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Paul McCartney ポール・マッカートニー/Scotland,UK 2018 S & V

母国で2018年を終えた“FRESHEN UP”。そのイギリス3公演を伝える傑作オリジナル録音&映像シリーズが登場です。どの公演も録音者/撮影者から譲られたマスターを活用したフル・ライヴアルバム&完全映像の決定盤セット。ネットにもどこにもない、このシリーズだけの秘宝だけで英国3公演を貫く3部作です。新春を飾る豪華シリーズの第2弾に収められているのは「2018年12月14日グラスゴウ公演」。リヴァプール公演/ロンドン公演と同じく、オーディエンス録音+オーディエンス・ショットをセットした4枚組です。ツアー全景は初日『LIVERPOOL 2018』の解説に譲り、ここでは日本公演後の歩みにズームして確認しておきましょう。 ・10月31日-11月8日:日本(4公演)・11月28日-12月6日:欧州(5公演)・12月12日:『LIVERPOOL 2018』・12月14日:グラスゴウ公演 【本作】・12月16日:『LONDON 2018』 【ディスク1-3:フル・オーディエンス録音】 まず登場するのは、3枚組のフル・オーディエンス録音。これが本当に素晴らしい。いや実際、サウンド・クオリティでは3部作でも本作が一番かもしれません。実は初日『LIVERPOOL 2018』のライヴアルバム編と同じ日本人録音家によるオリジナル・マスターなのですが、素晴らしくクリアで端正。骨太・肉厚に飛び込んでくる芯もくっきりとしており、オンな手応えも十分。その特性は『LIVERPOOL 2018』にも通じますが、グラスゴウ公演ではポジションの違いか、会場音響のせいか、さらに空気感が透き通っている。ギターやベースはピッキングのニュアンスまで分かりますし、ホーンの鳴りも絶品。序盤の数曲で低音のヴァイブが強調されているため理想像にまでは至りませんが、それもすぐに改善。「Who Cares」に至る頃には艶やかで美麗になっている。輪郭までくっきりしたサウンドは楽器間のスキマが際立ち、それが立体感まで描き出しているのです。そんなサウンドで描かれるショウは、東京ドーム2日目を思い起こさせる。ポイントになるのが日替わり曲でして、グラスゴウではリヴァプール/ロンドンでは演奏していない「Can't Buy Me Love」「We Can Work It Out」を取り上げている。この2曲が揃っているところに東京ドーム2日目っぽさが漂うわけです。もちろん、ここは母国イギリス。日本公演では演奏しなかった「Dance Tonight」「Wonderful Christmastime」もありますし、日本ではサプライズだった「Birthday」も定番化。英国の標準セットは堅持されています。 【ディスク4:フル・オーディエンス・ショット】 そんなフル・ライヴアルバムに続くのが極上のフル映像。これがまた本当に凄い。こちらも『LIVERPOOL 2018』『LONDON 2018』の映像編と同じ日本人によるオーディエンス・ショットなのですが、ポジションがまるで違う。リヴァプール/ロンドンでは遠景からのアングルだったものの、本作は一転して猛烈に近い! アリーナのセンターやや右側から撮影されており、ズームしなくても“すぐそこにポールがいる”という特等席なのです。アリーナ席だけに前方席の影も映り込み、特に序盤は頭を縫うようなシーンもあります、それは束の間。開演時の熱狂が収まるや視界がグッと広がり、同時にカメラワークも安定していく。「Can't Buy Me Love」あたりからは特等席の旨みが味わえるようになり、「Who Cares」に居たる頃には肉眼感覚でポールの姿を直視できる絶景となるのです。さらにズームにも挑戦するから恐れ入る。ただでさえ“そこにいる”と感じる近さなのに、ズームで迫ることで表情も手元もばっちり。スタンド席からの遠景見下ろしではないのでポールと視線が合う機会も多く、正対して見つめることができる。こうなってくるとショウの体験感が凄い。遮蔽物のない遠景も素晴らしいものですが、やはり“眺める”感が否めない。それに対し、本作は少しでもポールに近づきたい現場の心理にシンクロし、知らず知らずのうちに“凝視”してしまう。その一挙手一投足への集中力、1曲1曲への没入感がハンパなく、本当にその場を体験している気分になってくるのです。その体験感を一層高めてくれるのが、極上の音声。実は、このオーディエンス・ショット最大の欠点が音声でした。悪くはなかったものの、アリーナ席の熱狂をまともに吸い込んでしまっていた。特にディスク1-3のフル録音が凄まじすぎることもあって、セットにすると聴き劣りが否めなかったのです。そこで、このディスクではディスク1-3の極上録音をシンクロ。素晴らしい完全映像に相応しい超クオリティに引き上げているのです。これは単に「音が良い」というだけではありません。ディスク1-3のサウンドは、音だけでは距離感が掴めないほどクリアでオン。だからこそアリーナからの密着光景にもピッタリと合い、体験感を損ねない。録音も撮影も大傑作ですが、組み合わせることで2倍・3倍の相乗効果を引き出している。今回の3部作はトータルでディスク12枚に及びますが、本作の映像編こそが最高峰。ネット他でも出回っていないオリジナル・マスターで綴る英国ツアーの3部作。その第2弾となるグラスゴウ編です。故郷公演のリヴァプール、リンゴ&ロニーとの共演が実現したロンドンに挟まれて地味な印象のグラスゴウ公演ではありますが、クオリティ面でも体験感でも他2公演を圧倒する4枚組です。単に貴重な日本人記録という次元を超え、三者三様に絶品な3部作の中核。 Live at The SSE Hydro, Glasgow, Scotland 14th December 2018 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1(79:23) 1. Intro 2. A Hard Day's Night 3. Junior's Farm 4. Can't Buy Me Love 5. Letting Go 6. Who Cares 7. Got to Get You Into My Life 8. Come On to Me 9. Let Me Roll It 10. I've Got a Feeling 11. Let 'Em In 12. My Valentine 13. Nineteen Hundred and Eighty-Five 14. Maybe I'm Amazed 15. We Can Work It Out 16. In Spite of All the Danger 17. From Me to You 18. Dance Tonight Disc 2(68:30) 1. MC 2. Love Me Do 3. Blackbird 4. Here Today 5. Queenie Eye 6. Lady Madonna 7. Eleanor Rigby 8. Fuh You 9. Being for the Benefit of Mr. Kite! 10. Something 11. Ob-La-Di, Ob-La-Da 12. Band on the Run 13. Back in the U.S.S.R. 14. Let It Be 15. Live and Let Die 16. Hey Jude Disc 3(27:35) 1. Audience 2. Birthday 3. Wonderful Christmastime (with Paisley Grammar School Choir) 4. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) 5. Helter Skelter 6. Golden Slumbers 7. Carry That Weight 8. The End DVD(175:25) ★Synced with excellent CD audio masters 1. Intro 2. A Hard Day's Night 3. Junior's Farm 4. Can't Buy Me Love 5. Letting Go 6. Who Cares 7. Got to Get You Into My Life 8. Come On to Me 9. Let Me Roll It 10. I've Got a Feeling 11. Let 'Em In 12. My Valentine 13. Nineteen Hundred and Eighty-Five 14. Maybe I'm Amazed 15. We Can Work It Out 16. In Spite of All the Danger 17. From Me to You 18. Dance Tonight 19. Love Me Do 20. Blackbird 21. Here Today 22. Queenie Eye 23. Lady Madonna 24. Eleanor Rigby 25. Fuh You 26. Being for the Benefit of Mr. Kite! 27. Something 28. Ob-La-Di, Ob-La-Da 29. Band on the Run 30. Back in the U.S.S.R. 31. Let It Be 32. Live and Let Die 33. Hey Jude 34. Birthday 35. Wonderful Christmastime (with Paisley Grammar School Choir) 36. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) 37. Helter Skelter 38. Golden Slumbers / Carry That Weight / The End COLOUR NTSC Approx.175min.

Paul McCartney ポール・マッカートニー/Scotland,UK 2018 S & V

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