BLUE OYSTER CULTの1982年ツアーより、9月24日,マサチューセッツ州ウースター公演が、新発掘のステレオ・サウンドボード音源でここにリリース! ロック史上に残る傑作を発表してツアーの規模も頂点に達しながら、メンバーチェンジに揺れ、バンドが次第に変化していった『FIRE OF UNKNOWN ORIGIN』当時。そのライヴをオフィシャルに迫る極上のサウンドで、同日音源過去最長の67分間にわたり満喫させます!ブルー・オイスター・カルト(以下B.O.C.)にとって、'70年代末から'80年代序盤は大きな曲がり角の時代でした。バンドのマネージャー兼プロデューサーだったサンディ・パールマンがアルバムのプロデュースを離れ、外部プロデューサーを招いて『MIRRORS』や『CULTOSAURUS ERECTUS』をリリースしたものの、楽曲そしてサウンドのメジャー化は、従来のファンから「軽い」,「バンドらしさを無くした」として批判を浴びる結果になりました。そこでパールマンは、同時期に『HEAVEN AND HELL』で成功したブラック・サバスのサウンドに学び、マーティン・バーチを迎えた1981年の『FIRE OF UNKNOWN ORIGIN』で見事な逆転打を放ったのです。同作は米国ビルボードで24位にランクされ、英国チャートでも29位となったほか、シングルカットされた『BURNIN' FOR YOU』が全米トップ40入りするヒットになりました。さらに8月には、イギリス・ドニントンで行われた第2回"モンスターズ・オブ・ロック"にも出演を果たしました。にもかかわらず、この1981年はコアな海外マニアから"1981 is a black year in the history of Blue Oyster Cult"と表現されている。その大きな理由が、音楽性の変化とメンバー間の意見対立。その結果としてのアルバート・ブーチャード(Dr)の脱退。バンドで初めての脱退者が、演奏面と作曲面で大きな貢献をしていたアルバートだった事に、バンドはもちろんファンも大きなショックを受けました。商業的な成功と引き換えの大きな変化は、まさに光と影。成功へ忍び寄る崩壊の足音が、はっきりと聞こえた時代なのです。この時代の代表的スケジュールを、ここで整理してご紹介しましょう。
●1980年6月 『CULTOSAURUS ERECTUS』発表7月~11月 BLACK SABBATHと合同で北米をツアー("Black And Blue Tour")●1981年7月 『FIRE OF UNKNOWN ORIGIN』発表8月21日 アルバート・ブーチャード脱退。リック・ダウニー加入8月22日 第2回"モンスターズ・オブ・ロック"出演
●1982年4月 『EXTRA TERRESTRIAL LIVE』発表8月 ALDO NOVAと合同ツアー開始9月24日 ウースター公演 ←★本作はココ★
バンドが迎えた新たな時代を象徴するのが1982年リリースの『EXTRA TERRESTRIAL LIVE』でした。この作品は'70年代のアングラ・サウンドから脱皮し、メタリックでありながらメロディアスな、'80年代の彼ららしいサウンドで、当時の新曲だけでなく代表曲をも再現していました。しかし同作は、'80年2月から'81年12月という長い期間の素材をまとめたもので、ドラムのテイクもアルバートのプレイと新メンバーのリック・ダウニーが混在していた。当時のムードを知るには充分でも、およそ統一感という点では、高い評価を認めにくい部分がありました。その「統一感」をクリアし、リック・ダウニー加入後の新時代B.O.C.ライヴを公式並みのステレオ・サウンドボードで楽しませる素材として海外マニアが太鼓判を押しているのが、本作に収められた1982年9月24日のマサチューセッツ州ウースター公演です。この音源は過去にも3枚組コンピレーション『SUNDBOARD COLLECTION』の一部として登場し、国内のファンにもその魅力を知らしめていました。今回はその同日音源を、海外マニア提供による新発掘・過去最長のニュー・マスターで音盤化。極上のクリアネスと公式感覚あふれるミックスで、以前は聴けなかったテイクまで、およそ68分間に渡りB.O.C.の饗宴を繰り広げます!本ライヴはマサチューセッツのFM局"WAAF"が音楽番組「The Source」で放送したもの。当日序盤に演奏されていた「Dominance And Submission」など3曲はオンエアされなかったため、ここでは「This Ain't The Summer Of Love」からのスタート。前述の公式ライヴでは未収録だったこの曲は、冒頭からいきなりの聴き所です。キチンと左右のチャンネルにセパレートされたメンバーのプレイに、ヘヴィに響くボトムの厚みも、既発とマスターの違いを感じさせます。ハードな「Hot Rails To Hell」に続いて、新作からの「Joan Crawford」は、アラン・レーニアの流麗で劇的なピアノと、エリック・ブルームの野趣あふれる歌のコントラストが鮮やか! すでに名曲の風格を放ち、シアトリカルな'80年代B.O.C.を凝縮した演奏が展開されます。これら新曲に並び、代表曲の「Cities On Flame」や「(Don't Fear) The Reaper」まで時代を反映した豪奢なサウンドを得ている。メンバーが交代して様変わりしていくバンド・サウンドを、如実に感じる場面でしょう。中盤から後半にかけては、ベースやドラムのソロパートを含む「Godzilla」が、ライヴのハイライトを描き出す。クライマックスを飾る「Born To Be Wild」も、'70年代後半のレーザーショウから、ハーレーをステージに上げる演出へと移行している。こういった場面は映像でこそ、と思われるでしょうが、サウンドだけなのに、この場面は変化するB.O.C.の姿が目に浮かぶよう。そしてラストが本作最大の聴き所! 『SUNDBOARD COLLECTION』など過去音源では未収録だった同日アンコールの「Burnin' For You」が、ここで初登場します。シングルで全米トップ40入りした同曲で場内の盛り上がりも最高潮に達し、余韻たっぷりにライヴを締めくくります。「ブルー・オイスター・カルトの歴史は、公式ライヴ作品で区分される」・・・・・・ファンそして評論家の間で半ば格言のように用いられる表現です。その言葉を証明するように、B.O.C.の公式ライヴはバンドの各時代を個性たっぷりに浮き彫りしてきました。しかしバンドの転機となった『FIRE OF UNKNOWN ORIGIN』ツアーは、リック加入後のライヴを聴かねば(つまり公式だけでは!)、その真の姿を掴めない。1982年ブルー・オイスター・カルトを極上サウンドで満喫させる一本が、新発掘サウンドボードでここに登場です!
Live at Centrum, Worcester, MA, USA 24th September 1982 STEREO SBD (67:17)
1. This Ain't the Summer of Love 2. Hot Rails to Hell 3. Joan Crawford 4. Cities On Flame 5. Veteran of the Psychic Wars 6. Don't Fear the Reaper 7. Intro 8. Godzilla 9. Drum Solo 10. Godzilla (Reprise) 11. Bass Solo 12. Born To Be Wild
13. DJ And Stage Banter 14. Burnin' For You★ 15. DJ Outro
STEREO SOUNDBOARD RECORDING
Donald "Buck Dharma" Roeser - lead guitar, vocals Eric Bloom - lead vocals, rhythm guitar Joe Bouchard - bass guitar, vocals Rick Downey - drums Allen Lanier - keyboards, guitars, vocals





























