本作が撮影されたのは「1989年8月12日:横浜アリーナ」公演。2CDは横浜2DAYSを完全収録していましたが、本作はジャパンツアー最終日を2種の映像で記録しています。まず登場するのはメインのオーディエンス・ショット。ステージ左側(テリー・ボジオ側)2階席からの見下ろしショットで、ショウ全編を収録しています。画質はやや甘く「手元や表情までクッキリ」とは言えないのですが、“GUITAR SHOPトリオ”の醸す独特なステージングはシッカリと目撃できる。定位置から動かないボジオとトニー・ハイマスが要塞のように背後にそびえ、その前方でジェフ独りが派手なアクションでギターを操る。まさに1989年ならではの光景なのです。さらに、この日だけの必見ポイントなのが「Freeway Jam」と「Going Down」。前者ではSTEVE LUKATHER BANDのウォーレン・ハムが飛び入りし、ハーモニカでの共演を披露する。このシーンは2CDでも聞けるのですが、ウォーレンを紹介するMCがないためにやや分かりづらかった。しかし、光景ならムードまでばっちり。どうもウォーレンはジェフと共演したいがために押しかけだったそうですが、そのせいかステージを分け合ってはいても特に仲良く絡むでもなく、火花散るバトルを演じるわけでもない。なんとも微妙な空気がしっかりと目撃できるのです。その反対に盛大に絡んで盛り上がるのがラストの「Going Down」。スティーヴ・ルカサー、ニール・ショーン、ジョン・ウェイトが登場しての豪華共演に、ステージ上も観客も大騒ぎになります。特に、この最終日ではルカサーがはしゃぎまくり、ジェフとギターを交換したり、ハグしたり。やたらと楽しそうな光景が見られます。さて、そんなオーディエンス・ショットに続いて登場するのが2つめの映像。これは関係者が撮影したもので、開演中の楽屋通路から始まる。そのままスタッフは撮影しながらステージに向かい、ボジオの後ろから間近で録りまくるのです。その近さは、ほぼプロショットのドラムカメラとお考えください。もちろん、引きになればジェフの姿もしっかり映ります。こちらは5曲分と短い映像なのですが、最後の「Going Down」を押さえているのが嬉しい。メインのオーディエンス・ショットでも楽しげなムードは十分に伝わりましたが、こちらはギタリスト陣の表情までしっかりと分かる近さ。豪華共演の華やかさが一層輝く貴重な接写ショットなのです。ベースレスにも関わらず猛烈なアンサンブルを叩きつけた“GUITAR SHOPトリオ”。その独特な緊張感を“光景”で体験でき、さらに豪華ギターヒーロー3人の共演に間近で迫れる傑作映像。本編ライヴアルバムのイメージを膨らませる意味でも、貴重なシーンの目撃者になるにも最高の1枚。
Live at Yokohama Arena, Yokohama, Japan 12th August 1989 (87:09)
1. Savoy 2. Sling Shot 3. Day In The House 4. Big Block 5. Behind The Veil 6. Freeway Jam 7. Jeff's Boogie 8. Guitar Shop 9. Where Were You 10. Stand Out It 11. Goodbye Pork Pie Hat 12. Blue Wind 13. People Get Ready 14. Going Down(with Steve Lukather, Neal Schon & John Waite)
Bonus Track 15. Savoy 16. Sling Shot 17. Day In The House 18. Blue Wind 19. Going Down(with Steve Lukather, Neal Schon & John Waite)
COLOUR NTSC Approx.87min.





























