HEARTが'80年代中盤から続いた"ゴージャス路線"から脱却し、原点回帰への第一歩となった「DESIRE WALKS ON」当時のライヴより、1994年3月18日のカナダ・ウィスラーでのテレビ出演ライヴが、ファン必見のタイトルで登場です。1990年発表のアルバム「BRIGADE」およびそのツアーでの模様を収録した公式ライヴ作品「ROCK THE HOUSE LIVE!」で、HEARTは1985年から続いた"ゴージャス路線"を終了し、バンド活動を一時休止します。その間アンとナンシーのウィルソン姉妹は、 サイド・プロジェクトの"LOVEMONGERS"を立ち上げ、HEARTがデビュー当時に志向していたようなアコースティック路線を模索するようになり ました。彼女らが再びHEARTとしての活動を再開したのは1993年。この年に11作目のアルバムとして発表した「DESIRE WALKS ON」では、(彼女らの本拠地であるシアトルを中心に)当時流行していたグランジの影響や、外部ソングライターの楽曲を残しつつも、全体的には'70年代 HEARTを志向したような、原点回帰を図った作風になりました。'80年代を支えたベースのマーク・アンデスは脱退し、ツアーでもドラムのデニー・カー マッシがWHITESNAKEへと参加するなど、この頃からバンド内は流動化していくのですが、ウィルソン姉妹のカラーはより前面へと押し出されていきま す。本作ではその「DESIRE WALKS ON」から、1994年3月18日にカナダ・バンクーバーのウィスラーで行われたテレビ・ショウにおける演奏(+インタビュー)を、現地テレビ放送マスターを用いた極上のマルチカメラ・プロショットで楽しめます。このウィスラーにおけるテレビ・ショウは、3月上旬に行われた来日公演の直後に当たるもの。現地バンクーバーや会場の様子を映したイントロに続き、 「DESIRE WALKS ON」収録の新曲「Back To Avalon」から演奏はスタートします。アコースティックの温もりある楽音、相変わらずパワフルなアンのヴォーカルは、'70年代からのファンも「これ こそHEART」だと喜ぶでしょう。'80年代の派手で大規模なステージから一転、ほぼスタジオ・ライヴといえる小ぶりな会場での演奏、ステージと観客の 距離が非常に近いアットホームな雰囲気など、原点回帰を図るウィルソン姉妹の意思を感じます。この後はインタビュー(新作についてや、ファンからの質問にアンやナンシーが応えます)を挟みながら、アコースティック・アレンジで「Dog And Butterfly」や「Cherry Blossom Road」を演奏。ナンシーのギターと絶妙に絡み合う、アンのエモーショナルな歌唱は素晴らしいです! さらに'80年代の代表曲「These Dreams」ほか「Alone」も、原曲のメロディを活かしつつ、新たな解釈で楽しめます。
「DESIRE WALKS ON」から2曲続く中盤部分は大きな見所。マット・ラングが作曲を手がけた「Will You Be There」に、ドナ・サマーのカバー「The Woman In Me」はアルバムでも聴き所でした。ここでのアコースティック・アレンジも素晴らしい聴き応えです。来日公演でも取り上げられたNAZARETHカバー 「Love Hurts」も彼女らの色合いをまとい、見事な演奏を聴き込ませます。映像の後半では1stアルバムからの「Dreamboat Annie」が、ラストに「DESIRE WALKS ON」からボブ・ディランのカバー「Ring Them Bells」が演奏され、しっとりとしたムードの中で80分間の映像を締めくくります。激動の'80年代を乗り越え、本来のバンド像へと立ち返ろうとしていた1994年のHEARTを、本作では素晴らしいサウンドと映像で楽しめます。本作のみのオリジナル・メニュー付き、アメリカン・ロックファン必見の一本を、この機会にぜひお楽しみください。
Live at Whistler Convention Center, Whistler, BC. Canada 18th March 1994 PRO-SHOT (80:12)
1. Introduction 2. Back To Avalon 3. Interview #1 4. Dog And Butterfly 5. Cherry Blossom Road 6. Interview #2 7. These Dreams 8. Interview #3 9. Will You Be There 10. The Woman In Me 11. Interview #4 12. Alone 13. Love Hurts 14. Interview #5 15. Dreamboat Annie 16. Interview #6 17. Ring Them Bells
Ann Wilson - Vocals Guitar Nancy Wilson - Guitar, Vocal Howard Leese - Guitar, Keyboard, Vocal Denny Fongheiser - Drums, Percussion Fernando Saunders - Bass
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.80min.





























