映画『戦場のメリークリスマス』や『LET'S DANCE』の大ヒットで一大センセーションを巻き起こしていた1983年のデヴィッド・ボウイ。お茶の間まで巻き込んだポップスター・ボウイの来日公演が新発掘マスターで登場です。三度目の来日公演は全10公演で行われ、各地で大盛況。当店でも数々のタイトルをご紹介して参りました。良い機会ですので、ここで一度整理してみましょう。
・10月20日:日本武道館 ・10月21日:日本武道館 『MOONLIGHT SHADOW』 ・10月22日:日本武道館 『THIRD NIGHT AT BUDOKAN』 ・10月24日:日本武道館 ・10月25日:横浜スタジアム 『JUNGLE BURNING BRIGHT』 ・10月26日:大阪府立体育会館 ・10月27日:大阪府立体育会館
・10月29日:名古屋市国際展示場 【本作】 ・10月30日:大阪万博記念競技場 『OSAKA 1983 FINAL NIGHT』 ・10月31日:京都府立体育館 『KYOTO 1983』
これが“SERIOUS MOONLIGHT JAPAN TOUR 1983”の全容。全10公演をわずか12日間でこなす超過密スケジュールで敢行されました。これまでもプレスCD『KYOTO 1983』『OSAKA 1983 FINAL NIGHT』をはじめ、さまざまな録音をお届けしましたが、本作はそのどれとも違う「1983年10月29日:名古屋市国際展示場」公演のオーディエンス・アルバムです。本作は、最近になって発掘された新マスター。このコンサートの録音は以前から存在こそ知られてはいたものの、トレードされていたのは聴くに耐えないレベルのものばかり。“なんとなく雰囲気は分かる”程度だったのです。しかし、今回の新マスターはまったくの別次元! 「まるでサウンドボード」と呼べるタイプではありませんが、透き通った空気感の中を楽音が真っ直ぐに貫き、ボウイの歌声もクリアな美録音なのです。そんな楽音に加え、匂い立つ“1983年”のムードが猛烈。ポップスターとして大きく間口を広げただけに、現場には混沌とした大気が渦巻いている。「Let's Dance」を始めとする最新ヒットに黄色い悲鳴を上げる女性層と、「Life On Mars?」等の往年の代表曲に歓喜する層がハッキリと分かれ、混沌としたムードが漂う。さらに、そんな観客達の息づかいも凄い。コンサート慣れしていない層も大量に流入しており、『OSAKA 1983 FINAL NIGHT』では、そのせいでショウが中断する事件まで起きてしまったわけですが、本作はその前日であり、すでに予兆が感じられるのです。例えば「Golden Years」。テーパーの近くにいた女性客が「もっと前出ろ!」「私、入れなかった!」「なんで座れないの?」「私、入れてもらえなかったのよ!」と騒ぐ声がハッキリと記録されているのです。『OSAKA 1983 FINAL NIGHT』のように怒りが伝播して燃え広がらなかったので大騒ぎにはなりませんが、火種は名古屋にも確実にあったのです。全盛を極めるボウイの歌声、ショウそのものこそが光り輝くライヴアルバム。その上で、そんなボウイを見つめる息づかいまでもリアルな1本です。これまでダメ・サウンドの向こう側をのぞき見るように聴くしかなかった名古屋公演。それが特級のサウンドで鮮やかに広がる新発掘。
Live at Nagoya International Exhibition Hall, Nagoya, Japan 29th October 1983 TURLY AMAZING SOUND
Disc 1(57:16)
1. Intro 2. Look Back in Anger 3. Heroes 4. What In The World? 5. Golden Years 6. Fashion 7. Let's Dance 8. Breaking Glass 9. Life On Mars? 10. Sorrow 11. Cat People (Putting Out Fire) 12. China Girl 13. Scary Monsters (And Super Creeps) 14. Rebel Rebel 15. White Light/White Heat
Disc 2(62:39)
1. Station To Station 2. Cracked Actor 3. Ashes To Ashes 4. Space Oddity 5. Band Introduction 6. Young Americans 7. Fame 8. Star 9. Stay 10. The Jean Genie 11. Modern Love





























