華やかなりしLAメタルでも、大人の色気で異彩を放っていた白鮫。彼らが待望の初来日を果たしたのは1990年春のことでした。あの想い出が鮮明に蘇る極上映像がリリース決定です。本作に収められているのは「1990年5月4日:大阪フェスティバルホール公演」。まずは、初来日の日程から確認してみましょう。
・5月1日+2日:東京簡易保険ホール ・5月4日:大阪フェスティバルホール 【本作】 ・5月5日:名古屋市公会堂 ・5月7日-9日:新宿厚生年金会館(3公演) ・5月11日:川崎市立産業文化会館
以上の全8公演。ほとんどが関東圏に固まっていたわけですが、本作は唯一の大阪公演を収めたオーディエンス・ショットです。本作最大のポイントは強烈なクオリティ。まず、何よりも美しい。猛烈にビビッドで発色も異様に鮮やかな画面は、27年前とは思えない。もちろん、時代柄アナログ・ビデオ撮影なのですが、デジタル大全盛の現代の眼にも眩しい美しさ。それもマスタリングでハイライトを上げたようなシロモノではなく、マスター・ダイレクトでしかあり得ない詳細さ・鮮度が凄まじいのです。その映像美以上に凄いのが撮影テクニック。ステージ正面2階席からの見下ろしショットなのですが、最前なのか前列の影が一切映らない……と言いますか、観客がまったく映らない。1階席の観客さえ見えずに、ステージ“だけ”が画面を占領する極上視点なのです。その上に、果敢なズームが凄い。思い切り寄るとジャック・ラッセルの表情やたなびくブロンドの1本1本まで鮮やかなのですが、その寄り方までもが素晴らしい。GREAT WHITEのファンなのは間違いなく、ショウの見どころを逐一押さえまくるだけでなく、1曲1曲のビートや進行まで熟知し、音楽に沿ってズーム・イン/アウトするのです。例えば「Mista Bone」。しばらくはじっくりと見どころを追っていくのですが、ラストでテンポアップするパートで一気に激しくズームを繰り返す。代表曲「All Over Now」のサビでは「There's nothin' left」でググッと引き、「Baby! It's all over now!!」でグイッと寄る。まさに歌詞単位で曲を知り尽くし、ノリッノリで録っているのです。このアクティヴで的確なズーム……はて? この技はどこかで見たような……。確証はありませんが、恐らく彼に違いない。そう、MOTLEY CRUEの大傑作『OSAKA 1990』やMEGADETH『OSAKA 1991』のカメラワークに酷似している。「独りマルチカメラ」「ジェットコースター・アングル」「ガチョーン・ショット」等々……大いに話題になった“あの”技が本作でも炸裂しているのです。この猛烈なカメラワークがまた、GREAT WHITE初来日の記憶を強烈に蘇らせてくれる。諸問題でなかなか来日公演が実現しなかった彼らが、全米大ヒットを引っさげて来てくれた。あの待ちに待った気持ち。実際に『ONCE BITTEN』『...TWICE SHY』の名曲群だらけのステージを目の当たりにした興奮。それが、そっくりアクティヴなカメラワークで描かれる。思わず、顔も知らない撮影者に「そうそう、最高だったよね!」と語りかけたくなるのです。ただでさえ2大名盤『ONCE BITTEN』『...TWICE SHY』の名曲群やLED ZEPPELIN、AC/DCのカバー等々、大全盛期ならではの超・美味しいショウ。それを極上クオリティで捉えているだけでも、本作は名作です。しかし、それ以上に初来日の“待望感”まで描超ききっている。あの春の日を体験された方、惜しくも逃された方。そんなあなたに贈る、世界に2つとない大傑作です。
Live at Festival Hall, Osaka, Japan 4th May 1990 AMAZING SHOT1. Intro. 2. Move It 3. Call It Rock N' Roll 4. Gonna Getcha 5. Gotta Have A Women Like You 6. Mista Bone 7. All Over Now 8. House Of Broken Love 9. Can't Shake It 10. Once Bitten Twice Shy 11. The Angel Song 12. Rock Me 13. Red House
14. Sin City 15. Babe (Im Gonna Leave You) 16. On Your Knees 17. Wasted Rock Ranger
COLOUR NTSC Approx.99min.





























