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Deep Purple ディープ・パープル/UK 1974 Upgrade & Longer

第三期DEEP PURPLEにとって唯一のイギリスツアーとなった1974年の「BURN」ツアーより、9公演目に当たる5月6日のシェフィールド"シティ・ホール"公演が、海外マニア提供によるオーディエンス・マスターを使用したCD2枚組でリリース決定です。以前からファンの間で知られていたこのライヴを、初のアンコール収録、既発以上の優れたサウンドで楽しめます。デイヴィッド・カヴァデールとグレン・ヒューズを迎え、「BURN」で新たな魅力を切り開いたPURPLEは、1973年末の北欧ツアーでウォーミング・アップを行うと、翌'74年には本格的なアメリカツアーに突入。4月6日に出演した"カリフォルニア・ジャム"では、20万人を超えると言われる大観衆をも熱狂させ、バンド人気は頂点に達しました。彼らはその勢いを駆って、'74年4月後半から5月いっぱいまで約20公演のイギリスツアーを行い、母国のファンにもその勇姿を見せました(この時のオープニング・アクトがロニー・ジェイムズ・ディオのELFでした)。本作に収録されたシェフィールド公演はこの春季ツアーの9公演目。本ライヴは以前からオーディエンス録音が知られていましたが、既発アイテムのほとんどは下位ゼネレーション素材を用いていたと思われ、音質が篭り気味な上に「Space Truckin'」までの不完全収録でした。それに対し本作では、海外のコレクターより提供された上質なオーディエンス・マスターを使用し、既発を明らかに上回る聴き易いサウンドで音盤化。さらに 既発で欠落していたアンコール部分も、同日取り上げられた「Wombling Song」と「Going Down」の2曲をしっかりと収録。既発を聴き込んだファンでも(いや、マニアならばなおの事)、聴かずにはいられない一本と言えるでしょう。録音はライヴ開演前、場内の興奮した様子からスタート。テープらしいアナログな質感の中にも確かな見通しと聴き易さを兼ね備えており、聴き手にマスター・クオリティを信じさせるサウンドです。カヴァデールの挨拶とバンドのサウンドチェックも、リアルで生々しい空気感を伴って感じられます。オープニング・ナンバーの「Burn」から、リッチーのギターとカヴァデールのヴォーカルを中心に、バンド・アンサンブルをきちんと把握できます。小気味良いペイスのドラムや、ズンズンと響くグレンのベースまではっきりと拾えるサウンドは、40年近くも昔のオーディエンス録音としては驚くほどの状態であ ると断言できます。一体感のあるどっしりとした演奏がたまらない「Might Just Take Your Life」に、一転してアクティヴに突進するような「Lay Down Stay Down」(ここはグレンのベースも素晴らしいものがあります)は前半の聴き所。リッチーのギターソロはもちろん、個性の異なるカヴァデールとグレンの歌唱も聴き応えたっぷり。さらにリッチーの情感溢れるプレイを凝縮した「Mistreated」は圧倒的。カヴァデール入魂のヴォーカルも曲全編で素晴らし く、これには誰もがノックアウトされてしまうはず。会場全体が沸き立つ「Smoke On The Water」の楽しさは言うまでもありません(演奏後のMCではグレンが前座のELFを紹介しているのもポイントです)。聴き手は第三期PURPLEの魅 力を存分に味わえるでしょう全体で18分を越える「You Fool No One」もまた凄い。ジョンが奏でる「Lazy」を導入に、イントロではリッチーが「Still I'm Sad」のフレーズを炸裂させるなど、この時ならではのプレイは聴き飽きる事がありません。この曲ではリッチーのソロがふんだんに盛り込まれ、ファンなら一瞬たりとも聴き逃せません。後半に盛り込まれたペイスのソロは、怒涛のような勢いです(ペイスのソロ後半で、僅かですがテープチェンジらしい欠落がみら れます)。そしてライヴは「Space Truckin'」でいよいよクライマックス。ジョンとペイス、そしてグレンによるアドリブから「ツァラトゥストゥラはかく語りき」を用いたイントロ、曲中におけるジョンとリッチーのインタープレイとソロの応酬は壮絶の一語です。静と動が激しく入り乱れる展開、ビシッと決まるエンディングまで、聴いているうちに約30分間が過ぎ去ってしまいます。そしてアンコールの2曲は本作最大の聴き所。ジョンのオルガンにより即興的に演奏される「Wombling Song」から、第三期ならではの「Going Down」へと展開していきます。「Going Down」ではメンバーそれぞれが耳を惹く見せ場があり、会場を巻き込んで約9分間の演奏を楽しませます。既発では聴けなかったアンコール・パートを良質なサウンドで収めた本音源の価値は、非常に高いものがあります。「BURN」当時のイギリスツアーでは、5月22日のロンドン・キルバーン公演を収めた公式ライヴ作品「LIVE IN LONDON」が余りにも有名ですが、本作はオーディエンス・ソースならではの生々しさで、当時のステージの全貌を楽しめます。初登場のアンコール部分は もちろん、より聴き易くなったライヴ本編も、PURPLEマニアならば絶対必聴。 Live at City Hall, Sheffield, UK 6th May 1974 TRULY AMAZING SOUND(UPGRADE & LONGER) Disc 1(61:50) 1. Intro. 2. Burn 3. Might Just Take Your Life 4. Lay Down Stay Down 5. Mistreated 6. Smoke On The Water 7. You Fool No One incl. Drum Solo Disc 2(38:57)  1. MC 2. Space Truckin' 3. Wombling Song 4. Going Down David Coverdale - Vocal Ritchie Blackmore - Guitar Glenn Hughes - Bass, Vocal Jon Lord - Keyboards Ian Paice - Drums

Deep Purple ディープ・パープル/UK 1974 Upgrade & Longer

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1,649円 (税込)

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