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Eric Clapton エリック・クラプトン/NJ,USA 1974 Upgrade

エリック・クラプトン・リリース、トリに控えるは1974年のスタジアム公演の極上オーディエンス音源です!こうして見ると3作は奇しくもすべてスタジアム公演でした。74年、88年、92年。クラプトンが18年に亘り、まったく人気が衰えることなく、アーティストの最高峰であるスタジアム会場でコンサートを行なっていたことが分かります。さすが、クラプトン。そして本盤は酔いどれツアーの74年にあって、パフォーマンス的にも、記録的にも貴重な一日を収録しているのです。本盤のマスターも、このたびお馴染みイギリス在住の重鎮テーパーからもたらされたロウ・ジェネマスターで、音像はモノラルながらその鮮度と広がり、クリアネスはこれまでには体験できなかったものです。収録日は1974年7月7日、米ニュージャージー州ジャージー・シティのルーズベルト・スタジアムでのステージです。これまでこの日の不完全なサウンドボードソースを収録した既発盤、Present Of The Lordが欠落した、同じくモノラル・オーディエンス録音の既発盤はありましたが、既発盤を格段に上回るロウジェネ極上オーディエンス録音でほぼ完全収録を実現した本盤(Key To The Highwayのみ未収録ながら、既発サウンドボードタイトルには未収録だったCrossroadsを収録)は、全編を一気通貫に楽しめ、オーディエンス録音の醍醐味を体感できる、この日の新たな決定版と断言できるものです。当店は最近、この前日に当たった7月6日、米ニューヨーク州バッファローのリッチ・スタジアムで開催されたサマーフェストでのステージを収録した「Summerfest At Rich Stadium 1974」をリリース致しましたが、そこでも飛入り参加していた御大フレディ・キングがこの日も参加しています。よほど弟子との共演が楽しかったのでしょう。極上音質で聴くキングとクラプトンの凄まじいギターバトルは、前日以上の興奮をかき立てます。この共演で意気投合したキングはこの後、クラプトンをニューアルバム「BURGLAR」のレコーディング・セッションに誘います。クラプトンは憧れのブルースマンと意気投合できて嬉しかったことでしょう。ではここで、この日の公演がこのカムバックイヤーでどのような位置づけだったのかを見ていきましょう。 ・1974年6月19日、20日:全米カムバックツアーのため、北欧にてウォームアップ・ギグ・1974年6月28日~8月4日:全米ツアー ←★ココ★≪1974年8月5日:アルバム「461 OCEAN BOULEVARD」リリース≫  ・1974年8月~9月:アルバム「THERE'S ONE IN EVERY CROWD」をマイアミにてレコーディング・1974年9月28日~10月6日:第2回全米ツアー ・1974年10月31日~11月6日:初のジャパン・ツアー・1974年11月27日~12月5日:ヨーロッパ・ツアー 本公演は、北欧でのウォームアップギグを経て、ツアー本番に突入しての8公演目に当たっていました。3年に及ぶドラッグ中毒によるリタイアからステージ復帰したばかりの、手探り状態だった時期の貴重な音源と言うことができるでしょう。この全米ツアーは、久々の生ステージへの緊張と何万人というオーディエンスからの注視を浴びるというプレッシャーを緩和するために酒に酔っ払って、半ば正体をなくして乗り切ったツアーとして有名でした。しかもこの時点ではまだ心の支えになってくれるパティ・ハリスン(ボイド)が駆けつけていませんでした(パティが合流するのは、この12日後のロサンゼルスでした)。従って彼は酒で自分を守るしか手立てがなかったのです。この日のクラプトンも前日同様かなり酩酊している様子が窺えます。派手なクラッカーの歓迎に迎えられて、のっけからなにやら酔っ払いの戯言アナウンスが聞かれます(ロジャー・ウォータースなら唾を吐きかけてオーディエンスを叱責したことでしょう)。面白がってステージに物を投げ込む客に向って、「物を投げ込むなら、現金を投げてくれ。」と言い放つユーモアも見せています。この酩酊ぶりはボーカルに如実に現われており、ボーカルラインを端折り、必要以上にタメて、好き勝手にアレンジしているのですが、リズムが乱れていないのがさすがとも言うべきところで、何よりもギタープレイでミストーンがまったくないことが驚きでもあります。酔っ払いの気紛れから、Presence of the Lordはいきなりブリッジ部から始め、BadgeとTell the Truthはエンディングを端折り、と勝手気ままにプレイしているのですが、バックバンドがそれに見事に呼応し、演奏ががっちり嚙み合っているのがこのバンドのポテンシャルの証です。このプレイクオリティの高さゆえに、ダレずに聴き通すことができる興味深い音源です。セットリストにも気ままさが窺え、クリームからドミノスに至る、この当時までのキャリアの人気曲をほぼ網羅しているのですが、前日同様、最も人気のある曲Laylaをセットインさせていない上に、リリース前とは言え、シングルカット予定のI Shot The Sheriffも演奏していません(シングルの発売は7月31日)。それでもLet it Rainでは切れ味抜群のソロを決め、リズムリフ中心の地味なナンバー、Willie and the Hand Jiveでも珍しく弾き捲っている箇所があります。しかし何と言ってもこの日のハイライトは、前述したフレディ・キングとの共演シーンでしょう。前日は演奏前にきちんとキングをコールしたクラプトンですが、この日は勝手に演奏を始めてしまう始末。イントロ中にオーディエンスがえらく盛り上がるシーンがありますが、ここで舞台袖からフレディが現われたのでしょう。ここからはもうフレディもクラプトンも弾き倒しです。両者が互いの意地を見せてぶつかり合います。やや線の細いストラトのトーンがクラプトン、太めのトーンがフレディのES335です。非常にクリアな音質なので、両者のプレイははっきり聴き分けられます。あなたならどちらに軍配を上げるでしょうか?(歌はキングの圧勝ですが)。とにかくこのギターバトルは凄まじい!酔っているクラプトンがキレキレのフレーズで飛ばし捲ります。この日のクラプトンがどれほど酔っていようとも、この共演が聴けるだけで価値がある音源だと言えます。この日のオーディエンスソースとしては、クオリティ的に間違いなく本盤が決定版です。クラプトン本人が後年に「酒で無駄にしてしまった後悔の70年代」と語ったように、そのきっかけとなったこのツアーは、クラプトンのキャリア上でも稀に見る「弱く、だらしないクラプトン」を露呈するものですが、彼はこうでもして自分を守るしかなかったという悲しい記録でもあります。しかし決してクオリティを落とすことのなかったギタープレイ。それゆえにこのツアーは大成功を収めました。今週同時リリースの「Shea Stadium 1992 2nd Night」では、悲劇を乗り越え復活した「強いクラプトン」の姿が確認できますが、一方で本盤のようなクラプトンもいたからこそ、アメリカのファンは彼に共感し、称えたのだと思います。メロメロになりつつも、クオリティを死守したギタープレイ。この妙味をお楽しみください。 Live at Roosevelt Stadium, Jersey City, NJ, USA 7th July 1974 PERFECT SOUND(from Original Masters) (75:49) 1. Firecrackers 2. Smile 3. Let it Grow 4. Let it Rain 5. Willie and the Hand Jive 6. Get Ready . Presence of the Lord 8. Badge 9. Tell the Truth 10. Have You Ever Loved a Woman (with Freddie King) 11. Little Queenie 12. Crossroads Eric Clapton - Guitar, Vocals George Terry - Guitar Dicks Sims - Keyboards Carl Radle - Bass Jamie Oldaker - Drums Yvonne Elliman - Backing Vocals

Eric Clapton エリック・クラプトン/NJ,USA 1974 Upgrade

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