1972年7月22日、東京・後楽園球場でのライブのテレビ放送映像のアップグレード・ヴァージョンを73分に渡って収録。当時、民放テレビで生中継され、同日夜中に再度、未放送分を含めて放送されたその2テイク全てを収録。冒頭「4万人大集会 於:後楽園球場」というテロップが時代を感じさせてくれますが、今見ても、1972年に日本で放送された生中継ロック・コンサート映像としては驚くほどのクオリティであり、当時、放送に関わったスタッフのセンスと技術には改めて驚かされます。ビデオをマスターとしているため、途中、ヨレやトラッキングノイズが入ったりもしますが、画質・音声ともに非常に優秀です。冒頭には故糸居五郎氏の「じゃあお待ちどうさま!エマーソン・レイク&パーマー」のアナウンスも収録されています。冒頭の「今、僕達二人(八木ちゃんとニッキー)は後楽園に来ていますけど、後楽園球場では凄い事が起こっています!」という絶叫と、チューニングが狂いまくったムーグがインパクト抜群。生中継ゆえに、元々用意してあったTarkusのサブタイトル曲名が実際の展開と全く合っていないのはご愛嬌。冒頭Hoedownの冒頭でムーグが完全にチューニングが狂っているのにはずっこけますが、演奏は総じて素晴らしく、3人のロックスター然としたルックスやアクション、そしてまるで漫画の主人公達のような、この世の者とは思えない程のカッコよさは凄いものがあり、当時、この放送を生で見た関東圏の人たちのショックは相当なものだったことでしょう。Battlefieldの歌の途中でグレッグが「Confusion!」とEpitaphの一節を歌い、一瞬の間のあと、観客がどよめく所はなかなかリアルで感動的です。Piano Improvisationの途中に「ロック・エクスプロージョン・スペシャル…このあと11時35分より午前1時まで、「二大ロック・真夏の激突」と題して、フリーとEL&Pを中継録画でお送りします。」とのテロップが流れます。「展覧会の絵」の途中でエンドテロップが流され、"NOW 7時55分"、"10時35分につづく"と手書きの時計の絵が出てきます。Rondoでは、若きカールの口に鐘の紐を加えての壮絶なドラムソロ、更に直後にはエマーソンが日本刀を持っていきなり登場、ハモンドに突き刺すという、迫力あるシーンを見ることができます。ラストにはインタビューシーンも収録。ロックが本当にロックであった時代の最高のサンプル映像と言えるでしょう。当時のムードをリアルに体感できる、全ての70's 洋楽ファン必携・必見の一枚です。新装ジャケ&オリジナル・メニュー付きで登場です。 Live at Korakuen Stadium, Tokyo, Japan 22nd July 1972 PRO-SHOT 1. Intro. 2. Hoedown (Tarkus)3. Eruption 4. Stones Of Years 5. Iconoclast 6. Mass 7. Manticore 8. The Battlefield incl. Epitaph 9. Aquatarkus 10. Take A Pebble 11. Lucky Man 12. Piano Improvisation 13. Take A Pebble(Conclusion) (Pictures At An Exhibition) 14. Promenade 15. The Hut Of Baba Yaga 16. Drum Solo 17. Rondo (Pictures At An Exhibition) 18. Promenade 19. The Hut Of Baba Yaga 20. The Curse Of Baba Yaga 21. The Hut Of Baba Yaga 22. The Great Gate Of Kiev 23. Interviews PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 73min.