6月に急逝したクラレンス・クレモンズが1983年のE・ストリート・バンドとしての活動休止中に結成したR&Bバンド、レッドバンク・ロッカーズのボストンでのライブを収録した貴重なプロショット映像です。ボストンのローカル局で放送されたライブですが、その堂々たるR&Bライブには思わず釘付けになってしまいます。しかしオープニングでブルース・スプリングスティーンの「From Small Things」がクラレンスのサックスをフィーチャーしたインストゥルメンタルで演奏されたり、ショウの後半でも「Fire」がインストで演奏されたりと、ブルースのファンでも大いに楽しめることでしょう。しかし圧巻なのはその熱いステージで、「I've Been Loving You Too Long」や「I Can't Turn You Loose」のようなソウル・クラシックをリード・ボーカルのJT・ボーウェンが熱唱し、それをクラレンスが支える様子など、今となっては彼のもう一つの側面が伺え知れる貴重な場面でしょう。そしてシングル「A Woman's Got the Power」のプロモーション・クリップが途中で流されますが、そこではブルースがチョイ役で登場するなど、見どころ満載の映像です。 Live at Paradise Theater, BOSTON, MA 29th November 1983 PRO-SHOT 1. From Small Things (Big Things One Day Come) 2. Jump Start My Heart 3. Money to the Rescue 4. A Woman's Got the Power 5. I've Been Loving You Too Long 6. Heartache #99 7. Band intros/Instrumental 8. Savin Up 9. Fire 10. A Certain Girl 11. I Can't Turn You Loose CLARENCE CLEMONS and THE RED BANK ROCKERS Lloyd Landesman - Keyboards Hugh Macdonald - Bass Wells Kelly – Drums Dennis Amarusso - Sax & Organ David Landau - Guitar J.T. Bowen - Vocals PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 57min.