ブルース時代の極上オフィシャル映像が史上最高峰クオリティで蘇りました。本作は、彼のブルース映像第2弾となった1993年の『LIVE BLUES』を日本盤レーザーディスクから復刻したもの。第1弾の『AN EVENING OF THE BLUES WITH GARY MOORE & MIDNIGHT BLUES BAND』のDVD化も大好評を賜りましたが、本作も同じ国内コレクターの秘蔵品を用い、同じ海外専門メーカーのコラボレーションによる珠玉のDVD化です。ここで、お決まりの復刻シリーズのご紹介をさせていただきます(ご存じの方は軽く読み飛ばしください)。このシリーズは、廃盤の映像作品をあらゆる手段を講じて世界最高峰クオリティでDVD化するというもの。まず、大元となるのは日本盤レーザーディスク。レーザーディスクはビデオカセットよりも解像度が高い企画の上、保存性でも群を抜いていますが、その中でも早くから新メディアに積極的だった日本製はラインナップも品質も世界一でした。しかも、単なる日本盤ではありません。使用しているのは、国内のコアコレクターが秘蔵していたミント・クオリティ。開封こそされていましたが、キズがないどころか「再生したことがあるの?」という極上品を用いています。そのミント盤からDVD化する際も精緻を凝らしている。今や再生機を手に入れることも難しいレーザーディスクではありますが、この復刻シリーズではアナログ映像を専門に扱っている海外メーカーと提携。プロ仕様のハイエンド機材とスタジオ環境でデジタル化。レーザーディスクが内包している情報量を2016年の最新技術で可能な限り絞り出している。その究極クオリティぶりに、当時のレーザーディスクをお持ちの方でも「うちのプレイヤーじゃここまで綺麗に再生できない」と、リピートでお求めくださるほどなのです。そんな行程を経て蘇った本作は、まさに“映像美”の3文字が相応しい。今までも復刻シリーズに1本でも触れたことのある方なら、そのクオリティをご存じのことと思いますが、本作は輪をかけて素晴らしい。VHSの宿命である再生ヨレもノイズさえないのは当たり前。撮影自体はアナログ時代であるハズなのですが、あまりにキメ細やかで美しい画面は現代デジタル映像にすら匹敵する。ゲイリー・ムーアの手元に寄れば、浮き出る血管まではっきりと映し出され、スッと引けばスポットライトの光芒、その粒子まで見えるような超絶な美しさなのです。音声もまた然り。完璧なオフィシャル・サウンドで、すべての楽音が磨き上げられているだけでなく、弦のこする音まで鮮烈な生々しさ。その上で保存状態まで凄まじく、マスタリングで無理に加工した形跡もない。これは「当時の音」というよりは「マスターテープの音」と言ってもいいほどに鮮やかでナチュラルなのです。史上最高峰クオリティを誇る復刻シリーズでも、バツグンの高品質で刻まれているのは、深く踏み込んだゲイリーのブルース。『AN EVENING OF THE BLUES』と同じ“GARY MOORE & THE MIDNIGHT BLUES BAND”名義のパフォーマンスではありますが、あちらはブルース・スタイルになってから8・9公演目。それに対し、本作はさらにブルース道に深入りしたアルバム『AFTER HOURS』を経たツアーの最終日。翌1993年にはシンプルなバンドスタイルで2公演こなした後、JACK BRUCE & FRIENDSに参加→BBM結成へと歩みを進めることもあり、ビッグバンド・スタイルの総決算ライヴでもあります。言わば、前作がブルースに憧れるロックギタリストだとしたら、本作はキャリアの軸足をブルースに移す覚悟の固まったゲイリー。ブルースへの自信は比べものにならないほど深くなり、フレーズの妙味はより自然になっています。その深いブルースが爆発するのは、御大B.B.キングとの共演シーンでしょう。前作ではアルバート・キング&アルバート・コリンズと共演していましたが、本作ではアイボリー・ジョー・ハンターの「Since I Met You Baby」とB.B.の十八番「The Thrill Is Gone」の2曲で大御所と相まみえる。特に素晴らしいのは、「The Thrill Is Gone」で、“王の中の王”とギターを付き合わせて交わすゲイリーは、以前とはもはや別人なほどに深い。アルバート・キングに「水をぶっかけたくなるね」と言われた熱さはそのままに、ワンノートの囁きにまで感情を込めたフレーズの応酬。敬意たっぷりにB.B.のフレーズに応えていたゲイリーが徐々に饒舌になっていき、今度は王をリード。互いのノートが熱を帯びていく中、ニヤッと笑うキング……。まったくもって鳥肌ゾワゾワ、背筋ゾックゾク! 「大御所に認められた瞬間」等と言いたくなるところですが、そんな言葉では安っぽくなってしまう。これはもう、ロックがどうとか、ブルースがどうとかではない。ギターに生き、ギターで語り合う2人の濃密の会話。音だけでも強烈ですが、“顔で弾く”2人が互いの指先を見つめ合う空気感が映像ならでは。凄い。ギター弾きはおろか、ギター・ミュージックを愛する総ての方にご覧頂きたい名シーン中の名シーンです。魂の求めるまま、より深いブルースの世界に歩み出したゲイリー・ムーア。“憧れ”から“生き様”へと変わった彼のブルースがたっぷりと詰まった公式映像、その世界最高峰バージョンです。泣きのギタリスト、情熱のギタリストは数あれど、ゲイリーだけが特別なのはなぜか。なぜ、同じ曲、同じフレーズを弾いてもゲイリーは違うのか。その要となる感性が丸裸になるブルースの世界最高映像。ぜひ、あなたもご体験ください。
Live at the Town and Country 2, London, UK 11th November 1992 PRO-SHOT (96:50)
1. Cold Day In Hell 2. Walking By Myself 3. Story Of The Blues 4. Oh Pretty Woman 5. Intro 6. Separate Ways 7. Too Tired 8. Still Got The Blues 9. Since I Met You Baby (with B.B. King) 10. The Thrill Is Gone (with B.B. King) 11. The Sky Is Crying 12. Further On Up The Road
13. King Of The Blues 14. Jumpin' At Shadows 15. Stop Messin Around
Gary Moore - guitar, vocals Tommy Eyre - keyboards Andy Pyle – bass Graham Walker - drums Martin Drover - trumpet Frank Mead - alto sax, harmonica Nick Pentalow - tenor sax Nick Payn - baritone sax Candy Mackenzie - backing vocals Carol Thompson - backing vocals
Special Guest B.B. King - Guitar, Vocal on Since I Met You Baby & The Thrill Is Gone
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.97min.
IMPORT TITLE





























