.&グレンの華麗なツインリードも、強靱なリズム隊も、耳にド直結……いえ、“頭の中にJUDAS PRIESTがいる”感覚なのです。彼らの歴史上、幾多の公式ライヴアルバムもサウンドボードもありますが、これほどまでの没入感は体験したことがない。まさに、神々と一体になるライヴアルバムなのです。
【公式が残すべきだった超メタル・ライヴ】
そのサウンドがまた、“BRITISH STEEL TOUR 1980”に異様に似合う。大歓声も遠くに聞こえる卓直結であり、もちろん音響・反響の類はなし。演奏/歌声の“芯”が丸出しになっているわけですが、それが『BRITISH STEEL』時代のJUDAS PRIESTにピッタリ。かの名盤は叙情性やドラマティズムといった長所をかなぐり捨て、贅肉を削りに削りきったタイト・サウンドを目指していました。それがまた猛烈に鮮烈だったわけですが、本作はさらに上を行く。極わずかでもエコーをかけて全体を整えていたスタジオアルバムに対し、本作は丸っきりの録って出し。その代わり、全員せーの!な生演奏でアンサンブルも超滑らか。オイルのたっぷり効いた金属塊が軋みもせずに噛み合うマシンのようです。
サウンド/アンサンブルが徹底的に『BRITISH STEEL』的でありながら、セットは真逆なのも面白い。シングルの「Living After Midnight」こそ演奏していますが、現代では当たり前すぎるほどのド定番「Metal Gods」「Breaking The Law」すらない。逆に今となっては珍しい「You Don't Have To Be Old To Be Wise」「Grinder」「Steeler」を披露しているのです。さらに聴き応えたっぷりなのが70年代の超名曲群。こちらも普通ではなく、猛烈にタイトで、まるで「過去曲のBRITISH STEELバージョン」のような仕上がりなのです。かの革命的スタジオ盤さえも超える超ダイレクト・超メタル。本来であれば、本作は『BRITISH STEEL』30周年盤のボーナスディスクになるべきでした。しかし、現実には2009年のアルバム再現ショウが収録された。興行も含めたビジネス的には分からなくもない判断ではありますが、そのせいで“BRITISH STEEL TOUR 1980”が公式化される機会が潰えてしまった……。本作は、そんな悔しみを晴らし、堂々と「公式代わり」となり得る超名盤。29年後のアルバム再現ライヴよりも、遙かに『BRITISH STEEL』の本質をえぐり出している極上ライヴアルバムなのです。GRINDER、UNITED、RAGE、STEELERなど曲名に由来した数々のバンドを生み出し、PANTERAが『REINVENTING THE STEEL』で全霊の敬意を示し、ドキュメンタリーDVD『CLASSIC ALBUMS』が作られ、K.K.ダウニング最後の活動となったアルバム再現ツアーまで実現した『BRITISH STEEL』。シーンから見ても、PRIEST自身から見ても、あまりに革命的な金字塔でした。しかし、いかに『BRITISH STEEL』が名盤だったとしても、レコードだけでは革命は起きなかった。彼らは世界中を巡って「これがヘヴィメタルってもんだ!」を宣言し、カミソリの刃でメッタ切りにした。だからこそ、世界中から“神に続け”とばかりにメタル・バンドが生まれていったのです。本作は、そんな歴史的記念碑ツアーでも、もっとも鋭利な超・極上ステレオサウンドボード。まさにこれ以上はない、究極のメタル・ライヴアルバムです。
Live at Rainbow Music Hall, Denver, CO. USA 25th June 1980 STEREO SBD(UPGRADE) (70:26)
1. Intro. 2. Hell Bent For Leather 3. The Ripper 4. Running Wild 5. Living After Midnight 6. Sinner 7. Beyond The Realms Of Death 8. You Don't Have To Be Old To Be Wise 9. Grinder 10. Victim Of Changes 11. Steeler 12. Genocide 13. Tyrant 14. The Green Manalishi (With The Two Pronged Crown)
STEREO SOUNDBOARD RECORDING
Rob Halford - Vocals Glenn Tipton - Guitars K.K. Downing – Guitars Ian Hill - Bass Dave Holland – Drums





























