8年ぶりの来日公演も鮮烈だったIRON MAIDEN。東日本大震災の悲劇もあり、彼らの来日史上もっとも長いブランクとなってしまったわけですが、その“前回”となる2008年のライヴ・イン・ジャパンが登場です! 本作が記録されたのは「2088年2月16日幕張メッセ」公演。『パワースレイヴ』時代を復刻した“SOMEWHERE BACK IN TIME WORLD TOUR”でのライヴです。本作最大の旨みはクオリティ。楽音が激近でサウンドボードのように超くっきり! 特にヴォーカルは凄まじく、ブルース・ディッキンソンはまるで卓直結サウンドボードのように耳元サウンドなのです。いやはや、本当に凄い。録音者本人から直接提供されたオリジナルDATを使用したものですが、そうでなければサウンドボードかと思うところでした………というのは実は大ウソ。いや、ライン級サウンドもオリジナル音源なのも本当なのですが、本作には間違えようのないオーディエンス録音だけの凄味もしっかり&たっぷりとつまっているのです。その凄味とは、ズバリ大合唱! ド直球な演奏&ヴォーカルに、まるでミックスされたかのようにクッキリとした大合唱が乗るのです。その勢いと迫力は、とても日本とは思えないほどに凄い。特にオープニングの「Aces High」ではブリッジからサビにかけ、歌詞もキッチリと微塵も乱れない巨大な巨大な唱和が沸き起こる。ディッキンソンの煽りに応える「Hey!」も「The Trooper」の「Oh, oh oh♪」も、誇張でもなんでもなく、ゾワゾワッと鳥肌が立つほどの超迫力なのです。幾多のアーティストの無数のライヴ・イン・ジャパンを聴いてきましたが、これほど凄い唱和は聴いたことがない。正統派からブラック/デス、メタルコアに至るまで、あらゆるファン層を巻き込むIRON MAIDENだからこそ、それも大人気の“SOMEWHERE BACK IN TIME”だからこそ……それも頭では分かっているのですが、たぎる感情がついて行かない。いつから日本はここまで熱いライヴができるようになったのでしょう……。ここまで読まれた方は、凄まじい爆音・轟音の中から演奏を探すような録音をイメージされるかも知れません。しかし、決して、決して!そうではない。冒頭繰り返したように、サウンドボードのようなダイレクト感は鮮烈ですし、風圧まで感じそうな大合唱もクリアそのもの。言うなれば「ブルース・ディッキンソンさん」と「大群衆さん」の2人によるダブル・ヴォーカルの公式盤のようなバランスなのです。オーディエンス録音に「純粋なバンド演奏」だけを求める方、唱和を「ノイズ」と感じる方には、決してお勧めいたしません。しかし、「現場感覚」や「生々しさ」「観客とぶつかり合う醍醐味」を楽しむ方には、空前絶後の超傑作として胸に響くことでしょう。しかも、そのクオリティで描かれるのが『鋼鉄の処女』から『第七の予言』までの超名曲“だけ”なのですから、それはもう強烈極まる1枚なのです。これぞ、本生のIRON MAIDEN。これぞ、オーディエンス録音。客席録音だけがなし得る音楽体験を超ハイクオリティに描ききったライヴアルバムです。今週末、あなたは空前絶後のライヴ・イン・ジャパンに遭遇する!
Live at Makuhari Messe, Chiba, Japan 16th February 2008 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
Disc 1 (71:52)
1. Intro. 2. Churchill's Speech 3. Aces High 4. 2 Minutes To Midnight 5. Revelations 6. The Trooper 7. Wasted Years 8. The Number Of The Beast 9. Can I Play With Madness 10. Rime Of The Ancient Mariner 11. Powerslave 12. Heaven Can Wait
Disc 2 (44:02)
1. Run To The Hills 2. Fear Of The Dark 3. Iron Maiden 4. Moonchild 5. Clairvoyant 6. Hallowed Be Thy Name
Bruce Dickinson - Vocal Steve Harris - Bass Dave Murray – Guitar Adrian Smith - Guitar Janick Gers - Guitar Nicko McBrain – Drums





























