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Jeff Beck ジェフ・ベック/Kanagawa,Japan 2009

“関東コレクション2009”の完結編にして、ジェフ・ベックの来日史上でも類を見ないトラブル公演が2CDで登場です。……いきなりワケの分からない書き出しで失礼しました。順を追ってご説明しましょう。本作は、「2009年2月11日パシフィコ横浜」公演を収めたオーディエンス・アルバムです。最大のポイントは、本作を記録した録音家。そう、本作は“あの”超傑作、エリック・クラプトン&ジェフ・ベックの「LIVE TOGETHER(Tricone 095-100)」で業界に衝撃を走らせた天才テーパーの最新弾なのです。突如、完全に無名なテーパーの作品として登場した「LIVE TOGETHER」は、そのあまりの超絶サウンドに「形容しがたい超高音質」「現代のオーディエンス・レコーディングの最高峰」「究極のオーディエンス録音の姿」等々の激賞を集めました。さらにその後も、この天才テーパーのコレクションからジェフやクラプトンの録音が次々と発表され、その都度オーディエンス録音の限界を広げ、常識を破り続けています。同じ2009年ツアーでも「TOKYO 2009 THIRD NIGHT」を皮切りにジェフ・ベック単独公演が登場し始め、つい先月も「TOKYO 2009 1ST NIGHT」「TOKYO 2009 2ND NIGHT」が発表。「他にも録っていたのか」「今回も凄い……」と、大好評を賜りました。そんな天才コレクションの最新弾たる本作。今までも2009年ツアーから数々の傑作をリリースしてきましたが、ここで、そのコレクションとツアー日程を整理してみましょう。・2月6日:国際フォーラム「TOKYO 2009 1ST NIGHT」 ・2月7日:国際フォーラム「TOKYO 2009 2ND NIGHT」・2月9日:NHKホール「TOKYO 2009 THIRD NIGHT」・2月11日:パシフィコ横浜【本作】《2月12日~19日:愛知・石川・福岡・大阪の各公演》・2月21日:さいたまスーパーアリーナ「LIVE TOGETHER」(クラプトンとの競演)・2月22日:さいたまスーパーアリーナ「LIVE TOGETHER」(クラプトンとの競演)このように、クラプトンとの競演も含め、このツアーでの関東公演は全6回。上記に掲載したタイトルは、すべて天才テーパーの手によるものであり、本作をもって天才テーパーの“関東コレクション”が完成するのです。もちろん、単にテーパーが同じだけでは意味はありません。本作もまた、今までの超傑作に半歩も譲らない異常な高音質サウンドなのです。これまでのコレクションも超絶サウンドを表現するために言葉を尽くしてきましたが、今回も完璧を超えた高音質ぶり。もはや、言葉が残っていません。高音の伸び・中音の張り・低音の豊かさ・楽器の鳴り・艶やかさ・クリアさ・芯の太さ・迫力・現場感覚……思いつく限りのポイントを列挙しても「完璧」「完璧以上」しか出てこないのです。だからと言って、今までの傑作群と同じでもない。そもそも、初日・2日目の国際フォーラムや3日目のNHKホールとは異なるパシフィコ横浜の音響ですので、そのトーンの色合いも当然違う。より硬質でクリスタル・グラスのような澄み渡った会場を縦横無尽に駆け巡るギター……。当時の既発で何度となく聴いたライヴにもかかわらず、同じテーパーの作品を何本も触れてきたにも関わらず、体験したことのない音世界……なんと、なんと素晴らしい。さらに本作ならではのスペシャルは、トラブルに悩まされるジェフが聴けること。序盤は快調に指を滑らせていますが、「Cause We've Ended As Lovers」からギターアンプに低音ノイズが混じり出す。美しい調べを引っ掻くようなジリジリとしたノイズ。続く「Behind The Veil」でノイズはさらに大きくなり、なんとか弾き終えるも、そこでついにライヴが止まってしまうのです。ギターテクが必死に修繕を試みる間、ジェフがMCでなんとか場を繋ぐものの、修復に手間取る。そこで機転を利かせたヴィニー・カリウタのドラムを契機に即興のジャムが始まり、ジェフはタル・ウィルケンフィールドのベースにちょっかいを出し、1本のベースで2人のソロが弾き出される……。そう、地方公演やアメリカ・ツアーでもお馴染みになっていった“二人羽織ベース”は、この時生まれたのです。なんとか修復を終えて通常のセットに戻るものの、ノイズは再発。「Stratus」ではアンプを揺らし、怒りながらギターを弾くジェフ。ついには"I come back when fixed. I can't play this with this...this(修復が終わったら戻ってくるよ。こんなんじゃプレイできない!)」と言い残してステージを降りてしまい、ディスク1が終了します。ここまでの間、ジャムはもちろん、イライラして機材トラブルと格闘するように弾くジェフ、心配しながら見つめるタルの表情、観客の息づかいまでもが見えそうな臨場感。それでいて、そんな表情とは別の生き物のように動く指から弾き出されるフレーズの数々とジャム。その機微までも、それこそノイズの1粒1粒までもが超クリアなサウンドで耳に飛び込んでくる。ディスク2は、ショウが再開された「Angel (Footsteps)」からスタート。従来は“ここで完全にノイズが消えた”と言われてきましたが、本作の超絶サウンドは、ホンのわずかにノイズが残っていることまで描き出しています。そんなノイズもやがて消えますが、なかなか調子が戻らないジェフとバンド。やっと本調子になるのは、終盤にさしかかった「Brush With The Blues」辺りからでした。セット本編を終え、観客にトラブルを謝るジェフの挨拶、そしてその鬱憤を晴らすかのようにキレにキレまくるアンコール……この日、パシフィコ横浜の現場で起こった総てが常識外の高音質で体験できるのです。 ここまでのトラブルは、ジェフ・ベックの来日史上でも類を見ない事件です。そして、その一部始終を記録した本作もまた、オーディエンス録音史上に残るほどの超音質。もがくジェフの苦しみのギター、そこから吹っ切れるための格闘、そしてアンコールで聴かせた、目も覚めるような見事なトーン。振り返ってみれば、決して最高のショウではありませんでした。しかし、だからこそ、ここにはドラマのような感動がある。しかも、本生100%のドキュメントだから薄っぺらくない、本物のドラマが。超絶に極上のオーディエンス作品にして、二度とない現場に立ち会えるドキュメント録音。それでいてライヴだから、その主役がジェフだからこそ生まれる感動まで味わえるドラマ・アルバム。クオリティ・音楽・事件の総てが、唯一無二の1本。今週末、あなたのお手元へお届けします。 Pacifico Yokohama, Yokohama, Japan 11th February 2009 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (37:54) 1. Intro. 2. Beck's Bolero 3. The Pump 4. Eternity's Breath 5. You Never Know 6. Cause We've Ended As Lovers 7. Behind The Veil 8. Jam 9. Blast From The East 10. Stratus 11. Jeff MC Disc 2 (55:20) 1. Angel (Footsteps) 2. Led Boots 3. Nadia 4. Space Boogie 5. Goodbye Pork Pie Hat 6. Brush With The Blues 7. Blue Wind 8. A Day In The Life 9. Member Introduction 10. Where Were You 11. Big Block 12. Scottish One 13. Peter Gunn Jeff Beck - guitar Tal Wilkenfeld - bass Vinnie Colaiuta - drums David Sancious – keyboards

Jeff Beck ジェフ・ベック/Kanagawa,Japan 2009

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