彼ら随一の名作『PRIDE』と共に実現した初来日。その貴重なマルチカメラ・プロショットがリリース決定です。本作に収められているのは「1988年9月18日:渋谷公会堂」公演のライヴ5曲に、貴重なプロモ4曲。この時の来日はジャパンツアーというよりプロモーション来日。その際に実現したライヴなのです。まずは、全盛を究めていた当時の活動概要からショウのポジションを確認してみましょう。
【1987年】・3月6日+5月10日:ウォームアップ《6月21日『PRIDE』発売》・6月20日-7月28日:北米#1(29公演)・9月10日-12月30日:北米#2(32公演)
【1988年】・1月19日-2月2日:欧州(8公演)・2月28日-9月10日:北米#3(111公演)・9月18日:日本(プロモ・ショウ)←★ココ★・9月27日-10月29日:北米#4(24公演)・11月26日:ジャージー・ショア公演
これが『PRIDE』に伴うワールドツアーの全体像。本拠地北米のショウが大部分を占め、その余勢を駆ってヨーロッパへも活動を広め始めた時代。日本公演は『PRIDE』のリリースから1年3ヶ月を経てようやく実現したものでした。そんな時代の光景を伝える本作は、貴重にして素晴らしいクオリティのマルチカメラ・プロショット。時代柄アナログ撮影ではありますが、マスター鮮度がバツグンで白線ノイズ1つ見当たらず、ダビング痕もない。30年前の光景を当時そのままに映し出す映像美。もちろん、サウンドも鉄壁ばりばりのサウンドボードです。そのクオリティで描かれるWHITE LIONは、絶頂の輝きを全身から発している。前半5曲の渋谷公会堂公演は『PRIDE』を中心に「Broken Heart」を織り交ぜたダイジェスト収録。しかし、短いながらも濃厚な時代感が素晴らしい。ヘアメタル全盛らしくキラキラとしていながら、同時にGUNS N’ ROSESのストリート革命の余波も受けたワイルドさも併せ持つ衣装、日本人らしい黄色い嬌声ときめ細やかな大合唱が美しい。ステージ狭しと走り回るマイク・トランプは「Tell Me」で勢い余って(?)客席に降りていってファンを抱きしめるのですが、その観客達のバブリーな出で立ちも目に染みるのです。そして、後半のプロモ4曲も美味しい。こちらも『PRIDE』のヒット・シングルが並び、そこに『BIG GAME』の「Little Fighter」も追加されたセレクション。すでにミュージシャンが演技する時代は終わっており、演奏シーンで組み上げられたクリップは80年代後期の薫りが強烈。まるでBON JOVIな「Little Fighter」や円形セットがDEF LEPPARD的な「Tell Me」、映画『フラッシュダンス』の名シーンが透ける「Wait」。そして、ただひたすらに胸が締め付けられる「When The Children Cry」……。盛り髪のマイクにカメラ目線で見つめられながら、美しいメロディに胸を焦がすことができる映像集なのです。『PRIDE』でブレイクスルーを果たし、日本にまでやって来たWHITE LION。その姿をマルチカメラ・プロショットで浸りきれる傑作です。刹那ではあったけれど、間違いなく時代の風は彼らに味方し、その中で白し獅子たちは眩しく輝いていました。単なる“良い曲を書くバンド”以上だった1988年のWHITE LION。本作は、その確かな証拠映像。
Live at Shibuya Kokaido, Tokyo, Japan 18th September 1988 PRO-SHOT
1. Hungry 2. Tell Me 3. Broken Heart 4. When The Children Cry 5. Wait
Promo Clips
6. Little Fighter 7.Wait 8. Tell Me 9.When The Children Cry
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.40min.





























