ディランにとり通算23枚目のオリジナル・アルバムであり、1985年6月にリリースされた同アルバムは、ミック・テイラーにロン・ウッド、盟友アル・クーパーからスライ&ロビーまで、総勢30名のゲストを迎えて製作されたことや、シングル・カットされた「タイト・コネクション」のプロモーション・ビデオの制作が東京で行なわれ撮影のため極秘来日したことなど、様々な話題も提供することに。そしてそのアルバム・レコーディングのセッションから貴重なリハやデモ音源、さらには未発表トラックなどを、すべて関係者流出によるマスター・クオリティー、サウンドボード音源にてコンバイル。当時80年代半ばという全体的にオーバー・プロデュース気味の時期のサウンドが物議を醸したものの、ここでは生のバンド・サウンドがはっきり打ち出されており、特に『インフィデル』制作時の1983年に作られた「クリーン・カット・キッド」は、もともとサイケデリック・ファーズにディランが贈ったものの、バンドが取り上げなかったという曰くつきの曲で、耽美系のバンド用にディランも配慮した曲調でありつつも、もともとのスワンプ色がさらに強く出たこのトラックなどは、ファン要チェック。 01. New Danville Girl / 02. Tight Connection To My Heart (3) / 03. Clean Cut Kid (2) / 04. I'll Remember You / 05. Seeing The Real You At Last / 06. Something's Burning Baby / 07. Trust Yourself / 08. Emotionally Yours / 09. When The Night Comes Falling (3) / 10. Never Gonna Be The Same Again (3) / 11. Waiting To Get Beat (3) / 12. Straight A's In Love (2) / 13. The Very Thought Of You (2) / 14. Driftin' Too Far From Shore (2) / 15. Who Loves You More (2) / 16. Go ‘Way Little Boy (1) [Empire Burlesque Sessions : at New York & Hollywood, CA, USA July 1984 - April 1985 : stereo soundboard recording]