久々の大規模全国ツアーで列島を湧かせてくれたEARTH, WIND & FIRE。その熱い短期記憶を確かな想い出に変えてくれる極上プロショットがリリース決定です。それにしても今回の来日は凄かった。近年も定期的に来日してくれていますが、そのほとんどが東名阪。それが今回初の静岡公演や広島公演、さらには16年ぶりの北海道公演まで実現。約1週間で5都市を駆け抜ける熱風のようなジャパンツアーでした。そんな熱風が吹いた今週に相応しい極上品。「2016年6月19日ドーバー公演」のマルチカメラ・プロショット。2012年から続く音楽フェス“FIREFLY MUSIC FESTIVAL”に出演した際の模様です。このフェスは2012年から毎年4日間で開催されており、その規模も年々巨大化。本2016年からは遂に100組を超えるバンド/アーティストが出演する巨大フェスにまでなりました。EARTH, WIND & FIREは、その2016年版の最終日に出演したわけです。そのクオリティは、まさに完璧・鉄壁・超極上。デジタル配信された映像をダイレクトにDVD化しているのですが、最新配信だけあって超美麗。もちろん、恒例の巨大フェスならではのステージ演出・カメラワーク・ミックス……すべてがパーフェクトで、完全にオフィシャル・クオリティなのです。ただ1つ、もし公式品に相応しくないとすれば、フェス出演ならではの短いセットなのですが、それも決して欠点ではない。約1時間に凝縮されたショウは、ヒット曲・大代表曲の雨あられ。オープニングの「Power, Africano, Faces」はやや珍しめなものの、残りは目眩くグレイテスト・ヒッツ。「これは外さないで」という超名曲群だけがズラッと並ぶのです。もちろん、こうしたヒット曲群は今回の来日公演でも骨子となったもの。まさに、薄れゆく記憶を映像化したようなショウなのです。とは言え、本作は海外の野外フェス。日本公演とは違った日中の明るいシーンからスタートします。これがまた何とも良い。そして、1曲また1曲と重ねるごとに徐々に薄暗くなり、中盤からは闇夜に包まれる。観ているだけで熱風が吹き付けるような日中から夕刻、そして滲んだ汗に心地よい夜風……。そんな“夏のムード”がEARTH, WIND & FIREの音楽にこれ以上なくフィットしているのです。終わったばかりの来日公演が蘇る極上映像でもあるわけですが、来日公演をご覧になっていない方にも、これから本番になっていく夏のムードに溢れた極上の音楽映像。まさに“今”にピッタリのパーフェクト・プロショットです。 Live at The Woodlands of Dover International Speedway, Delaware, USA 19th June 2016 (63:47) 1. Intro 2. Power, Africano, Faces 3. Boogie Wonderland 4. Jupiter 5. Yearnin' Learnin' 6. Sing A Song 7. Shining Star 8. Serpentine Fire 9. Kalimba Story 10. Evil 11. That's The Way Of The World / Beijo 12. Fantasy 13. September 14. Let's Groove PRO-SHOT Colour NTSC Approx. 64min.