オジー・オズボーンを擁する編成のBLACK SABBATHは、1997年の再結成以降、何度かの休止期間を挟み、断続的にツアーを行っています。しかしこの再結成は常に「これが最後かも知れない」という危うさと表裏一体でもあります。例を挙げれば、1999年ツアーの終了をもって一度は"活動停止"が宣言され、2003年暮れにはオジーがあわやの重傷を負うアクシデントが起きています。さらに2007年にはトニー・アイオミがロニー・ジェイムズ・ディオと三度目の合流を果たしてHEAVEN & HELLとして活動するなど、ファンに何度も「オジーのSABBATHはもう観られないか知れない」と思わせてきました。そして2012年の復活に際しても、アイオミの病気とビル・ワードの不参加という突発事態のため、ライヴの実現すら危ぶまれました。こうして考えると、現在のリユニオンSABBATHは薄氷を踏み続けているのです。だから彼らが残したライヴは、マニアにとって全てが特別。その再結成ライヴを高いクオリティで記録したこれらのアイテムは、SABBATHファンの宝物と言えるでしょう。本作「BOTTOMLESS PIT」は、オジー・オズボーンを含むリユニオンSABBATHのライヴを記録したコレクターズ・アイテムにおいて、音質・サウンドの迫力ともに間違いなくトップクラスの一本! 1999年全米ツアーの6月29日,インディアナ州ノブレスヴィル公演を、関係者流出のサウンドボード音源で、しかも驚異的なサウンドで収録した内容は、リリース直後から全てのSABBATHマニアを騒然とさせました。オリジナルSABBATHのサウンドボード音源といえば、歴史的傑作の「MONTREUX 1970」や、「LIVE LONGEST...DIE AT LAST」が有名。本作はまさにそれらの"1999年バージョン"。文句なしに全てのヘヴィメタルファン必携必聴の一本です!'97年の再結成後、リユニオンSABBATHは"OZZFEST"などのライヴで唯一無二の存在感を放ち、"ヘヴィ・メタルのゴッドファーザー"としてシーンに君臨。多くの若者に"伝説の復活"を印象付けました。中でも'98年の大晦日からスタートした1999年ツアーは、同年12月後半まで全72公演という、リユニオンSABBATHのツアーでも最大の規模と内容で行われ、「再結成ライヴのピーク」とも位置づけられています。そのうち本音源が収録さ れた6月29日のインディアナポリス・ノブレスヴィル公演は、"OZZFEST '99"として行われた全米ツアー1stレッグの16公演目。メンバーもすっかりステージのカンを取り戻し、安定したパフォーマンスを楽しませます。本作で驚くべきはそのサウンド。関係者流出のマスターには、聴くもの全てを圧倒する悶絶級のヘヴィサウンドが収められていました! 凶悪なまでに歪んだアイオミの極太ギターを中心に、ギーザー・バトラーが紡ぐボリュームたっぷりの漆黒ベースノート、慌しさと倦怠感が同居するビル・ワードの個性的なドラム プレイ、そして帝王オジーが扇動するように聴き手を"Kick Ass"するヴォーカル・・・・・・これら全てが渾然一体となって、聴き手の目前で繰り出されます! 一度聴いたら忘れないその音色は、ブラックホールのような重力と底知れない魔力で聴き手を飲み込んでしまうでしょう!ライン直結サウンドのためオーディエンスの歓声はオジーのマイクを通じてのみ拾われており(それでも充分聴こえてしまう会場の喧騒ぶり!)、聴き手はバンドを独り占めにしたような気持ちでライヴに聴き入る事が出来ます。マスター由来の電磁ノイズが全編でジリジリとしていますが、超のつくヘヴィ・サウンドの中では、それすら効果音のように感じます。鋭い刃のようなエッジで切り立った演奏と楽曲が、公式ライヴ並みのクリアさで繰り広げられるスペクタクルは圧巻と言うほかありません!残念ながらイントロの"SABBATHメドレー"はマスター段階で欠落していましたが、空襲警報のようなサイレン音がけたたましく鳴り響く「War Pigs」の冒頭から、誰もが問答無用でSABBATHワールドに引きずり込まれてしまいます。ギーザーのベースソロから導かれる「N.I.B.」、 '70年のライヴからオリジナルSABBATHには欠かせない「Fairies Wear Boots」、逆に'90年代になってから代表曲にのし上がった「Into The Void」と、彼らの重要曲が惜しげもなく連発される序盤からして壮絶無比! また「After Forever」や「Electric Funeral」といった"ちょっと珍しい曲"も、ライヴのまたとないスパイスとなっています。ディスク2の冒頭で聴けるアイオミのギターソロは、ジェフ・ニコルズのキーボードとともに「Die Young」の前奏をフィーチャーしています。'80年代の成果もしっかりと盛り込んだサウンドは、SABBATHファンの胸を熱くするでしょう。ここから「Snowblind」への流れも独特の面白さがあります。ライヴ後半は再びバンドの代名詞的な楽曲が連発され、ショウのクライマックスを盛り上げます。深い闇のような奥行きを感じさせる「Black Sabbath」の不気味なサウンド、鉄の塊を引きずるような「Iron Man」、重々しいのに飛び跳ねたくなる「Children Of The Grave」のダイナミズムなど、名曲と名演がステージ狭しと繰り広げられます。導入に「Supernaut」を取り上げるアンコールの「Paranoid」では、アイオミの切れ込むギターとギーザーの駆け上がるベースラインが絶妙のライヴ感で聴き手を酔わせます。オジーやビルもラストまでパワフルなプレイとパフォーマンスを披露している点にも注目です。繰り返しますが、本音源は演奏・音質とも間違いなく'99年ツアー中のベストテイクだと断言します!本編の後はさらに嬉しいボーナス・トラックとして、2001年のイギリスツアーより5月26日のミルトン・キーンズ"ナショナル・ボウル"公演を捉えた放送音源から、こちらも最高のステレオ・サウンドボード音源で計5トラック・4曲分を収録しています。同日のライヴテイクより「N.I.B.」,「Fairies Wear Boots」,「Children Of The Grave」といった定番曲のベストセレクションで、オーディエンスの歓声も含め大スケールのライヴ感を丸ごと聴かせるミックスは壮絶極まりなし! 本編 のライン直結音源とはまた違った側面から、SABBATHライヴのエネルギーを体感させてくれます。同時期のライヴは「SCARY DREAMS」が決定版ではありますが、それでもサウンドボードの即効性と訴求力は特別です。'01年ツアーのラインソースは現時点でこの5トラックのみ しか知られておらず、特にレアな「The Wizard」が飛び切りの素材で聴けるのが最大のポイントでしょう。リユニオンSABBATHが最も勢いに乗っていた1999年と2001年の極上サウンドボードを一本にパッケージした本作は、SABBATHファンならずとも見過ごせません。来る2013年の新作リリースとSABBATHの日本上陸を前にして、聴かねばならないアイテムなのです!2001年の「SCARY DOCKS」、2004年の「ROBBED IN NEW JERSEY」、そして2012年の「BLACK EASTER」と並ぶ、リユニオンSABBATHの決定的音源。
Live at Deer Creek Music Center, Noblesville, Indiana, USA 29th June 1999 SBD(PERFECT QUALITY)
Disc 1
1. War Pigs 2. N.I.B. 3. Fairies Wear Boots 4. After Forever 5. Electric Funeral 6. Sweet Leaf 7. Into The Void
Disc 2
1. Member Introduction 2. Guitar Solo 3. Snowblind 4. Black Sabbath 5. Iron Man 6. Embryo / Children Of The Grave 7. Supernaut 8. Paranoid
BONUS TRACKS Live at National Bowl, Milton Keynes, UK 26th May 2001
9. N.I.B. 10. Member Introduction 11. Fairies Wear Boots 12. The Wizard 13. Embryo / Children Of The Grave
SOUNDBOARD RECORDING
Ozzy Osbourne - Vocal Tony Iommi - Guitar Geezer Butler - Bass Bill Ward - Drums Geoff Nicholls - Keyboards





























