伝説の初来日の興奮を生んだ大名盤『ROCK AND ROLL OVER』。その50周年を記念するリミックス・アルバムがリリース決定です!!本作の正体は、海外マニアが独自制作したリミックス・アルバム。本家本元の『ROCK AND ROLL OVER』だけでなく、ライヴやデモといった関連作品もAI技術でマルチ・トラックに分解し、各楽器ごとに緻密なトリートメントを施して組み直しています。このご時世だけに「なんだAIフェイク物か」と思われるかも知れませんが、それは早計にすぎる。確かに最新AI技術は使われていますが、いわゆる勝手に偽造する生成AIではありません。本作に刻まれている1音1音はすべてKISSが紡ぎ出していた本物あくまで「組み直し」に最新技術が使われているだけなのです(注:厳密にはボーナス・トラック「Hard Luck Woman (acoustic version)」のアコギのみ追加音源のようです)。しかも、制作したマニアは、長年ミュージカルを手掛けてきた本物のプロ。センスも技量もそんじょそこらの「作ってみた」とは次元が違う。当店では同じ制作者による『HOTTER THAN HELL 50TH ANNIVERSARY REMIX』や拡張版『A WORLD WITHOUT HEROES Expanded ELDER REDUX』をご紹介したこともありますが、本作も同じプロ・エンジニアが制作したものなのです。誰も聴いた事がないダイナミックROCK AND ROLL OVER『ROCK AND ROLL OVER』は実験作『DESTROYER』から原点回帰を図った歴史的な名作なわけですが、サウンド面では長年課題を抱えていました。ポール・スタンレー自身が「いつかリミックスしたい」と近年語っているように、ファンの間では「サウンドがやや平坦」という評価が根強かった。プロデューサーのエディ・クレイマーが素晴らしいドラムとギターの音を捉えていたにもかかわらず、全体のミックスがその魅力を十分に引き出し切れていなかった。本作の制作者は、その長年の歯がゆさを拭うべく立ち上がったわけです。本作の制作でAIが活躍したのは、初期段階。素材の公式音源をマルチ・トラックに分解する工程です。ドラム(バスドラ/スネア/タム/ハイハット/クラッシュ/ライド)、ベース、ギター(アコースティック/エレクトリック)、ヴォーカル(リード/バッキング)をすべて個別に完全分解。外部音源は使用せず、すべてオリジナルの演奏音だけで再構築している。オフィシャルの倉庫に眠っているであろう本物のマルチ・テープを盗み出さない限り、これ以上のリミックスはまず不可能でしょう。基本コンセプトは、ステージ上のKISSが持っていたダイナミズムをスタジオ作品に注入すること。ベースにはグリットを加えてジーンのライヴ・サウンドに接近させ、ヴォーカルからは過剰なリバーブを削除。ギターはコンプレッションでディストーションを際立たせ、ドラムもアクセントやシンバルが補強され、ライヴ風の迫力が出ています。そして最も大胆なのが、ほぼすべての曲からフェードアウトを撤廃したこと。ハード・エンディングや延長フェードに差し替えることで、従来は闇に消えていた即興プレイやアドリブ・ヴォーカルが日の目を見るのです。完全に生まれ変わったアルバム全10曲 そんな緻密な再構築で生まれ変わった全10曲は、どの曲にも「こうも変わるのか!」の驚きがいっぱい。とりわけ劇的な変貌を遂げたのが「See You In Your Dreams」。ジーン・シモンズ自身が「自分のイメージ通りにはならなかった」と語り、2年後にソロ・アルバムで再録音した因縁の曲です。本作では、そのソロ版のイントロとヴォーカルを取り入れ、ハンドクラップやパーカッションを加えた「ゴスペル・リバイバル」的なアレンジに拡張。ジーンがソロ・アルバムで目指していたであろう姿が実現しています。「Calling Dr. Love」も大きく印象が違う。ショーン・デラニーによる『DOUBLE PLATINUM』版のイントロを採用し、冒頭をライヴ・バージョンのアレンジに近づけた上で、コーラス・パートのファルセットや台詞を複数のライヴ・ヴォーカルに差し替え。バンドが実際に歌っている感覚が格段に上がっており、ステージの熱気まで蘇るようです。他にも「I Want You」にはポールのエレクトリック・ギターがブレンドされ、ソロ前の延長リフも追加。「Take Me」にはデモのカウントインが復活し、「Baby Driver」にはデモ版のジーンのバッキング・ヴォーカルが重ねられている。「Hard Luck Woman」にはポールによるライヴのバッキング・ヴォーカルが加わり、バンドの一体感がグッと増しています。こうした変更は曲の終盤やディテールに施されており、本来のアレンジの骨格を壊すことなく、オリジナルの闇に埋もれていた宝石を掘り起こしているのです。本編とは異なる魅力の別ミックスもボーナス収録本編10曲だけでも胸いっぱいですが、本作にはさらにコンセプトの異なるボーナス・ミックスも4トラック収録されています。「Calling Dr. Love (original arrangement)」は、リミックス前のオリジナル・アレンジをベースに、本編では差し替えたバッキング・ヴォーカルやフェードアウトをそのまま残した版。本編との聴き比べで、リミックスの効果がくっきりと浮かび上がります。特に面白いのが「Hard Luck Woman (electric version)」。アコースティック・ギターを取り除き、エースとポールの『ALIVE II』のギター・トラックに差し替えたもの。イントロとエンディングもライヴ・アレンジに再構成されており、スタジオ録音の「electric」版という、ありそうでなかった姿が実現しています。「See You In Your Dreams (original arrangement)」はオリジナル・アレンジ準拠のリミックス。本編の大胆な再解釈が今いちに思われた方は、こちらを差し替えてお楽しみください。そして「Hard Luck Woman (acoustic version)」。これのみ外部音源の指弾きギター・アレンジにピアノを重ねたもの。洒落た仕上がりで、あの名バラードがまた違った表情を見せてくれます。大名盤『ROCK AND ROLL OVER』がプロの手による精緻なリミックスでダイナミックに甦った1枚です。ジーンが本来作りたかった「See You In Your Dreams」の完成形、ライヴ感あふれる「Calling Dr. Love」、エレクトリック版とアコースティック版の「Hard Luck Woman」……フェードアウトの闇に隠されていた演奏まで余すところなく引き出された、新たなる名盤体験です。大名盤『ROCK AND ROLL OVER』のプロ制作リミックス・アルバム。AI技術でマルチ分解しつつ、生成AIではなくKISSが紡ぎ出した本物のサウンドでアルバム全10曲が再構築されています。フェードアウト撤廃で隠れていたアドリブを発掘し、本来ジーンが作ろうとしていた「See You In Your Dreams」完成形やライヴ感あふれる「Calling Dr. Love」も実現。「Hard Luck Woman」エレクトリック版&アコースティック版も収録です。(49:58) 01. I Want You 02. Take Me 03. Calling Dr. Love 04. Ladies Room 05. Baby Driver 06. Love 'Em And Leave Em 07. Mr. Speed 08. See You In Your Dreams (extended mix) 09. Hard Luck Woman 10. Makin' Love 11. Calling Dr. Love (original arrangement) 12. Hard Luck Woman (electric version) 13. See You In Your Dreams (original arrangement) 14. Hard Luck Woman (acoustic version)





























