イアン・ギランを迎え「BORN AGAIN」を発表したBLACK SABBATHは、'83年8月27日の“レディング・フェスティバル”で事実上のお披露目をした後、本格的なヨーロッパツアーを開始。10月初頭までドイツを中心に各国で約15公演を消化します。この当時のライヴをオーディエンスから全長版で収めた音源は、9月14日のスペイン・マドリード公演を収録した「GILLAN IS A ROCK 'N' ROLL DOCTOR」など優良なものを含めて、幾つかのタイトルがファンに知られています。しかし同年の“レディング・フェスティバル”や「EUROLINES」などの、サウンドボード・ソースにも匹敵するクオリティの客席録音となると非常に少ない。その中でも、この9月28日のベーブリンゲン公演を収めたオーディエンス録音は、間違いなく「同時期の客席録音でもトップ」であると断言できる一本です。オープニングの「Supertzar」からダイナミックなサウンドが見通し明瞭に飛び出し、聴き手にマスター・クオリティを確信させる音像。ステージの近さを感じる演奏の迫力に加え、エコーを含んだ空気感、熱気渦巻く会場のムードは抜群の臨場感を演出していて、聴き手は「Children Of The Grave」・「Hot Line」・「War Pigs」と連発されるヘヴィな楽曲の数々に悶絶してしまうはずです! クリアに聴こえるギランのヴォーカルと、メタリックな鋭さを持ったアイオミのギター、そして何よりうねる様な重低音は、すべてのファンに「BORN AGAIN」ツアーの醍醐味を満喫させてくれます。当然ながら音盤化にあたってはきちんとリマスターされており、さらに向上したサウンドの抜け、正常にアジャストされたテープスピードなど、ライヴを安心して聴き込めるようになっています。本録音ではギーザー・バトラーのベースが目立つのも大きなポイント。おなじみの「War Pigs」や「Iron Man」はもとより、このツアーの特徴といえる「Supernaut」・「Rock 'N' Roll Doctor」などのオジー時代ナンバーで聴かせる独特のグルーヴは堪りません。新作からもとことんヘヴィな「Disturbing The Priest」と「Zero The Hero」などが強烈無比な存在感を放ち、クラシックナンバーに遜色ない邪悪なムードを漂わせています。また本ライヴはヨーロッパツアーも終盤に差し掛かり、セットリストにも変化が見え始めた頃のショウで、ツアー開始当初には取り上げていなかった「Heaven And Hell」と、間もなくカットされてしまう「Born Again」が同時に楽しめる、レアなセットリストも魅力的です。「Heaven And Hell」から引き続くアイオミのソロはかなり聴き応えのあるプレイで、途中「Sabbath Bloody Sabbath」のリフを挟み込んでいるのも印象深いです。またこの日はラジオ放送用に収録されており、「Black Sabbath」・「Smoke On The Water」・「Paranoid」の3曲が放送されています。これらは「EUROLINES」にボーナス収録されていますので、本オーディエンス録音と聴き比べても面白いでしょう。ラストにはそのラジオ放送で一緒に使用されていた、イアン・ギランへのインタビューも、ボーナス・トラックとして同時収録。「EUROLINES」と本作を合わせることで、放送の全容を聴くことができるのです。ライヴ本編の約94分にインタビューの約7分を加え、100分を越えるボリュームを持った本作は、ボーナス・タイトルと言うのがちょっと信じられない充実の一本!
Live at Sporthalle, Boblingen, Germany 28th September 1983 TRULY AMAZING SOUND
Disc 1
1. Supertzar 2. Children Of The Grave 3. Hot Line 4. War Pigs 5. Born Again 6. Supernaut 7. Drums Solo 8. Rock'N'Roll Doctor 9. Disturbing The Priest 10. Iron Man
Disc 2
1. The Dark / Zero The Hero 2. Heaven And Hell 3. Guitar Solo 4. Digital Bitch 5. Black Sabbath 6. Smoke On The Water 7. Paranoid / Heaven And Hell (Reprise)
Bonus Track
8. Interview with Ian Gillan
Ian Gillan - Vocals Tony Iommi - Guitars Geezer Butler - Bass Bev Bevan - Drums Geoff Nicholls - Keyboards





























