栄光の第2期DEEP PURPLEの貴重盤がリリース決定です! 本作は「WHO DO WE THINK WE ARE」の発売から約1ヶ月というタイミングの「1973年3月14日ウィーン公演」。この日は古くからライヴ前半だけが知られており、コンピレーション的な既発「ATLANTIC CROSSING 1973」「DEEPEST 1973」で愛されてきたライヴです。本作は、そうした既発と同じ録音をベースに、別音源による後半部を追加してショウの完全版を実現したもの。かつてShadesレーベルから通常リリースもされ、「まさか全長版が聴けるとは!」と大好評を受けたタイトルです。その前半部分は既発と同じ録音ですが、それも既発のコピーではなく、カセットマスターから起こし直した長尺版。既発で狂っていたピッチも正確で、過剰なイコライジングのないナチュラルなサウンド。もともと、このツアーでも屈指のハイクオリティ録音でしたが、それが最良・最長バージョンを実現したわけです。この前半部は、ディスク1の最後「Drum Solo/The Mule」の5:52までです。ドラムソロの後半から「Space Truckin’」「Black Night」を収めた別録音は、ショウ前半よりも1格落ちるサウンドで、少々こもりがち。もちろん、楽音がしっかりと主役を張り、爆音ノイズまみれの中から楽音を探すようなことは(決して!)ありませんが、正直なところ“当時としては”の枕詞が必要なタイプの良好サウンドです。そうして完成した本作ですが、もちろん、単に全長版が登場しただけでは大好評とはなりません。古くから知られていた前半部分があまりにも素晴らしいからこそ、“あのライヴの続きが聴ける!”が話題になったのです。その“あのライヴ”とは、絶好調の第2期DEEP PURPLE。当時のイメージとしては、やる気のないダラダラ演奏でも驚かないところですが、まるで「MADE IN JAPAN」を想起させるようなキレッキレのライヴなのです。なにしろ、オープニングの「Highway Star」からしてノリノリ。本作の4日前のジェノバ公演も発掘されていますが、そこではぎこちなかったリッチーのソロもキッチリと弾きまくり、ギランも初っぱなから飛ばしまくりです。「Strange Kind Of Woman」もこの時期らしいジャムっぽいスタートがかっこよく、後半のリッチーとギランの掛け合いも火花の散るようなハイテンションです。そして、1973年前半だからこその「Mary Long」も美味しい。イントロでは「イギリス国歌」を導入しつつ、ギランのリラックスしたヴォーカルが素晴らしい。4日前のジェノバ公演ではリッチーのソロが途中で消える有様でしたが、この日はきっちりと弾きこなし、ムードたっぷりなままエンディングを迎えるのです。そんな好調ぶりは、別録音のショウ後半でも続いてく。なにより素晴らしいのは「Space Truckin’」。静から動へ、ドラマチックにアグレッシブにキメるリッチーの緩急を効かせた正確なアドリブソロ、キース・エマーソンばりのシンセソロを轟かせるジョン・ロードもえらくハイテンション。珍しく歌の最後のリフもシンセで弾いています。アンコールの「Black Night」でもバンドが徐々に一体となっていくイントロは全盛期のようですし、リッチーのフリーフォームなソロからビシッとキメのフレーズへ移る瞬間も最高です。一般に、テンションの低そうなイメージばかりがある1973年の第2期DEEP PURPLE。しかし、5人の天才がそろっていて毎日ダラダラしているわけがない。当然、奇跡のように素晴らしい演奏もあったのです。確かに、本作は極上クオリティとは言い難い1本。しかし、だからこそコアなマニアだけが知っていて、密かに独占していた最高のパフォーマンスが詰まっている。末期にも彼ら輝いてた、その確かな証拠となるライヴアルバム。ぜひ、この機会に“1973年の真実”に触れてみてください!
Live at Stadthalle, Vienna, Austria on 14th March 1973 TRULY AMAZING SOUND
Disc 1
1. Highway Star 2. Smoke On The Water 3. Strange Kind Of Woman 4. Mary Long 5. Lazy 6. Drum Solo/The Mule
Disc 2
1. Space Truckin' 2. Black Night
Ian Gillan - Vocal Ritchie Blackmore - Guitar Roger Glover - Bass Jon Lord – Keyboards Ian Paice – Drums





























